赤井 厚雄

これは大きな前進。米国の債務上限法案の審議は、山場を超えたと考えていいだろう。一時は、バイデン大統領のG7広島サミット欠席までありうる状況だっとところから、よくここまで辿り着いたと思う。これも民主主義のコストだが、ギリギリで粘って結果を出してくるのはやはりアメリカの力。日本も、アメリカのこういうところを見習うべきです。

ともかく、国税庁が見解を明確にした以上、税務の現場は徴税権を行使するでしょう。この解釈によって誰が追加で納税すべきかについて、彼らはリストを作って、各人ごとの追加で納税すべき額をすでに計算しているはずです。現場としての最初のステップは①税務調査、それを踏まえての②納税通知書の発行。期日までに支払わない場合は、それに延滞税がかかります。徴税権の実力行使もあるかもしれません。③まずは、支払いをさせて、お金を個人の口座から国庫に移して、その上で異議があれば国税不服審判所でそれを受け付けて審判をします、という流れになると思います。しかし、今回のように国税の見解が定まっている以上、審判所が課税の取り消しとなることは考えにくく、戦いの場は、裁判所に移されることになります。おそらく、そこに至るまでに1年くらいは時間がかかるはずです。そこから、④国を相手取った訴訟で、勝ち目のない、長い戦いを強いられることになるというわけです。似たようなことが、リーマンショックの後の外資系金融機関にもあったことを思い出します。皆さんが、「これから」の展開を考える上での参考に以下を貼っておきます。 ＊所得税更正処分取消等請求事件（ストックユニット訴訟のケースとして国税より公表されているもの） https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/soshoshiryo/kazei/2016/pdf/12784.pdf

5th Ave.のアンダーズといえば、 ちょうど私が3月末にニューヨークに行った際に 滞在していたホテルです。 5th Ave.と42nd St.の角にあり、アンダーズらしい パーソナライズされていながらカジュアルなサービスで快適な1週間を過ごさせていただきました。 隣には、すでにミシュランの星を得ているOnoderaという寿司屋があって、そこに乗り込むというのなら、次回滞在時には行ってみたいと思います。 ただ、アメリカの人たちが「おまかせ」より「おこのみ」を好むかは、ちょっとわかりません。彼らは、おまかせをデグスタシオンコース（サンプリングメニュー）のように考えているのだと思います。おこのみにするのであれば、ミシュランの星などと言わず、居酒屋のようなもっとカジュアルな演出をしなければならないと思います。私もNYについた当日に一人でこそっと行くならそのお店でOKONOMIを頼むかもしれませんが、わざわざ現地の友人を誘ってとなると、OMAKASEにすると思います。 もう一つ、誤解を恐れずにいえば、ある程度お金に余裕のあるアメリカ人（フレンチのディナーで一人1,000ドル普通に支払うレベル）でもおまかせで、楽しめるほどの寿司ネタ（季節も含め）に関する知識を持っている人は稀です。いきおい、マグロを続けて５貫みたいな注文になりかねません。日本人が高級フレンチに行って、コースでなくシェフと話しながら自分でメニューを組み立ててみろと言われるのと同じです。 ベースではおまかせ、それにおこのみでアレンジをするくらいが、ちょうどいいのではと思います。あと、寿司職人と客が初対面で、おこのみというのも、ちょっとしんどいと思います。 そういうことも含め、中澤さんには色々チャレンジしてもらって、こなれた頃に私は行こうと思います。 ちなみに3月に滞在した時のアンダーズ、こんな感じでした。 https://www.instagram.com/p/CqPYr8LPi75/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

ある種のデジタル・フォレンジック調査ですね。インサイダー取引や、顧客保護の観点からおかしなところがなかったか、何かが出てくる予感がします。もちろん、それが当該幹部に対する訴訟につながる可能性も十分あると思います。推移を注視したい。