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2段目エンジンで過電流か H3失敗、JAXA分析
共同通信
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20230316-mxt_uchukai01-000028335_1.pdf なぜ打ち上げ本番時に出てきたのか.燃焼試験時も含め,事前確認はどこまで行っていたのか. 可能性として,短絡,地絡,過電流,誤検知...テレメのデータでこれ以上のことは分かるのかな. テレメのサンプリングレートが粗くて,異常検知,遮断,電圧降下のタイミングが分からないが,2系統がともに異常を検知しているので誤検知やハーネスの問題の可能性は低いと思う.エンジンバルブ駆動用ヘリウムガスの供給や点火器エキサイタスパークプラグの駆動を制御するPNP(ニューマティック・パッケージ )が怪しい.PNPが駆動を指示する信号を受信してPNPに何かが起きたか. 2月17日の打上げ中止の原因も電気系統だった. H3ロケットとH-IIAロケットの電気系統の違いによると,問題になっている機器は同等(「同等」の意味が分からない)の仕様の機器.H-IIAの機器はシングル構成であったとことを,H3は2冗長にし,また電圧・電流の異常検知機能を持たせた.H-IIAも実は問題があったけど,気が付かず,あるいは異常とみなされずに飛行していたとか? H-IIAの過去の打ち上げ時のテレメデータも見直すのでしょうね.また燃焼試験時のデータも. 希望は,エンジンそのものに問題が発見されたわけではないので,原因さえ分かれば対策は早いと思う.
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