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健康経営実践で保険料割引 東京海上、大手初
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
「健康経営実践で保険料割引」という東京海上が実施するような制度は、今後色々な形で保険業界に広がっていくと考えている。
今回の商品は健康経営優良法人(いわゆるホワイト500)に選ばれた企業向けの保険料割引だが、今後健康経営を実践する企業の従業員の生活習慣病が長期的に見て減少するといったデータが集積され、統計的に保険料率算定の基礎となる予定死亡率の相違として有意な結果が得られれば、生命保険会社などでも個人向け保険料を割り引く動きなどがどんどん出てくるだろう。(3月13日付日本経済新聞の記事参照)「第一生命、健康なほど保険料安く 異業種と開発 」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC12H07_S7A310C1MM8000/
若い頃からの正しい食生活、運動、休養などにより、生活習慣病を減らす努力をすることが、単に医療費削減につながるばかりか、保険料の低下の恩恵も受けることができるようになるわけで、今回のような動きを歓迎したい。
【働き方改革】働き方改革実行計画を決定 平成31年4月にも関連法施行
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
これまでの日本人の働き方を振り返ってみると「長時間労働の是正」を実現するためには、ある程度の強制力を持って牽引していくことが必要で、経営者の意識改革の面からも意味あることだと思います。ただし、同時に真剣に「生産性の向上」実現のための具体的方法を考えていかなければ、日本企業としての競争力は低下する一方です。
「生産性向上」には麻野さんが「低成長・低付加価値な産業から、高成長・高付加価値な産業にいかに人材を配置転換できるか?が最大のポイントになると思います。」と述べていますが、加えて低成長・低付加価値の産業であっても、生産性を上げる方法はあり、逆に高成長・高付加価値な産業であっても、うかうかしていると生産性を上げきれないことがあることを踏まえれば、どんな産業であれ、働き方の中身を徹底的に検証し、ICTなどを活用した最先端の組織作りをしないことには生産性向上は望めません。
話が若干私的なことになりますが、私はこれまで大企業(メガバンク)、大手製造業、中堅商社などの経営者を経て、現在のヘルスケアベンチャーで働いており、会議の進め方、意思決定の仕方、各部門間の情報共有方法などこれほどまでに違うのかということを実感しています。これまで当たり前だと思っていた仕事の進め方にいかに無駄が多かったかと、この歳になって初めての気づきが多くあります。
自分の会社しか知らない、縦割り組織で自分の関係部門のことしかわからないということでは、これからの競争社会を生きのびていくことはできまん。雇用流動化のメリットの一つには、これまでと違う世界を見て学ぶことが多いという点からも価値あることだと考えます。
“メルカリがリモートワークを禁止する理由” 注目企業の会社を強くするアイデア
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
リモートワークは、国際比較で低いと言われる日本のホワイトカラーの生産性向上策として経産省や総務省もプッシュしています。
政策の場ではテレワークと呼ばれることが多いようです。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/
でも、記事にもあるように、場所だけ変えるだけで生産性が上がるというのは期待しすぎと思います。
「100人いれば100通りの働き方」というサイボウズのやり方でも、必ずしもリモートで働くことと同じ意味ではなく、要するにサイボウズでもメルカリでもいかに効率的な働き方ができるかを追求した結果であって、「100社あれば100通りの生産性向上の方法がある」ということだと思います。
ベンチャー企業である弊社のオフィスはフリーアドレス、デスクも選べますし、今日は、共有スペースの一角に移って気分を変えて仕事する、というのもOKです。メンバー同士のコミュニケーションで生まれる何かこそが
新しい価値を生むならば、基本はオフィスにいながら、そこで自由に仕事するのが効率的という考え方もありだな、と思います。
大企業のM&A、4年で件数6倍 VBの技術・人材取り込み
