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なぜ今? 出版社が「クラウドファンディング参入」の深い理由
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
科学系のテーマというので面白い試みだが、これが進んでいくと普通の新書やらムックやら、はたまた文芸でもクラウドファンディング的に初版分のコスト(著者への印税込)が賄えるものだけ出版するという流れになっていったりして。
紙でも電子でもオンラインで簡単に買う時代だから、取次に対するビジネスモデルの変革が求められているということか。エスクローというより、アイドルCDの先行予約販売に近いビジネスモデルになりつつある気がする。
一部であるような、絶版本に対する試みとしてもクラウドファンディングは成立しそう。なにせ初刷がどんどん少なくなってきているのでやり方はいろいろありそうだ。
出版をただのギャンブルにしないためにも、AIやらクラウドやら若いアイデアをどんどん取り込んで画期的な手法でなんとか出版業界を存続させてほしいものだ。
TOEIC 大学入学共通テスト撤退へ 運営複雑理由に 受験生に影響
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
試験がいくつもあると混乱するし、そもそも英検とTOEICとTOEFLだけでも対象も基準も全然違うので、複数を並行運用することにそもそも難がある。
これまでの「受験英語」の基準と異なるからといって国公立大の一部が民間試験の導入を支持しないという論点もわからなくはないが、日本人の英語力がほとんど向上していないということから考えると「受験英語」の必要性自体が問われているというのが現状ではないか。文科省と大学側が「実のある」英語教育のガイドラインを実施運用できないなら、英語受験科目から外して民間試験のスコアを基準とするのがいいと思う。しかし、今度はあちこちで横行している替え玉受験の弊害がでてくる。。。
スタバと大量閉店「黒船チェーン」の決定的な差
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
「決定的な差」という点で、ここで触れられていないのは黒船の本国である米国でもこの三社がうまくいっていないということなんですよね。バーガーキングもサブウェイも全米で店舗数を減らしまくっているのは、こちらに住んでるとすぐにわかります。クリスピー・クリームもNASDAQ(後にNYSE)に上場してたのに利益を示せず非公開に戻りました。
すでにコメントにもありますが、スタバが提供しているのはモノだけではなく、「空間(Space)」にあります。これが主に若い人たちに受けているというのは、彼らを取り巻く生活環境的に日本と欧米にあまり差が無いということなのかも知れません。また、日本では仕事で「お茶」する機会がかなり多いので、もともと市場としても大きな市場で、限定的なドーナツやサンドイッチ、ハンバーガーと比較するのは無理があります。
米国でバーガーキングが売れてない理由は、日本と大差なく、プレミアム感を打ち出してきているマックに対して差別化ができていないことが主因。日本人と違ってDIYが好きな米国人ですが、サブウェイはあまりにも旧態然としすぎていて飽きられてきている。クリスピー・クリームの存在感はそれほど変わっていない。スタバはリワードプログラム充実のアプリでも、ドライブスルーでも創意工夫を続けています。儲かっているからできるし、それができるから儲かり続ける。バーガーキングもサブウェイも、もはやなくても皆困らないくらいのビジネス規模になっているという実態があります。
働く世代の負担、日本が世界一 国連統計、少子高齢化が影響
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
少子高齢化は極めて深刻な問題だが、問題は諸問題が複雑に絡み合いすぎていて、対症療法的に個別に対応してもなかなか解決できない。解決する必要があるのかどうか、というゼロベースからまずは考えてみるのも大事だが、一般的な総意としては、やはり解決すべき問題という認識だろう。
残念なのは、多産や大家族を奨励するようなロールモデルが戦後どんどん無くなってきていること。もちろん米国と比較した場合には宗教的な倫理観やら道徳観念がでてくるが、そんなことはさておき日本流の「幸せな社会」を少子化と反対の形でイメージして、プロモートしていく必要があると思う。それをやらずに、子供を産まない世代(や特に女性)について指導しようなんて考えが相当おこがましい。「三人産んでほしい」なんていう政治家ではなく、「皆さんに三人産んでもらえるような社会にするために私たちに何ができますか?」といえる政治家に票を入れるべきであろう。
AI起業家の卵を探せ、ソフトバンクG子会社が年内に2拠点増設へ
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
