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バイデン氏、アフガン駐留軍「帰還の時」 完全撤退を正式表明
村松 一之株式会社 和キャピタル 運用本部 部長
20年2月のドーハ合意では米軍は5月までに完全撤退する約束だった。それに伴い、ここ最近はオースティン国務長官がアフガニスタンを電撃訪問したりと慌ただしい動きが続いていた。米国は今回、9/11に完全撤退を表明したが、これはタリバーンにとっては5月撤退の延長であり、受け入れがたいものだろう。ちょうど24日からトルコでアフガニスタン政府とタリバーンの和平協議が国連を巻き込んで行われる予定であったが、タリバーンは不参加を発表している。結局、米国などの力による介入は短期的には効果を発揮するが、長期的には現地の人々に混乱をもたらすのだろうか。
イラン外相、イスラエルへの報復明言 核施設巡る「テロ」で
村松 一之株式会社 和キャピタル 運用本部 部長
2012年の「オリンピックゲーム」と呼ばれたイラン核施設へのサイバー攻撃が思い出される。米国とイスラエルで開発した「スタックスネット」が話題になった。あの攻撃もナタンズのウラン濃縮施設だった。
今回の核施設の異常事態については、詳細は不明なのだが、話がややこしいのは、「米国とイランの核合意再開」、「イランの大統領選挙」、「イスラエルにおけるネタニヤフ首相の復活」という3つの要素があることだ。バイデン政権は、イランとの核合意交渉の再開を目論んでいるが、イスラエルにとっては望ましくないことであり、イランを挑発して報復攻撃をさせることで、イラン核合意交渉を成立させないことにメリットはある。一方でイランは6/18に大統領選挙が控えており、強硬派でイラン革命防衛隊の司令官であるサイード・モハンマド准将が有力な大統領候補である。強硬派にとっては、こうしたイスラエルとの緊張状態は追い風になる。従ってイランが自作自演で緊張関係を作り出しているのかもしれない。更にイスラエルでは、先般の選挙で不死身の男であるネタニヤフ首相率いるリクード党が第一党となり、政敵の青と白のガンツ副首相に圧勝した。ネタニヤフ首相にとっても政権基盤を固めるために、イランという敵の存在があったほうがいい。このように、色々な要因があり、本当のところはよく分からないが、一つ言えることは、中東はますます不確実性が高まっているということだろう。
首相訪米、米国時間16日に首脳会談 加藤長官が発表
村松 一之株式会社 和キャピタル 運用本部 部長
トランプ政権なら驚かないが、バイデン政権下でのこの展開はサプライズ。何か不測の事態が生じた可能性を疑ってしまう。
普通なら、
① コロナ関連(濃厚接触者等)
② 米国でテロ等の安全保障上の脅威がある
③ 日本なら首相が国を離れられないリスクが出た(北朝鮮や中国)
④ 米国が日本に対して何か不満を表明(対中姿勢)
⑤ バイデン大統領が、菅総理より前に誰かと会談をする
⑥ バイデン政権の外交スタッフがまだ承認されてないため、本当に準備が間に合っていない。
こういう事態でないと、首脳会談の直前の日程変更は考えにくい。
加藤官房長官のコメントを素直に信じるわけにはいかないなー

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