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
オープンイノベーション(OI)の流れを背景に大企業のVB買収・出資が増加しているという記事ですね。
オープンイノベーションは我が国企業の競争力強化策の一つとして注目され昨年には経産省が初の「オープンイノベーション白書」をまとめています。
http://www.meti.go.jp/press/2016/07/20160708001/20160708001.html
これによると10年前に比べてOIを活発化していると回答した大企業は45%。未だ開発は自前主義、外部連携も「スローガン先行の企業が多い可能性」と指摘されています。
ただ、同白書が取り上げている推進事例に見られるように動きは確実に増えています。大企業→VBだけではなく、OIに関する3主体(大企業、VB、大学・研究機関)の様々な組み合わせによる連携事例が生まれています。
FiNCに対して多くの大手企業様から出資をいただいているのもこうした動きに一部沿ったものと言えそうです。ヘルステックを標榜するベンチャーとしてはとてもありがたい話です。
我が国企業の研究開発費総額12兆円に比較すると記事にある未上場VBへのM&A1025億円は1%にも満たない規模。欧米などの水準に比べるとあまりにも少なくまだまだ増加の可能性がありそうです。
昼寝で頭をすっきり 睡眠カフェやグッズが人気
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
NHKは今年初にも睡眠を取り上げていて
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170104/1.html
そこで紹介されていたのが寝不足が貯まった「睡眠負債」。睡眠は、先に余分に寝て貯めておく寝だめは難しいと言われているので睡眠のバランスシートに現れるのは負債ばかり。負債がたまるとパフォーマンスに影響も。そんな時、手軽に昼寝で小刻みでも借り入れ返済するのは悪くないと思います。
ただ、昼寝は30分以内が効果的という研究もあるので睡眠時間は要注意です。筑波大学朝田教授は「健康な高齢者は30分以内の昼寝をする習慣のある人が多く、アルツハイマー型認知症になる確率は昼寝の習慣のない人より低い」と報告しています。
ちなみに私は平日中々昼寝の時間が取れないので、週末に一気に平日の睡眠負債を取り戻すべく、ほとんど寝たきり老人化します。日曜の朝などは10時間ぶっ通しでぐっすりということもあります。疲労は睡眠でした解決できないとばかり「睡眠負債」の解消に努めていますが、「そんな不規則な寝方はむしろ体によくない」とか「その歳で10時間もぐっすり眠れるのは健康の証拠だね」とかよく言われますね(笑)
【公示地価】開発業者、地方中核都市狙う コンパクトシティ人気根強く
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
コンパクトシティは健康とも関連があります。公共交通網が密でない地方では自動車での移動が多くなり、首都圏と比べて歩くことが少なく運動不足になりがちです。高齢者ほどその傾向は高まると思われます。都市のなかでも徒歩で移動できる中心部に住むことで運動量を増やし健康を増進させる、国土交通省はコンパクトシティ形成を支援する政策を打ち出していますが、その狙いの一つが健康です。
http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_machi_tk_000054.html
コンパクトシティ化は、高齢化が進むわが国のトレンドと言えるかもしれません。
厚生労働省が進める地域包括ケアのための街つくりなどとも相互連携させながら、単なる駅前の街つくりだけに止まらない、健康を意識した効率的な街つくりが望まれます。
「酒を飲まない人はストレスをどう解消するの?」匿名ブログが話題 「酒でしか発散できないのは危険」という指摘も
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
ストレスに対して私たちは3つの方法で対応すると言われています。身体の
反応、心の反応、そして行動です。お酒を飲んでうさを晴らす、は行動によってストレスに対応していると見ることができます。
ストレスの原因が変らないのに、ある行動、例えば飲酒を禁止してしまうと、人はストレス解消のための他の行動をとるか、身体や心の反応で対応する可能性が出てきます。
