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【足立光】僕はコンビニ業界で「トップ」を入れ替える
NewsPicks編集部
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&アソシエイトディレクター
足立さんが着任されてから、着実にファミリーマートは変わってきてますね。 確かにブランドに対するイメージ(マインドシェア)というのはブランドの感性品質に大きな影響を与えますね。「あのブランドが良い」というのは必ずしも実態に対する評価とは限らない。ブランドに対して全く知識のない人が、商品の良さや店舗のアメニティを評価した場合、トップブランドじゃないブランドがトップであるということは良くあることです。 例えば、自動車メーカーで言うと、いまや、米国のConsumer Reportsにおいて自動車ブランドとしてナンバーワンの評価(http://reprints.theygsgroup.com/cr/reprints/C112964_CarBrands_Final.pdf)を得ているマツダですが、かつては「マツダ地獄」などと揶揄されるブランドでした。しかし、そんなころからもマツダの品質やデザイン性に対して高い評価をする消費者は存在していて、いかに実態に沿ったブランド認知を獲得するか、というのは、簡単ではありません。 とにかく、手段はともかく、特定カテゴリーにおいてポジティブ評価における「マインドシェアナンバーワン」になることです。マツダの例で言うと、「デザインが良い」「ハンドリングが良い」「クルマ好きに一番支持される」そういうイメージです。それを目指す上で重要なのが、コミュニケーションを分散させないことです。一つのイメージに集中投下すること。マツダでいうと、2000年代初頭に始めた "Zoom-Zoom"がそれです。それまで車種別にバラバラだったコミュニケーションを1つに統合しました。特に広告費含め、コミュニケーションに割けるリソースが限定的なマツダにはその戦略は有効でした。 足立さんのインタビューを読むまでもなく、コンビニ業界でも色々な競争軸があると思いますが、より多くの競争軸でいかに「トップ」を取るかことがファミリーマートの課題であることは疑いないでしょう。その中で、コミュニケーションを分散させず、一つの世界観の中で、ワンボイスで統合するということは、極めて正しい戦略だとしても、勇気の要る決断だと思います。これからの足立さんの、そしてファミリーマートにも注目していきたいと思います。
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「高学歴の人」たちがなぜか「没落」していく“ヤバい時代”がまもなくやってくる…!
マネー現代
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&アソシエイトディレクター
これはまあそうでしょうね。そもそも高学歴を獲得した層も複数あると思いますが、かつての東大文一→官僚に代表されるようなエリートコースというのは、既得権益を守る保守エリートコースであり、新たな地平を拓くことに適合しているタイプではない。そして変化を起こさないことが自分の地位の安定をもたらすわけで、自分が関知出来ないところで起こった変化に対しては防戦一方にならざるを得ず、結局没落するしかない。 ただし、同じ高学歴でも、理系大学院や米国を中心とした海外でグローバルレベルの教養や先進の専門性を獲得した人はこの「没落高学歴」というものの外に居る。彼らは「新卒就職までに払ったサンクコスト」みたいな概念がなく、世の中の変化に対応するための知識の更新や自らの進化も厭わない。 「高学歴を獲得したとしても意味がない」と本稿を誤読する人も多いかもしれないが、必ずしもそういうわけではない、ということには留意する必要がある。世の中が『北斗の拳』やそのモデルになった『マッドマックス』の世界にでもならない限りは知能が高くルールを作る側にいる知識階層が世の中を牛耳ることに代わりはない。大事なのは「これまで」のルールを「守る」ことに長じた者ではなく、「これから」のルールを「創る」ことに長じた者が強いということだ。
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「今日の仕事は、楽しみですか」品川駅の大量広告、「出勤時に見ると傷つく」と批判→1日で取り下げ NewsPicks関連企業
ITmedia NEWS
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&アソシエイトディレクター
マジメな話、NP/Uzabaseの皆さんは日本の旧来的な価値観を打破したいと思ってるんだけど、それを「旧来的な価値観」で生きている人にメッセージアウトする時に、その出し方を間違えているなあ、といつも思って眺めています。 以前の「さよなら、おっさん」もそうです。 個人的には、NP/Uzabaseの無邪気なまでの想いには大変共感するものです。自分も年代的には立派なおっさんですが、毎日のように「さよなら、おっさん」と叫びたくなることに出くわします。そして、今回のケースだと、日本では職業選択の自由が許されてるんだから、仕事なんて楽しくなけりゃあ辞めりゃ良いじゃんとしか思えません。 しかし、自分では「俺イケてる」と思ってるヤンキーに「お前ダセえよ」と言ったり「ディープステイトをぶっ壊せ」と息巻くトランプ支持者に「頭弱いでつね」と言っても、無駄どころか、さらなる反発と分断を呼び起こすだけなんですよね。 これは、自戒も込めて、ではありますが、メッセージは、同じ考えのお仲間の「そうだよねー」という共感を呼ぶものではなく(「さよなら、おっさん」とか「仕事は楽しくなくちゃね」ではなく)、態度変容を促したい相手であるターゲットオーディエンスに対するインサイトに基づいたものであるべきです。そこがNP/Uzabaseの経営陣の皆さんには致命的に欠けているのかもしれません。それだけ無邪気で理想主義的な皆さんのことを私は大好きではあるのですが。
