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歌舞伎町のホテルから飛び降りた16歳の“トー横キッズ”。亡くなる直前に語った「壮絶な過去」と「大人への絶望」
今井 紀明認定NPO法人D×P(ディーピー) 理事長
少数ですが、グリ下やトー横の子どもたちのことに配慮がない組織や個人活動に危機感があります。虐待を受けた子どもや若年層が多いグリ下やトー横などで、無断で顔をSNSであげたりするのは、彼らにとってかなり大きなリスクです。
「それはやめた方がいい」と伝えても報道関係者を無断で連れてきたり、ネットで子どもたちの顔などを上げたり。無断で顔写真など上げたりするのは、子どもたちからも「嫌だ」という反応はよく聞くので、やってはいけないです。
また、こういう配慮がない団体や個人を取り上げているメディア関係者もいかがなものかと思います。「絵的に取りやすい」「報道しやすいから」といって安易に取り上げてしまうことで、若者や子どもたちがより社会への不信感を積み上げてしまう、またトラブルにも巻き込まれる。これはやめていきましょう。
報道のガイドラインみたいなものがどうかあるかわかりませんが、こういった配慮がない方や団体を取り上げるのはいけないというルールなどを報道現場で作ることも必要だと個人的には思います。
以下、記事より。
――ボランティア団体の人たちとかって、助けになってる?
「うーん。子ども食堂とかは行くけど、ネットに無断で顔をあげたりされるのがいやだ」
――許可なく載せられるってこと?
「そう。TikTokとかに。親が子供を見つけられるように発信してるんだって言われるけど、正直怖い。私みたいに虐待されてる子も多いし、親に居場所を知られたくない子もたくさんいるから本当は辞めてほしい」
親にお金を取られても、差別されても「自分が悪い」と思っていた……トランスジェンダー男性の和也さん(仮名)が過ごした10代・20代
今井 紀明認定NPO法人D×P(ディーピー) 理事長
高卒就職の段階でLGBTQの方へのフレンドリー企業を探すのは困難です。高校卒業の時は、民間の就職サービスなどの活用は主流ではないため、大学生が就職活動時に利用する就職サービスを使えるわけではありません。また、ジョブレインボーのようなダイバーシティ就活・転職サイトも活用できないです。
特にトランスジェンダーの方にとって、現状の高卒就職の仕組みの中でカミングアウトして就職をすることも力がいりますし、企業側に働きかけていくことは極めて困難だと思っています。これまで私が出会ったトランスジェンダーの高校生は、困窮家庭で大学に行けず就職を目指していましたが、結局はアルバイトで生活するなどから始めるしかないことがありました。高卒就職の段階でも、トランスジェンダーおよび性的マイノリティの方が就職先を考えられる選択肢を掲示できるような社会の仕組みをつくっていくことは急務だと思います。

【危険】日々進化する「闇バイト」の最新手口
今井 紀明認定NPO法人D×P(ディーピー) 理事長
プラットフォームの規制も重要ですが、あとは福祉からのアウトリーチ、声がけも極めて大切だと思います。
加えて「お金がない」「死にたい」とポストしたりしている方に対してのリーチがとにかく強いのが現状で、私が運営しているNPOからはオンライン相談から食糧支援や給付支援をしているユキサキチャットという自社のサービスの広告をインスタやラインなどSNS等にも出していって先にリーチしていっています。
それは、政府の福祉制度はあるのに、子どもたちや若者たちに届いていないからです。本来的にはそういったアウトリーチを国や自治体が窓口で待つのではなく、こちらから声がけできるような仕組みにしていくことができれば防げる被害もあります。

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