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技術革新は家でも起きる コロナが変える働き方
日本経済新聞
Hanzo Montaroライター・編集者
この締めグッとくるやん… “日本では最近、東京・秋葉原で高精細小型カメラなど在宅勤務向けの用品がよく売れているという。8日付の日経産業新聞によれば、在宅勤務中の業務支援や子供の見守りといったオンラインサービスを無料で提供する企業も増えた。コロナの後もヒトの働き方、ライフスタイルは変わったまま残るとの読みがあるのだろう。 8年前に出た「反脆弱性」(邦訳は17年)という本もよく読み返されているそうだ。著者のナシーム・ニコラス・タレブ氏の前作は「ブラック・スワン」(「まずあり得ないこと」の意味)。予測不能の事態が起きた時に、失うものより得るものの方が多い行動を選べ、と説いている。だが、ヒトは本来「危機を跳ね返し、自分に有利なものにするしたたかさ」を著者が思っている以上に備えている可能性はないか。世界中の在宅勤務者や、秋葉原での消費行動を考えると、そんな気がする。 歴史を顧みれば、欧州で人口の3分の1が亡くなったとされる14世紀のペスト禍は教会の権威という既存秩序を失墜させ、中世の終わりとルネサンスへの道を開いた。主役は家にいながら意識を変えていった市井の人々だった。 災厄からは巨大産業が生まれることも多い。世界で始まった壮大なテレワーク革命に日本の企業社会も加わり、「家からの技術革新」に挑んでみる時だ”
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