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ソラコム 玉川氏が挑む日本発スタートアップのグローバル展開、M&Aを経て会社売却で悩む起業家へのアドバイス
越 陽二郎TalentEx(タイ・ロシアのHRtech) CEO
ソラコムの海外展開失敗談。リアル。
特に経営陣が英語できるから現地チームは日本語できなくていい、と思ったら本社の状況が掴めず失敗した、というくだりは「グローバル=英語」「英語できれば海外展開できる」という誤解は日系企業で多い。
各国トップは本国とのコミュニケーションが重要であり、それは本国の母語が大事ということ。
アメリカだから英語なわけで、フランス企業ならフランス語、ドイツ企業ならドイツ語を各国支部のトップが話せた方がいいのは自然なこと。日本語も。
が、もちろん各国社員全員に日本語求めたり、本国のトップが英語できないのは違う話。
エストニアで「日本人お断り」のスタートアップが増えた理由
越 陽二郎TalentEx(タイ・ロシアのHRtech) CEO
「海外にいる日本人はボランティアじゃねえ!」という怒号の如きブログが数年前の東南アジアからバズったのを思い出す。
厄介なのは文中の寝ぼけ眼で観光気分だったら誰だって断る。
が、見た目は真剣で「こういう目的で行きます。タイの市場に詳しい越さんと会いたい(or友人から会ってほしい、と紹介される)」、というのは自慢でも冗談でもなく毎日ある。本当に毎日。
起業から2年ほどはネットワークを広げたくて会ってたが結局見にならないことが多すぎて3年目からはかなり断るようになった。
現地のスタートアップと会いたい、などというのは当然現地側にもメリットがあるか、「紹介してくれてありがとう」と言われる相手・案件かを考えた上で繋ぐ。
でなきゃ自分が現地側から信頼を失うから。
自分もアルメニアやジョージアなど珍しい先に渡航するので現地コネクション開拓のため日本人にも現地の方にもアポとるが、相手が興味持ってくれる内容を事前に伝えられるか、そんな遠く離れた初めて来た国に再訪するなんて現実では簡単じゃないので、その後会えなくても真剣であることを伝えるべく何か情報を送るなり、次行けるようどういった動きをしてるか、など伝えてリレーションキープを真剣に図る。
海外と繋がるのは簡単ではないが、そうやって日本と世界が繋がっていく姿勢を最前線で示していきたい。
【現地レポ】なぜウクライナが優秀なテック人材を生み出したのか
越 陽二郎TalentEx(タイ・ロシアのHRtech) CEO
珠玉の一稿。なぜウクライナが人材大国か。
①旧ソ連崩壊からの生存戦略
エストニア・アルメニアもそうだが、前者は通信・後者は先端軍事などソ連時代には共産主義の流れで各都市に役割が振られていたのでそれを活かして生きる道を模索した結果
各国ともにスキル(質)は十分な中、ウクライナが有利だった人口(量)。
エストニア・アルメニアなど人口300万以下の中、同国は4,500万人。
②かつての敵アメリカの市場を獲得
日本のイメージから「ソ連圏・ロシア=アメリカと不仲」と思われがちだが、民間レベルでは全然関係ない。
③ユダヤ・コネクション
前編のコメントでも触れたが、ユダヤ系とロシア系の繋がりは重要ファクター。
昨年は旧ソ連圏5カ国を訪れ、ロシア・アルメニア・ジョージア(グルジア)では事業開始が決まったが、ウクライナはキエフしか行けずまだ決定打がないため、今年地方都市に早いうちに行きたい。
オフショア市場として伸びてる同国だが、インド・ベトナムなど見ても思うのは「受託漬け」になる弊害。
起業家仲間が採用時に「受託開発じゃなくてサービスの開発経験がある人」ということよく言い、その意味・気持ちはよくわかる。
そしてIT人材大国は往々にして受託経験しかない人材も多い。
ビジネスの成り立ちやすさからそれは至極当然だが、受託漬けにしてそういう人材・経験しか育たなくしたのは誰?そこをオフショアにして利を得てきた国々じゃないの?
そう思うと早くウクライナに独自サービス・プロダクトを持つ企業の開発拠点を作ったり、海外で働く機会を提供して、それで育った人が独自サービスを起業していくような流れを作ることが、日本がウクライナの恩恵を受けるだけなく同時に彼らに貢献していける道の一つだと思う。
すごい人材の宝庫ウクライナ。日本人起業家が注ぐ熱い視線
越 陽二郎TalentEx(タイ・ロシアのHRtech) CEO
(取材頂いた通り)テック大国としてイスラエル・エストニアは有名なものの、その両国に行ってもエンジニアは採れない。
世界中からオファーがくるしいい人材は高すぎる。
が、実は両国ともに人口の25%を占めるのはロシア系住民。
血筋・教育・ソ連時代の軍事拡張で育ったロシア語圏の人材、採用するならどこが良いか?
その一つが質・人口・賃金・ビザなし渡航可という点から導かれるのがウクライナ。
一方で外国人エンジニアといえばベトナム・インドですが、東南アジアには数学教育の土台が掛けており、インド圏は日本人と生活文化差が大きい。
そんな中、アーリーアダプターが採用に集まるのがウクライナ。
記事にないウクライナ情報としては、「狙い目は首都じゃない」という視点もある。
首都はどこの国も流動性高く賃金も高め。
地方はそれがないので特に拠点作る・自社採用セミナーするという場合は地方の方が圧倒的に良いので記事中の芝さんが最初の出会いとしてハルキフだったのはすごい。
ウクライナはギリEUではないため、マーケットアクセスも考えてEUにほしい場合はポーランド。
すぐ北にあり、ウクライナ人は入国も優遇されてるので採用的にカバーできることもあり友人で暗号通貨OmiseGoやってる潤さんも2015くらいから開発チームを持ってた。
また、記事にある通り世界中駆け回るモンラボ鯔川さんに教えられたアルメニアもソ連時代の兵器研究地域だったのでハイレベル人材が多い一方、国内産業に乏しくお勧め。(ちなみにアルメニア人は海外に多く、米国ではユダヤの次に大きな移民)
ウクライナはこれらの地域に一歩踏み込む入口としてお薦めなので、給与水準や他にも有望なスタートアップ情報など知りたい場合はこちらをご参考に。
https://globity.tech/tech/ukrine/
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