どの方法でも、一つに頼りすぎると無理が来て健康を害してしまうリスクが高まります。なので、普段から、自分に合った、出来ればカラダに優しいストレス解消法を、たくさん用意しておくのがお勧めです。
ところで私はかなり忙しく働いている割に、ストレスを溜め込むことがあまりありません。ストレス解消法と言えるほどの多くの趣味など持っているわけではないのですが、常日頃からATM人生(明るく楽しく前向きに)を送るようにと、自分にも他人にも言い続けていて、こうしたちょっとした気持ちの持ち方だけでもストレスを減らせるようですね。勿論寝る前にゆったり美味しいワインを飲むことも欠かせませんが・・・
その「鶏首」姿勢が、体調不良の原因になる
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
姿勢と身体的症状の関係についてのエビデンスは多く「姿勢」「posture」といった用語で検索すると多数の学術論文がヒットします。肩こり、腰痛、膝痛などとの関連が確認されています。
近年注目されているのはメンタル面との関連です。姿勢と気分抑うつ感といった心理的状態との関係を指摘する研究が内外で発表されています。
国内では春木豊先生をはじめとする早稲田大学のグループが研究しておられ、その成果は昨年12月「身体心理学」(春木・山口編著、川島書店)として出版されました。
翻訳された書籍では、ハーバード・ビジネス・スクール准教授
カディ氏の「パワーポーズが最高の自分を創る」(早川書房,2016)が「パワーポーズ」という概念を紹介しました。
「姿勢」が使いやすいところは、自分で感じやすいこと、そして修正しやすいことだと思います。
鏡を見るときには、顔ばかりでなくて姿勢もチェック!ですね。
創業5年で累損9億円、それでもブレなかった 第52回 岩崎博之 メディカル・データ・ビジョン 社長(1)
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
創業5年で累損9億円という赤字にもめげずに、何年も地道な取り組みを続けてきた岩崎社長の授業は、予防という分野で今後多くのデータを集めてヘルスケアのプラットホームを創っていこうという私たちの経営への大きな示唆となりました。
医療に関わる主体は、健康保険組合、医療機関、個人(患者)などに区分されそれぞれがデータ活用高度化の可能性を持ち、それを後押しする政策があります。
健康保険組合については、政府の日本再興戦略を受け平成26年3月に
保健事業指針が改正され、健康・医療情報を活用してPDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の推進を図るためデータヘルス計画を策定して実施することになっています。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000069365.pdf
医療機関については、「医療分野の情報化の推進」という方向性のなかで、
電子カルテの普及推進とそのための環境整備、これを活用した地域医療連携が進められています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/
メディカル・データ・ビジョンは、医療機関という主体に対して上記の流れに沿いつつ、医療機関への経済効果という動機付けを併せてアプローチしておられる、と整理できると思います。
私は現在ヘルスケアプラットホームを創るベンチャーに身を置いていますが、いま一つ重要な領域として、個人のデータがあります。特に病気を発症される前の段階の、健康な方、未病の方のデータは当然ながら、医療関連のデータベースの収録対象でないため、現段階では手の届かない領域になっています。
今後は医療領域のデータ整備に加えて、より広い領域である個人のデータが連結され一気通貫となることで更なる可能性がひろがってくると思われ、健康な人から病気の人までがしっかりデータでつながる仕組みの構築が待たれます。
スマホ料金、大手キャリアユーザーの8割以上が「高いと思う」
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
平成28年度電気通信白書によれば電話通信料の世帯消費支出に占める割合は、2009年3.66%→2015年3.97%と微増ですが、うち移動電話通信料は2.62%→3.07%と増加しています。
金額でみると2009年から2015年で世帯消費支出が304万円→297万円と7万円減っているのに移動電話通信料は8万円から9万円と逆に1万円増えています。
