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パナソニック津賀社長が話す2030年に生き残る戦略--「くらしアップデート業」がもたらすもの(前編)
CNET Japan
折田 賢児パナソニック コミュニティマネージャー
人々が心身ともに豊かに暮らしていくために、何をアップデートすれば良いのか、という問いを社内外に投げかけるのが、「くらしアップデート」なのだと理解しています。単なる「お客様は神様」や御用聞きではなく、デザイン思考的に「お客様」(B2CでもB2BでもB2B2C)からの価値評価を中心に置くこと。 ヒト(human)とキカイ(mashine)が融合するhumashine(流行りの言葉ではホモ・デウス?)時代に向けて変化する社会。ヒトとキカイの絡み合いを、どうデザインするかが大事だと思います。そのデザイン軸として、どのような価値を創造できるか。自問する日々です。 一つの形は、スマホに表象される、ヒトとキカイが一対一対応する個人主義的な関係ではなく、ヒトとヒトの間をキカイが介在して助けてくれる関係のデザインに、弊社の遺産を活用できる可能性を感じています。「くらし」という言葉は、そのように解釈もできます。 あるいは、ヒトとキカイの関係が、短期間の功利的な目的ではなく、教育のような長期的な目的とする場合のデザインも、弊社の強みとなるかも、と思っています。不便益的に、のび太に楽をする「ヒミツ道具」を渡すのではなく、のび太が自立・自律するように促す、ドラえもんのようなキカイ。具体的な例では、運転する愉しみを奪うのでなく、誰でも自分が主体的に移動できる運転補助モビリティ。
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「矛盾の発見」から始まる伝統産業のリデザイン──「シーラカンス食堂」が目指す新しい“産業革命”
WIRED.jp
【山口周】アートの素養を高めれば、論理的能力も向上する
NewsPicks編集部
折田 賢児パナソニック コミュニティマネージャー
日本的な権力工学(集団的な圧力、"空気")の副産物として、アートや感性と言葉を対立的に捉えることがあります。つべこべ言わずに感じろ、と。もちろん、スノッブ的に、変に理屈からアート作品を鑑賞すると、せっかく「自分の中に感じたこと」を台無しにしてしまう愚を犯す問題はあると思います。が、自分が感じたことを言葉にしてセンスや感性を鍛えることの大事さは、様々な分野のアーティストのお話でも、よく語られます。 *ちなみに私は、センスも感性も低いので何とかしたいと摸索している身です。 orz アート作品にしろ何にしろ、感じたことを素直に言葉にできることは、日本で問題となる空気の宿痾を解消する点でも、とても大事だと思います。記事でも取り上げられている日大アメフト問題も、そんな空気の問題。部内のコミュニケーションがフラットであれば、防げた悲劇だと感じています。 いきなり、日本社会の全空間が、そういう感じたことを言葉にすることを大事にするようになるのは難しいかもしれませんが、少しずつでも変えられたら、と思って、コツコツと小さいイベントを開いています。 "個人としてできることもあります。それは、アートを見て、感じたことを言語化することです。 実は「アートを見ることによって観察力が向上する」という研究結果があります。先ほど、リベラルアーツを学ぶことによって、多様な視野を手に入れられると述べましたが、アートを見ることは、そうした能力を得るのに直接的に効きます。 徹底的に作品を見て、感じて、言葉にする。その繰り返しをすることで、単一的なものの見方、すなわち「パターン認識」から自由になれます。"(山口 周さん、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者)
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【前田育男×永井一史】デザイナーは本質の追求者だ
NewsPicks編集部
折田 賢児パナソニック コミュニティマネージャー
ようやく、デザイン経営で目指したい姿が分かってきました。が、この連載の1回目での対談にあるように、マトモな経営や経営者は全てデザイン経営、経営デザイナーと言える気もします。そのマトモな経営を日系企業で作動させるには、わざわざ、デザイナーの力を使わないといけないのが、日系企業の悲劇なのかも。もちろん、だからこそ、デザイン経営で、日系企業の宿痾を克服しようとしているのでしょうね。素晴らしい取り組みだと思います! "経営の最上流にあるビジョンからUI/UXという川下までを有機的に接続できる能力こそデザイナーの特質と言ってもいいでしょう。" "なぜデザイナーがそれを可能とするかについては、2つの要素があると思います。まずひとつは、デザイナーは「審美性を持った観察者」であるという点。アーティスティックに審美性だけを追求しても、モノは売れない。逆に単なる観察者だけであるならば、ブランドは作れない。" "経済性だけでなく、社会性や文化性などさまざまな視点を折り込んだ上で、最適解として美に収斂させていく。だからこそ、デザイナーがビジネスの最上流からコミットして、一次情報やリサーチにまで関わることが重要になります。"(永井一史さん、博報堂デザイン) "私の仕事は、「マツダという企業がこれからの社会をどう生きていくか?」について戦略的に考えることです。これは“企業の生き様=ブランド”とも言い換えられる。" "本当の意味でのブランドとは、その企業の本質から湧き水のようににじみ出てくるもの。つまり、「その企業らしさとは何だ?」というテーマを永遠に追求することでしか辿り着かないものなんです。そして、その“イズム”を社員全員が信じて仕事をする、その結果生みだされた作品(製品)を市場に展開することで初めてお客様に伝わり、フィードバックが生まれて社会に認知されていく。"(前田育男さん、マツダ)
