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米代表団が台湾に到着=アーミテージ氏ら、15日蔡総統と会談
武貞 秀士拓殖大学大学院 客員教授
民主党のクリス・ドッド元上院議員、ブッシュ(子)政権のアーミテージ元国務副長官、オバマ政権のスタインバーグ元国務副長官の3人が14日午後、台湾に到着。ケリー特使の上海到着とのバランスをとるようなタイミング。バイデン大統領の対中外交が「総花的外交」に終わるのか、巧みな「飴ムチ外交」であるのかはまだわからない。日米・米韓2+2協議、アンカレジ米中外交トップ会談などに見られるように、派手であることは確かだ。
バイデン氏、アフガン駐留軍「帰還の時」 完全撤退を正式表明
武貞 秀士拓殖大学大学院 客員教授
バイデン大統領がアフガン政府とタリバンとの戦いの行方とは関係なくアフガン駐留米軍を9月11日までに完全撤退することを表明した。背景は以下のとおり。(1)アフガン政府とタリバンとの戦いは収束するようには見えないが、米国はコロナウイルス対策、220兆円のインフラ投資など、国内問題で大変なとき、年間数兆円の経費をアフガンの安定のために使う余裕はない。(2)米国はいつまでも世界の警察官としての役割をする気持ちはない。(3)軍事技術と装備の発達のおかげで、緊急に人的損失を最小にしながら、ピンポイントで相手を攻撃することが可能になっている。2500人の米軍兵士を遠く離れたアフガンに常駐させておく必要はなくなっている。
「アリペイ」、金融持ち株会社へ=人民銀が行政指導―中国
武貞 秀士拓殖大学大学院 客員教授
中国人民銀行(中央銀行)が「アリペイ」を運営するアント・グループに行政指導を行った。アントは当局の要請に従い、規制の厳しい金融持ち株会社に再編される見通しとなったとの記事。専門外からのコメントだけれど、最近、中国発のこのような記事、中国当局が中国の会社を厳しく指導したり制裁金を課したりしたとの記事が目につく。中国におけるビジネスの質が根本から変わりつつあるのか。中国が急速に変わりつつあり欧米流の基準を適用して「普通の国家」になる過程でのことなのか、線香花火のように一時的なもので終わるのか。行政指導や制裁金は実は「みせかけ」にすぎないのか。よくわからないけれど、中国は一年間、観察を怠れば浦島太郎になってしまいそうだ。
ロシアと中国、ミャンマーへの国際的取り組みを阻害=EU高官
武貞 秀士拓殖大学大学院 客員教授
中国はミャンマー事態に国連が介入することに反対し続ける。それはEU高官が指摘するように、地政学的条件が絡むから。中国には地政学に基づいた対ミャンマー政策がある。中国とミャンマーは高速道路、鉄道の建設に関する合意書を2011年までに締結し、ミャンマーの港を中国内陸部の物流の出口港にするための整備を進めてきた。中国はミャンマーと中国企業の管理下でチャオピュ―に新しい港と経済特区を開発する覚書を調印し、2015年12月、ミャンマー議会は港湾と工業地域の開発についてCITICグループとの契約を承認した。140億ドル規模。2013年には雲南省昆明に向けた石油・ガスパイプライン(中国・ビルマ・パイプライン)が完成している。総工費は25億ドル。12年間かけてこれだけの投資をしながら中国の雲南省とインド洋を結ぶルートを中国は作ってきた。中国はミャンマーの軍部との緊密化な関係をもとに、ミャンマーとの友好関係を強化して、米国や国連の介入を遮断したいと考えているのだろう。

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