(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc252410.html)
スマホ料金が高いと感じられるのも無理ないですね。
携帯電話業界で大手3社体制が安定していること、データ速度アップと動画など
リッチコンテンツ利用の増加でデータ通信料が堅調に推移していることが
足元、スマホ料金を下がりにくくしています。
ただ、歴史をさかのぼれば、こういった価格安定局面の後に、再び革命児が現れ
恩恵をサービス提供者寄りから消費者寄りにシフトさせるなかでシェアを奪っていきました。携帯電話通信業界の次の動きに注目しています。
軽井沢駅が大変身 3世代で楽しめる「ワンダーランド」に ローリングそば屋も
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
軽井沢には単に駅前の開発にとどまらず、更なる大きな可能性があると思ってい
ます。豊かな自然の中に歴史ある別荘地が点在し、ワイン、軽井沢野菜等の
豊かな食材、温泉、観光スポット等がある大変魅力的な土地です。また軽井沢には小林りんさんが運営する、ISAKという国際人材養成を理念とした高等学校があるなど、教育の面でも国際的に注目をされ始めています。今後こうした多様な魅力に加えてさらに 街全体のイメージをヘルスケア=健康な街といった観点での街づくりを加えていけば、国内のみならず海外からも多くの観光客が軽井沢を訪れ、高級感あふれる日本ならではのおもてなしスポットとしての発展も望めるのではないでしょうか。
「飲みニケーション」は正しかった!? 幸福度を上げるという研究結果
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
社会学などではコミュニケーションなどを通じて得られる
社会の信頼関係やネットワークの
ことをソーシャルキャピタル(社会関係資本)と呼んでいます。
これが健康に及ぼす効果の例として、しばしば取り上げられる逸話が
「ロゼトの奇跡」です。
米国ペンシルバニア州のロゼト村では、飲酒率・喫煙率が
高いにも関わらず、近郊の他の村と比較して健康な老人が多く、
医療費が抑制されていたため「奇跡」と呼ばれていました。
その後の研究で「地域コミュニティの団結の強さ」が背景であることが
明らかになりました。
この研究も現代版ロゼドかもしれませんね。
優れたビジネスリーダーは1日何時間寝ているのか
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
活躍しているエグゼクティブでも、短時間睡眠派、十分睡眠派さまざまという記事ですね。
ちなみに学会などのガイドラインでは
「個人差はあるものの、必要な睡眠時間は 6 時間以上 8 時間未満のあたり」
(健康づくりのための睡眠指針、厚生労働省、2014)
「多くの人において最適と考えられる睡眠時間は7~8時間」
(米国睡眠学会)
とされているので睡眠時間を確保することが推奨されています。
ただ、睡眠は量(睡眠時間)ばかりでなく質も大切です。
睡眠習慣を調べる調査では、
・寝つきは良かったか
・途中で目覚めなかったか
・寝不足だと感じていないか
・就寝時間/起床時間がまちまちでないか
といったこともチェックします。
(参考:WHOアテネ不眠尺度)
ところで私はと言えば、平日は5時間前後と短睡眠派ですが、週末は10時間眠り続けたりという、決して褒められない派です。
「肥満でない」「喫煙しない」「運動習慣あり」… 日ごろの健康習慣が心臓病減らす
乗松 文夫株式会社FiNC Technologies 会長 CWO
日頃の生活習慣改善がいかに将来の疾病リスクを減らすかは本当に大切なテーマで、病気予防に欠かせませんが、まだまだ長期のデータが活用しきれていません。その意味でとても参考になる良い研究結果です。
適切な栄養、運動、休養、喫煙習慣などの改善により、多くの生活習慣病である糖尿病をはじめとして、心筋梗塞、脳梗塞、うつ病などの発症率を大幅に減少させることが期待されています。いつまでも元気な老後を実現して健康寿命を延伸し、同時に医療費の増大という国家的課題も改善したいものです。
ただし生活習慣の改善は言うは易しですが、どうやって改善行動を継続してもらうかが最大の問題です。FiNCでもこの点をアプリ開発の最重点課題として意識しながら、その人だけのパーソナルコーチになったつもりで、多くの人に継続的に使ってもらえるアプリ開発に努めています。
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