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【新浪剛史】僕が「サントリーの上場」を諦めた理由
NewsPicks編集部
折田 賢児パナソニック コミュニティマネージャー
所有と経営を分離しないことの企業活動への便益は、確かに長期的経営がやりやすい基盤となることですね。逆に、所有と経営が明瞭に分離することが多いアメリカ企業では、短期的経営の害が、昔は多数、観測されました。今でも、極東のアジアでは、アメリカの資本制はそんなイメージでしょうね。でも、冷戦終結に向けてアメリカは、これまで資本主義のショーケースとして支援する必要があった日本に対しての対応を変えました。冷戦終結後のグローバリズムを想定し、日本企業の長期的経営の利点を取り込みました。 一方、日系企業は、冷戦終結前から今に繋がる世界情勢の変化に対して、対応ができていません。日系企業は長期的視点で経営ができると自他とともに勘違いしていただけで、実態は内部資源(現場の人的資源)頼りの戦略で、外部のミクロ環境への適応は、世界的なアメリカ化というマクロ環境を背景にして、無戦略であることを創業者達は選択しました。パナソニックで言えば、マネシタ電器と揶揄された戦略です。ソニーやホンダのような破壊的イノベーションで世界に進出した日系企業もいましたが、多くの日系企業は日本市場を主戦場にして、そこから低コストで延長可能な市場に商品を輸出しただけでした。 なので、サントリーさんの経営戦略を何も考えずに、日本人の好みに合うからといって、単に賞賛するだけでは、日系企業の致命的な病、戦略不全は解消しないでしょうね。
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パナソニックBtoBが目指す「次の100年」を創る戦略
折田 賢児パナソニック コミュニティマネージャー
ビジュアルに分かりやすい記事です。でも、物足りないのも正直。ビジュアルなので仕方ないですが。そもそも、家電のDNAが、なぜコネクティッド社(CNS社)のB2B事業に活きるのかの説明が足りないです。それは記者の問題ではなく、弊社社員も何となく分かってはいるけど、明確に自覚しきれていないこと。でも、おそらく、それが最も大事なこと。 それは、言われれば当たり前ですが、社会や組織、グループ、家庭などでの、人と人の間や側に、賢くなった機械が入っていき、人を助けたり、人と人を繋ぐ時代になったこと。人と人を繋いでいた、性的な直接の短距離の関係性に機械が側にだけでなく、言葉的で理念的な間接の長距離の関係性を機械が繋いでいる時代であること。 必ず人と機械のインターフェイスが大事であり、そこに母体となったテレビ事業や今も残るカメラ事業系を中心とした家電事業のDNAが、機械から人への、環境から機械への、人から機械への情報のやり取りが、使用者に寄り添った作りになっていること。 もっと大事なことは、幸之助さんが口を酸っぱくして説いた、うどん屋の精神で、使用者(顧客+人)中心で評価した価値をする商品、サービスを考え抜き提供すること。これは、B2CだろうがB2Bだろうが変わらないこと。B2Bでは、顧客(クライアントやカスタマー)である会社が、人が他の人や機械とともに組織を組んでいるだけなので。顧客の顧客である消費者のことも顧客以上に分かっていれば、弊社のB2B事業は、もっと世の中や顧客に貢献でき、強くなれるのですが。 使用者と繋がる消費システム・生産システムの複合システムの中で、自分の仕事をあたかも、うどん屋の店主のような精神で、一人一人の社員が為すべきことを為す、社員稼業の精神、当たり前のことを当たり前にすることができるようになれば、弊社は再び立ち上がることができると信じています。(復活した事業部は利益率が10%に到達していますが、グループ全体では約5%と依然として活かさず殺さずのギリギリの状態です)。
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3,000億円の営業利益を生み出した男・大嶋光昭とは何者か?
HILLS LIFE DAILY
折田 賢児パナソニック コミュニティマネージャー
いつもWonder LABを見守ってくれている大嶋さんについての、石川さんの記事! 大嶋さんは天才なので普通の人では会話もできない (- -) のですが、さすが石川さん。きちんと纏められています。 大嶋さんは「後継者」を探すために、Wonder LABによくお越しになって、面白いイベントがある度に、「オモロイ奴いないか?」と聞いてくださいます。大嶋さん級の人材は1、2人くらいしか社内では見つからないのが難所です。いやゆる学校秀才しか採用しないのが弊社なので。 でも、日本中で燻っている異能の若者よ! 日本を諦めないで欲しい。今、パナソニックでWonder LABを起点に、「無線研復興運動(パナソニック・ルネッサンス)」が始まっています。あなたが活躍でき、第2、第3の大嶋さん、幸之助さんになれる会社にするよう、有志でゲリラ的に努力中です! もう暫くお待ち下さい!! パナソニック全域を変えること(革命)は必要ありません。「無線研」のような保護領、出島、自由都市があればよいのです。Wonder LABにバーチャルに(仮想的に、実質上は)様々な機能を随時付加し、100BANCHやPanasonic Laboratory Tokyo/Fukuokaなどの社内外の施設と連携し、全社のNEOやAP社Game Changer Catapult、AIS社メカトロ事業部の新創塾などの社内外の様々なプログラムと接続し、「シン(新・真)無線研」にシンカ(進化・深化・真価)させること。
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