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日本人がまだ知らない「30%クラブ」の本気度
治部 れんげジャーナリスト
上場企業の女性役員3割を目指す30%クラブ、機関投資家で構成
するインベスターグループ、チェアのダグラス・ハイマスさんにお話を聞きました。
女性が昇進に際し「自信がない」という事例をよく聞きます。「だから女性は昇進したくない」と話を終わらせず、考えを掘り下げていくところが立派だと思いました。
経営者として自社の状況についても数値を開示して改善を目指し、個人としてもこの課題に真面目に取り組む姿勢が伝わってくるエピソードをご紹介しています。
【ガイア】伊藤忠、産休・育休経た30代女性に「同期の中で遅れている」と異動提案 ネットで「時代錯誤」という声相次ぐ
治部 れんげジャーナリスト
事実と反応をまとめつつ、過渡期の混乱が分かる良い事例。いくつかの要素がごっちゃまぜで論じられています。
1つ目は、産休育休というブランクに対するpunishmentが重すぎるのではないか、という話。外資系を見ると、複数出産して上級管理職の女性は珍しくありません。日本企業は、まだまだ、産休育休「くらいで」昇進が遅れること自体、遅れているという指摘は事実。
2つ目は、育休の長さ。諸研究が明らかにしているのは、育休が長いとキャリアにマイナスという事実です。米アジアで勤務経験のある友人は、同僚(アジア人)から「1年の育休はtoo long」と言われたそうです。競争は厳しい。この点、詳しくは立命館大教授の筒井淳也さんが書いた「仕事と家族」(中公新書)をご参照。
3つ目は、家庭内の男女不平等です。事例の女性は会社の先輩と結婚しているので、収入が多い方が育休を取ったのかもしれません。ただ、ふたりともキャリアを継続と考えるのであれば、半々といかないまでも、夫も育休を取る、という選択肢もありました。三菱東京UFJ銀行の男性育休義務化は、こういう問題を避けるための解決策として期待できるでしょう。

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