Picks
388フォロー
12772フォロワー
日銀が17年ぶり利上げ決定、世界最後のマイナス金利に幕-YCC廃止
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
植田先生の会見は、いつも通り淡々と、しかしメッセージはクリアに伝わるものでした。端的にいえば、①マイナス金利や日銀のバランスシートを使った資産の大量買い入れのような「異次元の」取り組みや、YCCのような複雑な金融調整はやめる。②金融政策は、短期金利の調節で行い、過度な引き締めが起こらないように「緩和的」スタンスを維持しつつ、必要に応じて市場介入が必要な時には機動的に対応する。つまり、金融政策の手段は、これからはシンプルなものにする。ということです。
その背景には、経済が明らかな健全な拡大基調に入ってきたことを示すデータの存在があるわけで、それはアベノミクスの成果に他なりません。菅政権の経済政策も、岸田政権の「新しい資本主義」も、要するにアベノミクスを微修正して継承した亜種であるというのが私の考えで、その意味で安倍晋三さんが生きてこの日を迎えられなかったことを残念に思います。
次の日銀のテーマは過度なインフレを生まない金融政策のオペレーション。当然、政府の目論む成長戦略との間で一定の緊張が生まれますが、そこは植田先生の手腕に期待したいと思います。
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k240319a.pdf
「第2六本木ヒルズ」に巨大な緑 森ビル、海外人材の誘引狙う
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
森ビルは常に都心に森を作るというまちづくりをしてきました。
まず、容積率を最大限に生かして超高層のビルを建て、逆に建蔽率は余裕を持たせて、空いた部分には緑を詰め込む。それを、故森稔会長はVertical Garden Cityと呼んでいました。当時は、六本木ヒルズの森タワーだけでしたが、その後着実に同様のコンセプトで高層ビルを建てて、その理想を実現してきたという話です。次の開発も、森ビルにとって突飛なものを作るというのではなく、これまでの延長線上の開発を行なって東京をVertical Garden Cityにしてしまおうということだと理解すべきです。
ちなみに、三菱地所や三井不動産など大手デベロッパーも開発プロジェクトでは緑重視するとは言っていますが、「緑被率」という概念で開発を進めているのは、私の知る限り森ビルだけです。
新しい開発で住宅が売りに出たら、いい間取りの区画を一つ買いたいと思う人は少なくないと思う。管理に手がかかる軽井沢や那須の別荘より快適そうです。
令和の日本は「バブルの豊かさ」を取り戻せない株価最高値を更新しても | 英紙が1989年との違いを徹底検証
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
私の実感を言えば、バブルの時より令和の今の方がずっと豊かだと思う。社会資本の蓄積は昭和と令和では比べ物にならない。日常生活も当時より今の方がずっと便利だ。それは疑いようのない事実だと思う。にもかかわらず、昭和が「豊かだった」という主張に共感する人が一定数いるのは、当時の日本人は今より無邪気で楽観的だったからだ、と私は整理している。
今の日本人は、「持たざる者の不幸」ではなく「持てる者の憂鬱」のようなものに苦しんでいる、というのが私の理解。ある種の老いたる者の悩み、だと言ってもよい。それをまだ何者でも無い若い世代に毎日刷り込んでいるから日本全体が暗い気持ちになっているのだ、というのが私の見立てだが、それはよくない。
本来、親は子供に対し「心配しなくていいから好きなことをやりなさい」というべきなのに、この国の親世代や祖父母世代は、子や孫の世代に自分たちの負債をつけ回しし、ちょっと良いことがあると必ずそれにともなう暗い側面をリマインドするという癖がついている。そして、経済や社会の明るい兆しをバブルだと決めつけ、やがてそれは崩壊すると上から目線で切り捨てる。
だから、若い世代が希望を持たなくなり、リスクをとった挑戦を躊躇うようになってしまうのだと思う。
社会の課題は、上の世代が引き取る覚悟をし、下の世代がもっと自由に考えて動けるようにしてやれば、この国はもっと豊かになり、成長の種はもっと生まれてくる、と私は考えている。
令和の日本人がバブル時代の豊かさを取り戻せないでいるのは、上の世代に甲斐性がないからだと思う。
昨今話題の、イェール大学成田助教授の発言も、同じようなことを言おうとしているのではないか、と思ったりしています。
1年前に大炎上していた高齢者「集団自決」発言 キリン、それでも成田悠輔氏起用→取り下げの「奇々怪々」
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
何事かと思ってオリジナルの動画と思われるものを見ました。確かに、その言語表現は決してお行儀の良いものではないが、それを再炎上させて一体何になるのだろう、と思ってしまいました。
昨夜NHKで配信されていた参議院の審議映像(国会中継でリアルタイム配信できなかった部分をそうして空き時間に流すことはためにある)で、野党が彼の「問題発言」の評価を切り取って総理に質していたので、私はてっきりそれが最近の発言であると思って思っていました。それに財務省の官房長まで引っ張り出されていて、ご苦労なことだな、と思ってしまった。
私は成田さんを擁護する気はさらさらないが、
発言の内容はともかく、今回の事案は考えれば考えるほどわからないことだらけで、謎は深まるばかりです。
食べログ離れ加速、評価への不信と高コスト「店探しもグーグルとインスタ」
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
グルメサイトのようなタテワリ情報を集めたサイトは私もほとんど見なくなりました。お店の「評価」のようなものに頼らず、Instagramなどで、まず①ビジュアル(料理写真)からはいり、②自分のフィーリングと合うライフスタイルを持つ人をフォローして、ピンとくるお店をピックアップして、ハッシュタグで検索すると、食べログより間違いない店選びができます。簡単なデータ分析ですが、今の人はそういうことが普通に出来るようになっています。
食べログを使うのは、グループで食事するとき、お店の住所を知らせるリンクとして使うときくらいです。
最近は、Googleで店名検索すると、そちらに料理やお店の画像も出ていて、食べログより便利です。
時代は変わりました。
NORMAL
投稿したコメント