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「どれだけワクチンが広がっても『まだ油断するな』」これで日本の経済が回復するはずがない
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唐鎌 大輔株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
ワクチン接種率が米国を超えたことが話題になりました。それ自体は間違いなくポジティブな話であり、菅政権の功績だと思います。しかし、英国は2月に、米国は3月に行動制限解除のロードマップを提示していました。デルタによる多少のずれはあったものの、概ね戦略通りにことが進んだように見えます。 ここでも繰り返しコメントさせて頂いておりますが、褒められるべきはワクチンの高い接種率ではなく、それを「手段」として本当の「目的」である社会の正常化を実現できるか、です。せっかく重症・死亡が激減し、医療的な負担がワクチンで軽減されても(※)、分科会は「緩みが」と行動制限の解除を渋ります。ワクチンは手段、社会の正常化は目的、この思考が徹底されているからこそQ1~Q2の欧米の成長率があったのは間違いありません。 ※この点もワクチンで抑制されたのであって人流はあまり関係なかったと分科会は明示的に認めてはいませんが、今後の情報発信が待たれます。 「手段の目的化」により戦略を見失い、局地的な消耗戦にふけったことは太平洋戦争時にも失敗の本質として指摘されました。この期に及んでまだロードマップも提示できず、行動制限解除にも時期尚早という声が出る現状を見るにつけ、足許の株高は期待を織り込み過ぎているようにも懸念します。世界最速ペースの接種率は日本の誇る素晴らしい戦術でしたが、「戦略の失敗は戦術で取り返せない」が綺麗に当てはまるのが現状に思えます。
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