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円は約34年ぶりの安値を連日で更新、ドル堅調-一時154円61銭
Bloomberg
唐鎌 大輔株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
現状、IMM通貨先物取引における合成ポジションは圧倒的なドル買いであり、足許の円安は多分に「ドル高の裏返し」を含んでいる可能性が透けます。ちなみに23年は合成ポジションがドル売りにもかかわらず円安が進んでいたので「ドル高の裏返し」ではなく「単なる日本売り」の様相を帯びていました。今後、ドル高が修正されるタイミングで円高方向への揺り戻しは相応に期待できるとは思います。 ・・・が、肝心の「ドル高が修正されるタイミング」が過去2年はCPIショックという助け船があったのに対し、24年最大の助け船だったFRB利下げは当面期待できそうにないという状況にあります。「通貨安に利上げで対抗する」という事態になれば、それは典型的な通貨防衛で苦しむ新興国パターンになってしまうので、まずはその絵図を作らせたくないところです。 長い目で見て、円安圧力を遮断するには何らかの形で為替需給の変容を図らねばならず、企業部門の保有する海外内部留保残高の大きさは1つの政策テーマとして注目されてくる可能性はあり得ます。対内直接投資も迂遠に見えて直接的な一手ではあります。軽々に日本企業に「国内回帰すればいい」とは言えない以上、外資系企業へのアプローチは必然と思います。 以下のPICKはお勧めです: TSMCやマイクロソフト、AWSの巨額日本投資すら「100兆円誘致」目標にはパワー不足という現実 https://newspicks.com/news/9854699/?block=headline&ref=index
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