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JR東、スイカ履歴で外部連携 交通費精算システムなど 加工情報の外販も視野
三村 真宗株式会社コンカー 代表取締役社長
コンカーの代表です。
インタビューに登場する野口常務と合意した今回の共同開発の原点は、交通費精算のような”無駄な”仕事をデジタル技術によって世の中からなくしてしまいたいという共通した思いでした。
現時点でも専用の読み取り器にSuica等ICカードをタッチすれば、乗車データを即座にコンカーに転送することができます。
予定表を見ながらヤフー路線検索等で運賃を調べて、金額や日付や乗降駅を手作業で打ち込むのに較べたらはるかにラクです。
しかし人間がカードをタッチしている時点でデジタル化としては中途半端。しかもICカードには20件の乗車データしか記録できません。
記事にあるようにJR東日本が持つSuicaのデータサーバーとコンカーを直接繋ぐことができれば、人間が一切介在せず、改札ゲートをくぐればそれで経費精算が終わる。デジタル化によって交通費の精算という、わずかな時間ではあるが、最も価値を産まない業務のひとつから解放されることになります。
また記事では触れられてはいませんが、このデータ連携が実現されれば、Suica で決済する限り、全国のJR、私鉄、地下鉄、バス、さらに日本交通等の主要タクシー会社のタクシー代等、ほぼあらゆる近隣交通費が自動的に精算されるようになります。
これはICカードのデータがバックボーンネットワークを通じ、鉄道会社・交通機関を横断してデータ交換しているからこそできること。知れば知るほどインフラとしてのSuicaの強さを感じます。
また利用履歴を知られたくないとのコメントを目にしましたが、これはコンカーに取り込まれてから、プライベート利用部分を除外するステップがあるので、心配はしなくてよいかと思います。
共同開発はこれからが正念場。デジタル化によって経費精算の煩わしさを過去のものにしたいと思います。
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