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【解説】変化に強い企業が、既存ビジネスを大切にする理由
NewsPicks編集部
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&アソシエイトディレクター
良記事。 ところで「この都市建設を探索活動と位置付けると、自動車の製造・販売が既存事業の探索に相当する。」とあったのですが、最後の「探索」は「深化」に間違いですかね。 さて、「両利きの経営」をベースに議論が展開されていますが、GoogleやLINEといったプラットフォーマーの経営職を担った経験から一言申し上げると、この手の企業では、今手持ちの「金のなる木/キャッシュカウ」というものは、「次の新しいサービスを生み出すための原資」を稼ぐためのものという意識が徹底されています。 GoogleやLINEだと広告事業がそれに当てはまるのですが、基本的な考え方として、これらのプラットフォーマーのサービスは無料でユーザに提供されており、広告事業はそれらのサービスを提供し続けるためのminetizationという風に言われます。そして、最初のサービスで関係性を築いたユーザベースに対して、更なる利便性やベネフィットを供するためにサービスを拡張して行きます。 Google で広告事業に携わる者たちは、Googleが作る未来に自らが生む収益が貢献してることを誇りに働いています。「私たちが天才エンジニアたちの新しいチャレンジを支えているんだ」という意識が、働くモチベーションの源泉なのです。(これについては拙著『破壊』(2018年、ダイヤモンド社)でも触れています。) そうしたエンジニアたちが生み出すサービスの中には永久にmonetizeが難しいサービスもあるでしょう。しかし、ユーザの利便性は確実に拡大するわけで、そのサービスが企業理念(パーパス)にそぐう限りにおいては、それは誇るべきサービスです。サービスを通じて得られたデータはサービス改善や新たなサービス展開に活用され、ユーザがより自社プラットフォーム上で過ごすようになってくれれば、ユーザベースそのものも拡がります。 つまり、プラットフォーマーの強さは、その成り立ちからして、生来の「両利きの経営」実践者とも言えるのですが、この辺が体感的に分かってる経営者やコンサルタント、経営学者は未だ少ないように感じます。
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地域から日本は変えられる。「挑戦する風土」を再構築せよ
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&アソシエイトディレクター
「地域から日本は変えられる」ではなく「日本を変えられるのは地域から」というのが現実だと個人的には考えています。 東京は変わらず国際都市として、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポールなどと競い合うだけの競争力を保持し続けることで、日本全体の経済を牽引する役割を担い続ける必要があります。しかし、それだけでは日本は変わりません。新しいビジネス、産業の多くは米国における東海岸に対する西海岸のように、エスタブリッシュメントの集積地とは異なる場所で興ります。中部、関西に加え、札幌、仙台、広島といった中枢都市(政令市)レベルの都市が、グローバルレイヤーでプレイすることで、経済圏を形成することが日本全体を変革し、新たな成長軌道を描くことが重要です。東京一極集中ではなく、東京を含めた複数の都市が世界都市へとなり得るように、多極集中構造へと変革することが重要です。 さて、本記事では触れていませんが、福岡市は極めて新陳代謝が激しい都市です。毎年10万人が福岡市外へ転出し、11万人が福岡市内に転入しています(差引きで毎年1万人増加)。そうした中、居住年数20年以上の人は全体のわずか19%、福岡市外で生まれ引っ越してきて10年未満の人が実に45%と半分近くを占めています。しかし、この「若さ」が福岡市の強さなのです。よく地域活性化に必要なのは「よそ者」「若者」「バカ者」だと言われますが、これは単なる比喩ではなく、いかに外から若い人を呼び込み、それまでの常識を外れたことがやれるか、ということが新しく経済を起こす上で重要であるかを、福岡が見せてくれています。 多くの地域が若者の域外流出をとどめようと躍起になっていますが、快く外に送り出しましょう。それ以上に、どれだけよそ者を呼び込むことが出来るか、が大事です。そして、そうしてやってきたよそ者が地域の常識から外れたようなことをしようとしても、それを支援することです。地域の成長を妨げているのは、結局古くからいるその地域の既得権益です。それを変革した上で、地域の生態系の中でどのような役割を担うべきか、自らの存在意義=「パーパス」を考えた上で戦略的に地域を引っ張ることが出来る人とその仲間が非常に重要に思います。 「地域から日本を変えよう」という気概に溢れた若い人が増えているように思います。そんなモメンタムをもっと盛り上げていければ幸いです。
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