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習主席、気候変動サミット出席へ 日米中ロ首脳がオンライン協議
武貞 秀士拓殖大学大学院 客員教授
米中関係は3階建ての建物。(1)対決(2)競争(3)協力の3階建て。南シナ海での海軍力の対峙は1階、ハイテク分野での競争は2階。気候変動は対話と協調が基本だから3階。中国は米中対話の機会として3階も重視する考えであり、ケリー特使の訪中で中国はそれを確認した。今後も中国は気候変動対策の協議の場に熱心に参加することだろう。3階を壊して1階と2階だけを使用する建物はないと中国は考えているかのようだ。
米特使、中国の意向尊重する考え
武貞 秀士拓殖大学大学院 客員教授
ケリー特使が短時間の上海訪問で成果を出したのは、時間をかけて米中が調整した結果だった。気候変動対策はバイデン政権が重視する政策の柱のひとつ。バイデン大統領は就任直後から中国を「競争相手」と説明し、敵であるとは表現したことはない。米中関係では対話を基調としている。3月の安全保障戦略指針・暫定版でさえ、バイデン政権は中国を唯一の競争相手だと表現している。競争をしながらゴールにどちらが先に着いたかを決める相手だとしている。それを米中双方は熟知した上で、ときどき国内と国際社会の「ガス抜き」のためにアンカレジ・外交トップ会談のように口論をして見せるのが米国と中国。外交とは芸と術を競う分野なのである。

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