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SNS投資詐欺 有名人かたる偽広告についてメタ社が初声明 これに前澤氏が激怒「日本なめんなよ」 独自・自民党がメタ社の幹部にヒアリングへ【news23】
TBS NEWS DIG
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター
小川先生のおっしゃる通り、PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)で言うと広告事業は「金のなる木」なんで、それほど投資をしたくない部分なんでしょうけど、それ以上に広告から収益を上げるGoogleは、Meta社ほどひどくはないし常に改善して、それを公にしていますので、ひとえに企業姿勢の問題かと私は見ています(ちなみにPPMはマイケル・ポーターではなく、ボストンコンサルティンググループです)。 前にも書きましたが、そもそも詐欺広告が紛れ込んでいることを認識しながら、審査もろくにできないほど莫大な数量の広告出稿を引き受け、違法な詐欺広告を配信し続けて収益を上げているというのは、未必の故意による詐欺の共謀ないし幇助との誹りは免れないと思います。 Meta社(Facebook & Instagram)の広告出稿時の審査は、GoogleやTwitter(X)、LINEなどの審査よりも速く、緩いと言う話はよく聞きます。また問題のある広告等の通報に対する対応も、例えばなりすましに関する報告も彼/彼女/企業が既にFacebook/Instagramにアカウントを持っていることを前提にしたものになっており、単なる怠慢としか言えない状況です。(有名人の他、有名百貨店や証券会社を騙ったなりすまし広告もFacebookには多いです) 恐らく、真摯かつ真面目に対応していたら、広告出稿量は減り、コストは大きく跳ね上がり、広告収益は大きく下がるので、法的リスクとそれに伴う金銭的懲罰を避けることができるのであればそこは逃げ切る、という選択肢は戦略としてはアリなのかもしれませんが、個人的にはそのような企業は尊敬は出来ませんね。
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【必須教養】なぜ、世間では「炎上」が増え続けるのか
NewsPicks編集部
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター
この手の分析で、炎上の火付け役が「男・高収入・役職者」ということで、以前から注目されていますが、ここは読み方に注意する必要があると考えています。 彼らの多くは大学卒で、男性で、高収入(年収700万円以上)、役職者(係長・主任クラス以上)で年代も40代以上だと言われています。確かに国民全体の中では恵まれた境遇にある人たちです。 しかし一方で、大卒男性40代としたときに、彼らは実は「勝ち組ではない」ということに留意する必要があります。大卒男性40代としては、平均年収700万円台で係長というのは、「これまで頑張ってきて、世の中的には”勝ち組”なのかもしれないけど、同じようなバックグラウンドに絞ると上には一杯いるよね」というポジションでしかありません。 内面は社会や他人に対して否定的で攻撃的、という属性は、このような「頑張ってきたのに...」という層に極めて多いということが、過去に色々なマーケットリサーチをしてきた経験からも感じるところです。自分がやってきたことには自負があるが、世の中が認めてくれていない、という想いを抱えています。 以前(もう10年以上前ですが)調査したときは、SNSが出始めた頃のネットインフルエンサー叩きをしているようなサラリーマンにもそのような人が多かったです。他の方も書いていますが、皆さん、公正世界誤謬のような確証バイアスに囚われやすく、自ら信じるものに反するものに対する不満を生じやすい「真面目」な方たちでした。
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【脱・価格勝負】大ヒット「2.5万円トースター」開発の舞台裏
葉村 真樹ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター
我が家の家電のかなりのシェアを占めるツインバード。中でも秀逸なのが、ここにもあるトースター、そして冷凍冷蔵庫。後者は外装がミラーガラスなのですが、ドアの一部に窓があり、外から内照灯を点けてドアを開けずに中を見ることがあります。とにかくカッコよくて、機能的なくすぐりポイントを持っています。 以前からそのデザイン性に注目していたブランドでしたが、ここ数年さらに大きく踏み込んだように思っていましたが、このような背景があったのですね。私自身、社会人生活の若い時期を博報堂で過ごし、ブランドというものが何なのかを多くのお客様とご一緒する中で学びました。その一つがマツダでした。そして、まさにその時に学んだ中で最も重要なのが、本記事にもあった以下の言葉に代表される考え方です。 ------ 生活者を欺くブランディングは、いずれ必ず見抜かれます。 嘘をつかず、長続きするブランドをつくるには、5年先10年先を見据えながら深い次元で対話をし、アウトプットを重ねていくしかないと思うのです。 ------ より多くの人の心を掴み、自らに目を向かせるのは、それほど難しいことではありません。それは大言壮語や心地よい言葉で人々を欺けばできることだからです。しかし、心から愛され、人々に幸せを感じでもらえるようになるには、嘘をつかず、深い次元で対話をしつつ、結果を出すしかありません。 小さくとも熱心なファンを抱えるブランドを作るということは、これからさらにもっと重要になってきます。ブランド評価が最低だった2000年当時のマツダは四半世紀近くを経て、多くのブランド評価ランキングでグローバルで上位に位置するようになり、熱心なファンに支えるブランドになりました。 このような真面目で真摯な取り組みは、必ず実を結ぶと思います。
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