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【総まとめ】大谷翔平の「水原一平問題」今後の展開は?
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
真相については今後の調査によって明らかになると思います。
別な角度になりますが、こうした出来事を契機に、ギャンプル依存症、あるいは依存症という病について、社会的な理解が広まることを願います。依存症は気合いや根性ではどうにもならない精神疾患です。
ギャンブル依存症は、大谷選手のように信頼していた人から裏切られるという深い傷を周りに与える問題を引き起こしますが、当事者自身もずっと嘘をつきながらどうしたらいいのかよくわからない状態から抜け出せなくなる大変苦しい精神疾患であると言われています。
参考までに、数日前にご紹介したギャンブル依存症に関する専門家の記事へのリンクは下記のとおりです。
https://newspicks.com/news/9745549/
ジャパネット創業家親子が今だから話せる事業承継の真実「なぜ父は息子に全てを託し身を引いたか」 - 「事業承継」イノベーションが企業を救う
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
高田旭人さんは、創業者の髙田明さんが通販によって事業基盤を構築したジャパネットの事業ドメインを様々な方向へと拡張しながら、さらなる成長を実現できる体制を構築することに真摯に取り組まれていると思います。記事からもそこが垣間見えます。
カリスマ経営者である明さんの力は、今の基盤を構築する上では不可欠でしたが、一方で、そのままではカリスマの力の衰えとともにさらなる成長も、維持すらもままならなくなります。
したがって、カリスマに依存している状態からどう抜け出し、一人ひとりの社員の能力を高めて「考えられる・実行できる」企業へと変革するか、ということが二代目のテーマであり、旭人さんもそこに取り組まれてきていることが分かります。
カリスマと同じ能力を持つことではなく、違う方向で成長への答えを出していくこと、そのために成果を出していくことは本当に大変なことだったろうと思いますが、優れた経営者の下でのさらなる事業の展開に興味を惹かれます。
大谷翔平選手も巻き込まれたギャンブル依存症の怖さ 当事者や周りはどうしたらいいのか
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
ギャンブル依存症がいかなる精神疾患であるか、生々しい記述も含め、よく分かる記事です。薬物依存症やアルコール依存症などと含め、依存症についての偏見(本人のやめようという気持ちが足りないなど)ではなく、適切なケアにつなげていくことが大切であると思います。
被害者である大谷選手は、信頼してきた人に裏切られたという気持ちだろうと思いますが、そのケアも当然行われる必要がありますね。
下記は引用です。
「信じていた人から、信じられない仕打ちを受ける」これがギャンブル依存症者の周囲の人に起ることで、ギャンブル依存症がとても残酷な病気だと言われる所以である。」
「だが、ギャンブル依存症は精神疾患であり、自分の意志や根性論ではどうにもならない。
周囲の方も「もう二度とやらない」と誓約させ、それを「信じているからな」と念押しするのではなく、「ギャンブル依存症なら、治療につながるべきだよ」と促して欲しい。」
【直撃】ニトリが「暮らしの何でも屋」で追うアマゾンの背中
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
事業ドメインを「住まい」から「暮らし」に変更する、ということ、それに伴ってECも活用していく、店舗もシンプルなオペレーションに改革していく、というお話でした。
「暮らし」の事業ドメインを展開するとなると、そもそもそれをどう定義するのか、もっというと、事業展開の中で定義を刷新し(資源配分を機動的に変更し)続けるのか、ということが重要になるのだろうと思われます。
自社の(主に)技術的なリソースと、実行能力の双方を構築し続けることに掛かっているし、逆にドメイン定義によって、構築するリソースや能力も変わってくるとお思います。そのときの、補給線になる顧客情報や、市場動向の把握はどうなっているのかなと思います。
これらの点について、具体的な話は、店舗オペレーションをシンプルにする、ということとリアル店舗を生かしたサプライチェーン構築を行っていく、というお話でもう少し色々あるのではないかとは思いました。
一方、暮らしに関するサービスの提供というドメインに踏み込むとすると、そこには相当な競合がひしめき合っているようにも思われます。どう自社の優位性を発揮していくのかもう少し知りたいなと思いました。
【北尾CEO】新NISA時代、「SBIは一強に」
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
証券業界の変革という観点で興味深いインタビュー内容でした。
旧来の証券業界の当たり前とされてきた考え方の外側から、別軸の合理性で勝負を仕掛けて業界を変革しようとする考え方は、論旨明快であり、かつ戦略としても優れており、このお考えには圧倒的なパワーを感じます。
一方で、最後のところが少し気になりました。
不正に関するところで、自分が本来全部採用に携わらないといけない、というお言葉ですが、裏を返すとこれは、引退できないカリスマの問題そのものをよく表しているように思います。
孫さんがよくカリスマの引退問題で取り沙汰されますが、北尾さんもまた同じ問題を抱えているのでは?と思わされました。
オフィス復帰命令は「恐竜マネジメント」訴訟を起こされるリスクもある
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
出社することを求めること自体は、どういう事業、どういう事業運営、どういう組織をつくっていきたいか、という観点から経営判断としてなされることには違和感はありません。人がどのように関わることを求めるのか、その組織のビジョン(あるいは基本的価値観)と密接に関係するからです。
記事中にあるような、配慮が必要な方(高齢、精神障害等)については、合理的な配慮をすべきだと思います。
なお、人が集まることの意義については、コロナ禍でリサーチが行われた下記のリクルートワークス研究所の報告書が丁寧にまとめています。
リモートの良いところもたくさんあるし、それを活かせるように運営することもまた大事ですが、やはり人が集まることの大切さということに目を向ける必要があると思います。
https://www.works-i.com/research/works-report/2022/gettogether_220720.html
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