Picks
256フォロー
778フォロワー
【コメント急募】スポーツ界の「パワハラ問題」をみんなでアップデート!
NewsPicks編集部
氏原 英明ライター・ジャーナリスト フリーランス
今年、「甲子園という病」(新潮社)を上梓しました。 私学の甲子園強豪校も、普通の公立校もたくさん取材してきた身としては、今、陥っている高校野球の諸問題は、多くのスポーツにも通じているというのが、今年の様々な事件で感じたことであります。 様々な問題を支配しているのは、 「短期で結果を出さないといけない」という観点ではないでしょうか。 ビジネス界では、短期で結果を出さないといけない要素は少なからずあるのかもしれませんが、スポーツ界で言えば、その「短期で結果を出す」というところに、無理が生じていると感じています。 アスリートはなぜ、スポーツを始めたのか。 その競技が好きだからというのが根本にあると思います。 そこから、うまくなりたい、強くなりたいとなっていったと思います。 「試合」とは、読んで字のごとく「試し」「合い」です。 しかし、今のスポーツ界の指導者というのは、選手たちが鍛え上げて研鑽してきたことを試し合うという観点はなく、短期で結果を出すために選手に無理を敷いて、勝つことだけを目指すという指導をしています。 わかりやすくいえば、、勝利至上主義ということです。 勝利至上主義という言葉を出すと、 「スポーツは勝つことを目指すものだ」と反論する人がいますが、試合に勝とうとすることは「勝利至上主義」ではありません。「勝利至上主義」と言うのは、勝つために、短期で結果を出すためな何をしてもいい、勝つこと以外に価値はなく、負けることから得られるものはないと考える主義・主張のことだと思います。 アメフトのタックル問題は、まさに、勝つための「手段を選ばぬ卑劣な行為」だと思います。みなさん、あのタックルをした選手のプレー動画と記者会見動画を見られましたか?同一人物に思えましたか?僕には会見の彼は好青年に見えました。しかし、あんな卑劣なプレーをしました。 スポーツが彼を変えてしまったんです。 勝つことに、結果を求められるがあまり、一人の人間の性格までを変えてしまった。この罪は大きいと思います。 先ほど、ビジネスの世界でも「短期で結果を出す」と書きましたが、実際、社会にとってマイナスになるようなことを、「短期の結果のため」に「大企業」はやるのでしょうか。 スポーツ界はそれをやっている。 もちろん、全てじゃありませんが・・・
417Picks
「甲子園病」の処方箋。酷使されるエースたちを守るために
NewsPicks編集部
過密日程の高校野球へ3つの提案と、千葉県高野連の「約束」
NewsPicks編集部
氏原 英明ライター・ジャーナリスト フリーランス
千葉投手の取材を終えたときに、彼の大人を気遣う姿勢や野球界のためのことを思ってくれた発言の数々に感動しました。 だから、石丸専務理事が語った真実が僕にはショックでした。千葉くんがこれだけのことを思ってくれているのに、と。 でも、この当事者意識のなさは、千葉県に始まったことではないとも思います。高校野球はもちろん、野球界全体がそうなのかなと今回の取材で感じました。 千葉くんのことをすべての野球人が知って考えろとは言いませんが、高校野球の中でたくさん起きている問題点を他人事とは思わずに、野球、や甲子園を良いと思っている人たちが真剣に考えてほしいなと思います。 実は、千葉投手と同時期に高校野球界では健康面を巡る問題が起きています。最後にそちらについて、いい方向に向いている選手も含めてあげておきます。 ・安樂智大投手(楽天)2013年のセンバツ2回戦の広陵戦で234球の熱投。日米のメディアをまたにかけて物議を醸した。後に安樂は肘を痛めた。 ・2014年夏、盛岡大付の松本裕樹(ソフトバンク)は右ひじ靭帯の炎症を隠して登板して問題になった(同連載にて既報) ・2014年夏、石川県大会で8点差を逆転する奇跡を起こした星稜のエース・岩下大輝(ロッテ)はプロ入団後、右ひじのじん帯を損傷、トミー・ジョン手術を受けた。2018年フレッシュオールスターに出場150㌔を計測した。 ・1年夏から4季甲子園に出場した明徳義塾のエース・岸潤一郎(徳島ファイティングドッグス)も、拓殖大学に進学後(中退)、こちらもトミー・ジョン手術を受けている。野手として再起。
242Picks
NORMAL