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みずほ、原因は「デジタル口座」 ATM障害、データ移行作業で
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
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証券フィンテック、裏方に活路 フォリオなど他社向けシステム基盤提供
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
フィンテックが過去の「金融工学」と違うのは、その主役が既存の金融事業者ではないこと。
これまで金融事業を主な「なりわい」としてこなかった小売事業者など幅広い顧客接点を持つ「非金融事業者」が、自ら金融事業に関するライセンスを取得したり、それに代わる金融サービス仲介の枠組み(プラットフォーム)に乗るかの選択をして、様々な金融サービスを顧客に対して直接提供する、という現象こそが「フィンテック」の要諦であり、近年のテクノロジーと規制環境の進化がそれを後押ししていると考えるのが正しい。
その意味で、先進的なフィンテック企業が、新規参入の非金融事業者の金融参入を可能にするための枠組みをビジネスとして提供し始めているのは、むしろフィンテックの王道であり、これからの金融を担うプレーヤーの交代は、そうした動きの中から起こってくると考えるべきだろう。
ある日突然新しいプレーヤーが生まれてくるのではなく、ふと気がつけばエンドユーザーに金融サービスを提供する企業が他の分野から攻めてくる、それを背後から支えるフィンテック企業が生まれてきた、というトレンドの意味を理解することが今起こりつつある現象を正しく理解する鍵になるのではないか?
PayPayの疑似投資「ボーナス運用」、10カ月半で利用者200万人突破
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
投資を行えば短期的には利益が出ることもあれば、損が出ることもある。その原資が自ら支払った現金ではなく買い物等に伴って付与されるポイントであれば、損が生じた時も「痛みの感覚」が少ないということが知られている。
その意味で、ポイントを使った「擬似投資」をPayPayだけでなく、楽天やdocomoなどがサービスとして提供しているのは理にかなったこと。
当然彼らは、擬似投資でトレーニングを積んだ「投資家予備軍」を自社グループや提携する証券会社(スマホ証券など)に誘導しようとするだろう。
従来の「まず勉強してリテラシーを上げてもらってから投資をしてもらう」、というやり方だけでは人は動かない、ということは歴史が証明している。
「貯蓄から投資へ」のスローガンや、税制を活用したインセンティブ設計に加えて、こうした「仕掛け」が社会で実験され、人々を良い方向へ誘導するというという場面がこれから増えてくるのではないか?
「ウォルマート銀行」誕生に一歩近づく、ゴールドマンから2人採用
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
フィンテック分野の新しいプレイヤーは明らかに非金融からの新規参入組という流れが出来始めている。この背景には、彼らが、すでに大きな顧客接点を持っていて、既存の金融プレイヤーの助けを借りずに新たな金融サービスを顧客に提供することが、技術面でも規制面でもできるようになってきた、という環境変化がある。彼らは、自ら金融事業を行うライセンスを取得するか、それに代わる金融サービス仲介の枠組みに乗るかの選択をしている。今回の記事で取り上げられているウォルマートおそらく前者であり、日本国内では後者を選ぶプレイヤーが増えている。
いずれにせよ、彼らは、利用者の目線で金融ビジネスを組み替えることで、既存のプレイヤーと対峙しつつあり、この勢力が大きくなることで、金融ビジネスにおけるサービス提供のあり方を根本から変えつつある見るべきだろう。

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