Picks
10フォロー
19407フォロワー


EU 合成燃料条件にエンジン車の販売継続認める 日本への影響は
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
航空系のSAF, Sustainable Aviation Fuel しか分からないが
Clean Skies for Tomorrow: Sustainable Aviation Fuels as a Pathway to Net-Zero Aviation
https://jp.weforum.org/reports/clean-skies-for-tomorrow-sustainable-aviation-fuels-as-a-pathway-to-net-zero-aviation/
2030年において合成燃料の価格は、候補に挙がっている製造方法で、現在の燃料の2〜4倍で製造できるようになる。それと、EV、電気代の競争か。安価な小型EV、数割増しのバッテリー性能。再生可能エネルギーを使い発電した電気で合成燃料にして拡散させるか、再生可能エネルギーで中央で発電した電気で拡散させるか。自動・自律運転システムの進展。諸々の絡み合いを考えると、中央の政策で進む話ではない。それとは関係なく、市場と技術進展で物事は進行していく。つまり、脱エンジン化、EVへの流れは変わらない。欧州メーカーの延命措置は競争力を削ぎ、結果として存在感は落ちていくのでしょう。
仮にこのような制度で進むとして,2030年に化石燃料由来のガソリンなども残ると思うが、合成燃料はどのように取り入れられるのだろうか。当然2種類の燃料は混ぜて(ブレンドされて)流通するのであろう。2030年以降に購入したエンジン車専用の給油所ができるわけないから。合成燃料の製造費に合わせてガソリン価格は上がるだろう。2030年以降に販売された各エンジン車ごとに消費した燃料を記録して収集して(どうやって?)合成燃料の消費相当分を算出し、それとガソリンに混ぜられた合成燃料の量を比較して、前者が多ければメーカーがある計算された(計算式?)割合でペナルティを支払う、あるいはそれに相当するCO2排出権を購入する。そんな制度になるのだろうか。おそらく、そういう制度設計も合わせて議論されていると思う。
理研 国産初の量子コンピュータ公開 超伝導方式 ネットで公開し外部からの利用可能に
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
ご関心がありましたらコメントくださいとお知らせが来ましたが,完全な専門外です.
ジョセフソン接合を用いた超伝導量子回路.
https://rqc.riken.jp/
心臓部の超伝導量子チップの製造技術は現在の半導体製造技術と変わりなく,難しいところはない.問題は,極低温を維持する装置や信号の入出力をする装置が巨大であること.これからますます発展しそうです.
以下の文献は入門として最適のように思われます.中村泰信先生が今回のリーダーですね.
山本剛: 超伝導回路を用いた量子計算機の研究を理解するための基礎知識, 日本物理学会誌, Vol. 75, No. 10, 2020. https://doi.org/10.11316/butsuri.75.10_610
中村泰信: 超伝導量子ビット研究の進展と応用, 応用物理, Vol. 90, No. 4, 2021. https://doi.org/10.11470/oubutsu.90.4_209
【追記】例えば、自動運転車はCASEのCに当たるように、すべての車がconnectすることになります。量子コンピュータによって従来のコンピュータでは難しかった逐次大域的最適経路が計算され、渋滞なく、低環境負荷、効率的な移動を可能にします。
住宅地上空、ドローンで荷物配送=「レベル4」、国内初―日本郵便
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
本日,日本郵便は,ACSL(千葉大学発のベンチャーで,ドローン専業メーカーでは国内唯一の上場企業)が製造した第一種型式認証を得たマルチコプタ
https://newspicks.com/news/8217096?ref=user_2112738
を用い,日本初の補助者なしで第三者上空(有人地帯)を含む目視外飛行(レベル4)を実施しました.
当初,昨日の予定でしたが,天気は雨.この機体は雨では飛行しない条件で認証を得ていますので雨のない本日になりました.
これは歴史的な一歩です.いよいよ,ドローンがそこにいる時代がやってきました.もちろん,ビジネスとしてはまだまだこれからですし,今後,危険なことも生じると思います.
JAL、737MAXを26年から導入 18年ぶりボーイング機発注
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
ANA,スカイマークに続く日本のエアライン3社目.いわゆる「稲盛イズム」でボーイング偏重だったJALがエアバスを導入するようになっていたため,気がつけば18年ぶりのボーイング機だそう.このクラスでエアバスA320が争う形になっています.
そんなことより,もっとも興味深いのは,たった4年前にボーイング叩き,737MAX叩きをしていた人たちはどこへ行ってしまったのでしょうか.NewsPickの検索機能で「737MAX」を検索し,もっともPick数の多かったものを出してみると以下です.
https://newspicks.com/news/3742795?ref=search&ref_q=737MAX&ref_t=top
事故の原因となったMCASもソフトウェアが改修されて今でもあり、それが必要になったという、おむすび型のエンジンは変更なしです。さようなわけで,いかに世論やコメントがあてにならないかを示しています.発言やコメントはネットの書き込みであっても重い。737MAX導入に反対運動をしたり、日本に来ても乗らない人が出てくるでしょうか。
【高校野球】“ペッパーミルパフォ”への注意に高野連が声明「気持ちは理解できますがプレーで楽しんで」
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
興味がないので知らないだけかもしれませんが,高校野球でエール交換ってやっているのでしょうか.
相手のミス(敵失)に対して,選手と応援はどう振舞うかでしょうか.逆の立場が思えるかでしょうか.
SNS炎上投稿と同じです.やった自分たちは快感なのでしょうが,別の立場である,例えばされた相手がどう思うかの想像の欠如.そのような方向に社会が向かっているようで嫌ですね.
ちょっとした時,一瞬で自分の本音が出てしまうこともあり,その場その場で考えてできるものでもないので,日ごろの意識が重要だと考えます.
エンターテイメントのプロスポーツと違い,学校での部活動はそうした訓練の場だと思っていましたが,子供だけでなく,指導者や見守る大人も変わったようです.また主催者側もそれを適切に伝えられなくなったようです.
【追記】この記事の中では,その場にいた監督がそういったことに触れていないので,私が間違っている可能性が高いです.

NORMAL
投稿したコメント