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空き家0円譲渡で移住促進 経費も補助、富山・上市町
共同通信
田村 大Re:gion Picker / 株式会社リ・パブリック 共同代表
移住者にとって家は一番重要なエントリーポイントで、ここがうまく見つからないから移住のハードルを乗り越えられないという話は本当によく聞きます。空き家自体はどこの地域にもたくさんあるのですが、それを譲渡したり賃貸したりというアレンジメントの機能が全然働いていない。田舎でも、不動産屋で扱っている賃貸物件は大東建託やレオパレスのアパートのみで、移住者が探している「少し手を入れれば住み始められる」古民家物件なんて、絶望的に見つかりません。市場に出ないものをどう顕在化させるのか。地域側の危機感と戦略の共有が大事になってくるのですが、ここに本腰を入れて取り組む役場はあんまりないというのが現実で、上市町がこういう取り組みを進めているのは同様の問題意識を持っている市町村にとってよい参考事例になると思います。 空き家バンク制度自体は必要で、これを民間連携でプラットフォーム化していることも良いと思うのですが、コンテンツは市町村に丸投げというのが現状なので、結果的に魅力的な物件がプラットフォーム上にはほとんどありません。このテコ入れのためにも、上市町の事例など、市町村にとって動機づけになるような政策支援やノウハウの共有はこれから大事になってくると思います。
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「軽井沢には“東京の時間”をもちこまないほうがいい」地方への移住がうまくいく人・いかない人の違い
マネー現代
田村 大Re:gion Picker / 株式会社リ・パブリック 共同代表
鹿児島は日置の亮平さん(と、名前は出てこないけど、件の経営者・小平さん)が記事中に!僕自身もまもなく福岡移住10年になります。「福岡、最高でしょう?!」と聞かれることが多いですが、端的に言えば、いいところも、悪いところもどっちもあります。その上で、東京と比べて少しプラスといったところでしょうか? 我が家は子育て環境の充実が、移住のいちばんのテーマだったので、特に長女が小さかった頃、保育制度の充実といった目に見えるものから、子どもに優しい飲食店の数々(「子どもNG」の店はとても珍しい部類)や子連れにサポーティブなまちの人々のカルチャーなど、目に見えにくい子育て環境はキラキラしていました。長女も成長し、長男もまだ未就学ですが、福岡にすっかり慣れてしまったので、もはや東京と比べる意識も薄れています。逆に、子どもの教育環境の選択肢が少なかったり、根強い男尊女卑の価値観に嫌な気持ちになることがたびたびあり、こういう時だけ東京と比べてしまいます。勝手なものですよねw では、いずれ東京に戻るのか?と聞かれると、その可能性は薄い。僕はクリエイティブ領域で仕事をしている人間ですが、東京にいることで視野が狭くなることに以前から大いに問題意識を持っています。異なる業界やクラスの人たちと触れずに、また手強い自然環境と無縁に生きていけることが、ダイバーシティや生物生態系への感受性の低さを招いていて、これはメディアのインプットではどうにもならない。気候変動や格差拡大に揺らぐ今、そしてこれからの社会で、創造的なビジネスや活動を生み出していくためには、東京にいることはネガティブな要素にしかならないのです。これからクリエイティブジョブを目指す方は、積極的に東京を離れていく必要があるし、周りが何と言おうとそうなる流れにあると思います。佐宗さんも、仕事の面でも「脱・東京」のチョイスが必然と思ったのでしょうね。
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