試みとしては素晴らしいと思う。が、他でも指摘されているように、起業家を支援する枠組みが未成熟なことが多い点を忘れてはならない。エンジェルやVCなどの投資家は増えてきたし、エンジニアにも優秀な若者が増えてきたと思う。しかし起業には様々な失敗やそれに伴う痛みがつきものである。
とりわけて、在米邦人の観点から提案したいのは米国型「クレジットスコア」の導入である。現状の懲罰性の信用制度はあまりにもリスクテイクを重んじる起業家にとっては、厳しいものである。
米国でシリアルアントレプレナーが成立する背景には、「事故」や「ブラック」などの原点式ではなく、加点減点式の相対的な数値である「クレジットスコア」制度を用いているからだ。これにより、破産などの困難を一時的に経験したとしても再起がしやすくなっている。
英語が本気で出来ない人がアメリカで過ごした2年間の記録
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
米国在住四半世紀でプロの通訳・翻訳家でもありますが、いまだに英語は難しいと感じます。TOEIC545点の部分について突っ込まれてる方がいますが、TOEICのスコアと英会話力に純然たる相関関係はないと思います。(私は大学卒業時に970点でしたが、ではネイティブレベルだったかというと甚だ疑問です)
心構えやら具体的な行動内容が書かれていて、同じような環境で苦労されている方には参考になるかと思います。ただし、Language Exchange系は男性と女性ではかなり環境が異なりますね。
お店での買い物などの「買い物英語」を除き、文法が中学レベルで会話が完全に成り立つとも思いづらいですが、それより大事なのは発音だと思います。
耳が慣れない原因は自分の発音が間違ってたりするからです。(リスニングとスピーキングには相関関係があります)
あと、文化の違いが言葉に反映されていることも多い。冠詞や現在形の使い方は日本語にない概念があったりするから、その辺りを知る上で「日本人の英語」(岩波新書、マーク・ピーターセン著)みたいな本が役に立ちました。
一般論として語学学校に行くよりも現地のカレッジのESLを受けたほうが効率がいいと思います。何より英語を使うことで多くの人と話せる楽しさを実感するのが上達の何よりの近道だと思います!
ソフトバンク、就業時間中の全面禁煙へ…「ちょっと一服」でも処分受ける?
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
本当に健康増進のためというなら報奨金とか別の形での施策もありだと思うので、実際は別の目的があるのだと思う。社長が喫煙者なら絶対行わなそうなことで、喫煙名目の「休憩時間」の不当取得に対する処罰ということならば、多様性阻害の恐れが強いのではないか。(私自身は喫煙には反対派だが)
もちろん、そんなことはなくて本当に健康目的というのならば米国式のエグゼンプト方式を採用して、休憩時間とかは気にせず完全に裁量性にしたらいい。
もちろん時給で働いている人材に対しては適用されないので、恐らくは非喫煙者からの不満に対応する形の行動だと思われる。
生産性に対する議論の一環にもなるが、そもそもちょっと席を外れたくらいでどうこういう上司もおかしい。それで仕事の効率が下がっているというのなら、それを指摘すればいいだけの話だ。これも簡単に解雇できない流動性の悪さが招く弊害である。米国で休憩時間がきっちり管理されているのは、店舗で働くようなスタッフでデスクワークをしているホワイトカラーはそこまでとやかく言われない。(私を含む)発達障害の当事者などはどうしてもずっと机に座ったままでの作業とかが難しいので、ちょいちょい離席しないと理性をうまく保てない。そういう人材が不要だというのなら、それはダイバーシティを推進する時代の流れに逆らっていると思う。この施策は押し付けがましいので、休憩時間の利用方法についてやホワイトカラーエグゼンプションの話も並行して進めるべきだ。
中国人の女性が心を痛めた言葉 日本で起きている差別のリアル
立入 勝義在米事業開発コンサルタント/作家
これくらいのことはあちこちで起きているだろうと思うが、悲しい現実である。
人種だけの問題に限らないが、モラハラ、パワハラ、セクハラ、いま社会のあちこちで問題提起されていることが日本に突きつけているのは歴史を通じて培われてきた「島国根性」がダイバーシティと相容れないという現実。
今まではよくても、これから少子高齢化が更に進み、移民が増え、貧富の差が拡大して、国際社会での経済力も相対的に落ちていく中で、「先進国」の位置を維持していくためにも向き合って克服していかないといけない課題が満載である。
私自身も海外に出るまで、自分の中にどれだけ人種差別的な意識が普通に芽生えていたのかということを実感はできなかった。とりわけアジア諸国に対しては妙な優越感をもっているというのが一般的ではなかろうか。しかし確実に時代は変わってきており、今のままだと経済的には大国でもダイバーシティに対する寛容度は発展途上国並でいることになってしまう。
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