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【数字で見る】マンション価格 今後も下がらない4つの事情
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
「日銀の利上げでマンション価格が下がったら買おう」という発想は捨てた方がいい。①需給が調整され、②エリアとしての魅力が格段に上がり、③その地政学的位置付けにおいて歴史的な変化が起きた結果として「世界とダイレクトに繋がった」という局面転換をまず認めるべき。その認識を持たなければ、永遠に価格下落を待ち続けることになるだろう。東京のマンションは以前のような「閉じられた世界」の買い手の「懐具合」を相手にする生き物ではなくなった、という頭の切り替えをすべき。実は、日銀が利上げをするときは、日本が明確にインフレ基調に入ったときで、そのときこそ、むしろ東京のマンションの価格が上がるとき、だと考えるべきなのです。
もう一つ、前回のバブル崩壊は、リアルタイムで物価をモニタリングすることが出来なかった時代に、日銀が「インフレ鎮静化局面」を、「インフレ加速局面」と見誤って金融引き締めをし過ぎた(利上げと不動産業向け融資の総量規制を行った)結果起きたということがわかっていて、それをよく知る日銀の植田総裁は、「平成の鬼平」を自称した三重野元総裁の誤りを繰り返すことはないだろうということを申し添えておく。
・リアルタイム物価データと総務省CPIについて
http://www.price.e.u-tokyo.ac.jp/img/news/np-103.pdf
東京のオフィス勤務正常化、欧米はまねできず-リーディー
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
強弱オフィス市場の「二極化」が進んでいるのは間違いない。他方、それが「なぜ」、「いつ」、「どのようにして」起きているのか、データにより手に取るよう分かるのがコロナ後の世界であり、それを前提(ゲームのルール)とした闘いが始まっているのです。
まさに、同じタイミングで出てきたnewspicksの特集記事(以下)は、それをわかりやすく描いている、と思います。このBloombergの記事とあわせて読むといいでしょう。
【徹底分析】データで見る、渋谷が銀座より強い理由
https://newspicks.com/news/8988513?utm_campaign=np_urlshare&utm_medium=urlshare&invoker=np_urlshare_uid257547&utm_source=newspicks

【徹底分析】データで見る、渋谷が銀座より強い理由
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
渋谷に住み、ミヤシタパーク近くのパーソナルジムでボクササイズをしている私には、わかりすぎるくらいわかる渋谷の魅力ですが、弊社のデータを使って記事を書いていただいているので、少しコメントさせていただきます。
ひとことでいえば、都市の活力や魅力は、今ではリアルタイム性の高いデータで計測可能になっているということです。実際には①公的統計、②デジタル化された行政記録情報、それに③人流や消費などの新しいデータ(オルタナティブデータ)の組み合わせで見るわけですが、前の記事へのコメントでも共有した「都市再生緊急整備地域」(全国52ヵ所)では、さまざまな規制緩和の効果測定のために、①②③をどう使うかのマニュアルまで出来ています。
https://www.chisou.go.jp/tiiki/toshisaisei/index.html#manual
つまり、渋谷に限らず全国どこでも、同様の分析が出来るということです。読者のみなさんが興味ある街やエリアで試してみたらどうでしょう。

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