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【パリ】五輪に空飛ぶタクシーが登場!? アーバンエアモビリティ計画進行中(鈴木春恵)
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
Volocopterは東京五輪にも売り込みに来て,聖火を運んで点灯させることを提案したという噂.
イーロン・マスク氏が最高の二酸化炭素回収技術に賞金104億円
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
研究開発に懸賞金をかける.なぜ日本にはないのだろう.
米国では古くはリンドバーグの大西洋横断飛行があるし,X Prizeが有名.例えば,Ansari X PRIZEでは繰り返し飛行ができる有人弾道宇宙飛行機の開発を競い,それを勝ち取った企業が発展してVirgin Galacticになった.
https://newspicks.com/news/3696793?ref=user_2112738
日本のチームも参加した月面探査を競うコンテストもあった.
https://newspicks.com/news/2770605?ref=user_2112738
ボーイングは空飛ぶクルマのコンペ,GoFly を実施して斬新なアイデアが集まってビジネスに繋がっている.
https://newspicks.com/news/4683767?ref=user_2112738
イーロン・マスク関連で言えば,ハイパーループのコンペ.
https://newspicks.com/news/3195248?ref=user_2112738
日本でお金を持っている人(団体)も,アイデアとやる気を持っている人たちを焚きつけるようなことを考えてくださいよ.
※ ちなみに,お金はないけど,若者を焚きつけることをしている.
「飛行ロボットコンテスト」
http://indoor-flight.com/
チューリッヒ大、ドローンが故障しても飛び続けるシステムを開発!
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
マルチコプターはプロペラ4つのものをquadcopter(クワッドコプター,クワドコプター),6つのものをhexacopter(ヘキサコプター),8つのものをoctocopter(オクトコプター)と呼びます.プロペラの数は偶数個で,2個ずつ反対方向に回転しています.これは,モーターがプロペラを回すトルクの反トルクで機体自身が回転してしまうことを防ぐためです.プロペラの数を偶数個にして,回転方向を半数ずつにして反トルクを打ち消しています.ドラえもんのタケコプターの大きな疑問は反トルクをどのように打ち消しているのかということで,ここから考えるとタケコプターはプロペラの回転による推力で飛行しているのではないことが分かります.
一見,単純構造でプロペラ回転で安定して空中に静止(ホバリング)しているように見えるマルチコプターは静的に不安定で,ジャイロ・加速度センサなどの慣性センサやカメラから姿勢を観測し,それに基づいてプロペラの回転数を細かく制御しないと,すぐにバランスを崩してしまいます.
プロペラ一つが機能を失ったとします.プロペラ6つのヘキサコプター,8つのオクトコプターであれば,他のプロペラが補うことで何とか姿勢を維持することができます.しかし,4つしかないクワッドコプターでは,たとえ残りの3つのプロペラが十分な推力をもっていて高度を維持できても,打ち消せない反トルクで機体は回転運動を始めてしまい,姿勢を保つことはできません.結局,墜落してしまいます.
そこで姿勢を維持,つまり静止することをあきらめて,クルクル回転しながら高度だけは維持する,動的なつり合い状態を確保することになります.この辺りは研究がいろいろ発表されていて,数値計算(シミュレーション)はできるが,現状,実際に飛行する機体でできるかどうかという状態にあります.難しいのは,そのような回転状態では先に述べたセンサが機能を果たさなくなることにあります.また空力も非線形となります.
で,この記事になります.
Alphabet傘下の気球ネット企業Loon、解散
土屋 武司東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
ブレないとコメントしてきたところですが,
https://newspicks.com/news/4842496?ref=user_2112738
ダメですか.やはり.
どんなにAIが賢くても自然環境は変えられません.高度の上げ下げだけで風による位置偏差を抑えるのは無理です.
以下にも書いたが,
https://newspicks.com/news/2147180?ref=user_2112738
そもそも世界中のどこでも可能ではない.偏西風の強い日本のような場所では絶対無理.日本も成層圏プラットフォーム計画をJAXA(前身のNAL)が進めていたが,風のせいで断念している.ケニアやペルーで試験をしていたのは風環境が良かったためと思われます.
これで全地球規模のインターネット網からはGoogleは撤退でしょうか.代わりのプロジェクトが動いているのでしょうか.SpaceXが独走を続け,2番手が無人航空機のHAPS.どうするGoogle?

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