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「ホリエモンロケット」とはぜんぜん違う5秒で大爆発した「カイロス」に政府が巨額の税金を投じる怪しげな理屈
PRESIDENT Online
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
上向きのベクトルもあれば,下向きのベクトルやそれを押しとどめようとする動きもあるわけで,いろいろな論調があって良いと思う.失敗によって問題が表面化してきたと圧力をかけるのも必要だと思う. 民間のみでは,いわゆる魔の川,死の谷,ダーウィンの海を越えるのが難しい場合に,国がリスクをとる(リスクをとらせる)わけで,残念な結果で終わる可能性が高いのもそのせい. 「スペースワン」は立ち上げ時からいろいろな思惑が働いていたことは明らかで,それら込みで概ね了承しています.もし幹部を含む人材,拠点の探し出しと育成を真っ新な状態から始めていたら,今の状態(初打ち上げ)になるまでに10年はかかったと思う.適者適材を集めた結果,スピーディーだった. ぶっちゃけて言うと,打ち上げ後の会見に出てきた社長はそれまで全く表に出てこず,この社長の姿が,いかにも元官僚っぽい白髪のお爺さんで,イーロン・マスクやホリエモンのようなスタートアップの経営者のような覇気が感じられなかったので違和感が深まったと思う.見た目の問題ですね.「人は見た目が9割」らしい.スタートアップっぽいキラキライメージがないから. 【追記】カイロスで上げようとした衛星は実用衛星ではなく,実証(試験)衛星です.そうでなければ,このようなスタートアップの初号機に打ち上げを発注するわけがない.また,スペースワンにはまだ税金投入はされていないと思います.SBIRは新型ロケットの開発に当てられる補助金で(初号機や2号機の打ち上げには使えない),つい数か月前に採択が決まった段階です.ちなみに,SBIRですが,私が携わった分野ではそこそこもめましたが,採択先企業を決める時に官庁の方々は発言権なしでした.
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