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誤解?メイド特区に見る不幸な一例
nippon.com
舛友 雄大シンガポール在住
この記事を書きました。 以前シンガポールに住んでいたので、その時からメイド問題を身近に感じていました。 フィリピン人メイドが悲惨な状況に置かれているということを知ったのは、ドキュメンタリー映画『サンデー・ビューティー・クイーン』を見た時でした。(参考:https://jp.reuters.com/article/real-life-cinderella-ph-maids-idJPKCN12O0HL?sp=true)メイドといえば、去年米誌『アトランティック』も「私の家には奴隷がいた」というタイトルの大型記事を出して世界的な反響を呼びました。(https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2017/06/lolas-story/524490/ 日本語訳: https://courrier.jp/news/archives/89495/)そして、私がマニラで取材をしていた今年5月、身の毛もよだつようなメイド虐待事件が、フィリピン、クウェート間の外交問題に発展しており、現地メディアの一面を賑わせていました。(参考:https://mainichi.jp/articles/20180226/k00/00e/030/194000c) 昨年春、外国人メイド特区がスタートしたとき、多くの日本のメディアは人権問題に留意しつつも好意的にこのシステムを紹介していました。そういった記事を読みながら、「本当にこの制度に穴はないのだろうか?」という疑問が浮かび、今回の取材を始めることにしました。まさかキビーさんのように理不尽な形で解雇されたケースがあるとは想像だにしませんでした。 今月初め、日経新聞に「求む!外国人家政婦 特区で採用270人どまり 共働き支えるインフラに 」とのタイトルで「上から目線」の記事が載っていましたが、この件は「下から」も検討する必要があると信じています。
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