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人事制度を相対評価から絶対評価に改める企業の狙い
荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
絶対評価をするには条件がいくつかあります。
一つは評価方法に評価者の私見が入らないことです。
もう一つは業績が右肩上がりの企業です。
前者に関しては、声の大きな上司に評価の重きを持たせず、業務をローテーションさせ、複数人から評価させ、
かつ、上だけでなく下も含めた360度評価が必要だと思います。
後者は難しい問題です。
業績が下がれば、昇給率や役職への昇進は減るものです。
本来、評価の結果は、報酬である給与や昇進に繋げるものです。
しかし、その出口がなければ、評価を絶対評価にしても、
報酬に繋がりません。
それでは、絶対評価の意味がありません。
ですので、当該企業は絶対評価の取組は進めていると思います。
しかし、絶対評価にきちんと連動した報酬制度は作りきれないと思います。
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荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
正しいと思います。
遠い未来への大きな確信はなくとも、近い未来の小さな確信を積み上げて、確かめながら進むべきと思います。
コンサルティングをしていると、クライアントから事例を求められます。クライアントが確信を欲しいからです。
また、事例を振りかざしたコンサルティング会社が多いのは大変遺憾です。コンサルタントのスキルは事例の輸入なのかと思ってしまう程です。
ですが、新しいことには事例がありませんし、確信もありません。仮に海外で成功したモデルであっても、日本は同じ環境でないので成功しないものも多数あります。
大切なのは、先入観なく、実際の環境を正しく分析し、そこから推測される「確からしい」方向性を考え、小さく始めて、成功したら確信を膨らませ、臨機応変に大きくすることだと思います。
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荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
「なんで」と問い続けて良いのは、過去に何らかの考え方があるものについてだけだと思います。
学問を学ぶ、仕事を論理立てるには良いと思います。
しかし、学問でも仕事でも特定の領域で先駆者にあるのは、大きな命題だと思います。命題を実現するためにどうするかです。
私がプロジェクトをしている時、クライアントから「なんで」と問われる時はあります。もちろん、それに全て答えます。
しかし、その中の「なんで」の中には、潜在的に事例を求めている「なんで」があります。
事例を求めると常に過去踏襲となり、新しい取組はできませんし、実証実験をしようということにもなりません。
「なんで」と問うのは正しいことだと思いますが、使い所には気をつけるべきだと思います。
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荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
責任や業務負荷の面は理解できます。
しかし、今一度、何のためにその会社に入ったのか考え直した方が良いと思います。
人に依りますが、何かを実現するために入ったのではないかと思います。
私は、このように自己実現と負荷があるときにいつも思い出す言葉があります。
それは、踊る大捜査線という刑事ドラマで和久さんが言っていた「正しいことをしたければ偉くなれ」です。
自己実現は何か社会にとって正しいことだと思います。
正しいことをするためには偉くならなければ、できないのです。もちろん、偉くなるためには実力も必要です。
個人は、自己実現ができるなら管理職を目指して頑張るべきだと思いますし、自己実現ができないなら会社を辞めて他を探すべきだと思います。
その一方、経営者は社員が夢を持ちそれを実現する場を整備せねばならないと思います。
今後、このような自己実現を許さない会社は、潰れゆくべき会社だと思います。
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荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
ファシリテーター次第と思います。
良いファシリテーターは一つ一つの意見を否定しません。
そして、それぞれの意見をテキパキと整理し、言葉を補ってストーリーにします。
意見が出ない場合は、自分の意見を呼び水にして意見を出させるか、
然るべき人に意見を出させるかします。
そして、全会一致を目指して、細かな意見の食い違いも議論させ、意見を集約していき、
最後には、決を採ります。
しかし、ファシリテーションをきちんと身につけた人は中々いません。
よくあるのは、意見を出させるだけ出させて、結論がないことや、意見を否定することです。
まずは、社長をはじめとしたリーダーが素養を身につけるべきだと思います。
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荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
やめるべきは圧迫面接だと思います。
私が就職活動をした際は圧迫面接をした面接官には逆に論理で詰めましたし、そういう会社は最後の役員面接手前であっても全てこちらから断りました。
圧迫面接でプレッシャーへの強さを見るようですが、意味がよく分かりません。そんなことをしなくても、その人の芯の強さは分かります。
圧迫面接よりケース面接を30分使って解かせる方がもっと多くのことが分かります。私が面接官の時は、相手の得意分野のケース面接を行うことにしており、普段から論理的に考えているのか試せます。
また、更にプレゼンテーションも行っているので、心の動きも分かります。
ですが、面接官のレベルが低いとケース面接はうまくできません。圧迫面接をするよりは、面接官(社員)の教育に心を配った方が良いと思います。
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荻生 泰之EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー
一生懸命に生きることは大切だと思います。
その目標設定に問題があることは多々あります。
個人の目標が、会社の目標であったり、周りに勝つことであったり、人から与えられたものであったりすると思います。
ある年齢までは仕方ない部分もあります。
しかし、中高生くらいになれば、世の中のことも分かりかけ、自分の夢を持つことができると思います。
子供の頃に、夢を持って追いかけること、自分の人生を生きることを学ぶべきだと思います。
自分の夢を一生懸命に追いかけることは、苦労はありますが、楽しさもあります。
そのようにして、自分のために生きることが大切なのではないでしょうか。
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