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箱根駅伝は「ナイキ」厚底シューズの圧勝 約4割の95選手が履く
WWD JAPAN.com
森本 作也Honda R&D Innovations Managing Director (コメントは全て個人の見解です)
僕がなによりも驚くのは、歴史の長いランニングシューズの世界で、革命的なイノベーションが起きる余地がまだあったということ。 多くのランナーにとって走法は、リアフットかフォアフットかを最初に選ぶものではなく、スピードと走力に沿って進化していくものだと思う。最初は大抵厚底/リアで走り始めるが、走り込むに従って足が鍛えられてスピードが上がり、ミッド/フォアフットに進化するとともにクッションが不要になって底が薄くなる、という感じ。僕もマラソンに出場し始めた頃はクッションのある靴でなにも考えずにリアフットで走っていたが、スピードが上がるにつれ膝を痛めるようになり、衝撃が少ないということでミッドフット走法に修正したが、厚底でミッド/フォアフット着地はできないので自然に薄底になった。 そしてVibramがFIveFingerをリリースし、BORN TO RUNが出版され、薄底、Low Drop Shoes (つま先と踵の高さの差が少ない靴) 、そして フォア/ミッドフット着地が改めて脚光を浴びた。ナイキもFREEという革命的な靴をリリースし、フォア-ミッドフット着地ブームを牽引した。そのナイキが今や厚底ブームを後押ししているというのがなんとも面白い。しかも一般人に浸透するブームではなく、王者キプチョゲにマラソンを2時間以内で走らせるために作ったスーパーシューズをエリートランナー向けに展開したというのがなんともドラマチック。かかとには超軽量で高い衝撃吸収力をもつフォームを使い、中底に復元力の高いカーボンシートを内蔵して、軽さと衝撃吸収と反発力を同時に満たしている。カーボンシートが入ったランニングシューズなんて他で聞いたことがない。知り合いでこのシューズを履いた友人は軒並み驚異的な自己新を更新している。他とここまで圧倒的な違いを見せつけたスポーツシューズは未だかってなかったのではないだろうか。
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2年後、センター試験廃止で大学入試は「カオスな世界」になる
現代ビジネス[講談社] | 最新記事
森本 作也Honda R&D Innovations Managing Director (コメントは全て個人の見解です)
学力の三要素である①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、を総合的に評価するのが入試改革の肝とのこと。そのことには異論はないが、そもそも共通テストでそれらを評価したり、記述的問題を追加することで高校の学習内容までが変化すると期待することにはかなり無理があるのではないだろうか? ちなみにアメリカの大学入試では⓵を測るのに学校の成績と標準テスト(SATなど)、②に成績とエッセイ、③エッセイが用いられていると言って良い。エッセイには、スポーツや音楽などの課外活動も含まれている。つまり標準テストでは基礎的な学力と知識のみを測ると割り切り、それ以外は成績とエッセイに依存している。 成績は中間試験と期末試験で決まる単純なものではなく、宿題、レポート、グループプロジェクト、授業の発言が随時評価され、その累積点が成績になる。だから気を抜けないし、学校の勉強を疎かにして予備校に通う生徒はいない。エッセイは短時間で書く小論文とは全く違い、じっくりと時間をかけて自分はどういう人間なのか、それまでの17-18年の人生でどういうことを考え、達成、経験してきたかをぶつける場だ。先生や家族がレビューできるので、構成や表現力を問うてはいない。(じゃあ誰かが代わりにあることないことを書いてもわからないのでは、という質問が上がる。エッセイ評価の経験者の話では、エッセイは人物を描くもので、深い文章は本人にしか書けない。他人がレビューしたとしても、元々の内容が本人から出たものかどうかは、他の情報(成績、先生の推薦状、標準テストの結果)に照らせばわかる、とのことでした。本当かどうかはわからないけど。) 主観的でアナログなプロセスなので膨大な労力と時間がかかる。カリフォルニア大学の場合は、11月にすべての書類を提出するが、合格発表は翌年3月まで待たなければならない。知識偏重を脱して人物本位の選抜を行うとというのが入試改革の目的だと聞いたが、アメリカの制度を多少なりとも参考にしているとしたら、選抜側にこれだけの労力をかける覚悟がなければ結局はどっちつかずの制度になり混乱を招くだけだと思う。共通テストは基礎学力と知識の評価に徹して、かつ公平性とスピードを重視してマークシートのみとし、他の評価は高校や各大学に任せるべきではないだろうか。
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アメリカでスマートスピーカーは2018年に臨界質量に達した(世帯普及率41%)
TechCrunch Japan
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