Picks
96フォロー
21675フォロワー


サンリオと劇団ノーミーツがひらく、オンライン演劇の新しいカタチ(徳力基彦)
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
サンリオさんと劇団ノーミーツさんの新しい取り組みがとても面白そうなので、勢いで記事を書いてみました。
記事にも書いたように、昨年の緊急事態宣言下においていち早く新しい取り組みに挑戦されていた両者が、期せずして二度目の緊急事態宣言下にタッグを組むことになるという展開には、ちょっと運命的なものを勝手に感じてしまった次第です。
感染者数の拡大が収まる気配が見えず、なかなかに先行きが見えない昨今ではありますが、きっとこのオンライン演劇に癒やしをもらえるんじゃないかと楽しみにしております。
わずか3年で世界を席巻 ネットフリックスのアニメは何が「すごい」のか?
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
いやー、これは面白い。
もう今ではNetflixのトップ10ランキングには必ずと言って良いほどアニメが並んでいる印象ですが。
もともとはNetflixのアニメって一人プロジェクトから始まってるんですねぇ。
それが今や、全世界で1億世帯以上が視聴し、1.5倍のペースで成長中と言うから、本当に凄いです。
どうしても役者が日本人中心の上に、視聴者層を日本人を意識しているために日本向けによってしまいがちな邦画や日本のドラマに比べて。
アニメって国境を越えるポテンシャルは高いので、日本にとって大事な産業になるだろうなぁとは前から思っていて、実はNTTから転職する際にアニメ会社も選択肢の一つに入れていた時も会ったぐらいなんですが。
Netflixの凄いのは、やはり本当に国境を越えて多くの人にみてもらえるプラットフォームになっているところですよね。
日本だと、まだまだNetflix契約者がそんなにすさまじく多いわけではないので、Netflix限定アニメが日本中で話題になる感じはまだしないですし、Netflix限定だと鬼滅の刃的なマルチな展開が逆に難しくなる印象もありますが。
Netflix限定ドラマの愛の不時着が業界関係者を中心に話題になっていたことを考えると、同じようにNetflix限定アニメが大きな話題になる日が来るのも時間の問題かなと思ったりします。
100食限定「佰食屋」はコロナにどう挑み、店を変革させたのか
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは凄い。
佰食屋のコロナ禍での戦いは、たしかガイアの夜明けかなんかで去年特集されていて、涙ながらに店舗閉鎖の決断をされていたのをみた記憶がありますが。
見事にコロナ時代のビジネスモデルのシフトに成功された感じですね。
しかも、飲食店のビジネスモデルシフトでここまで明確に原価率とか利益率とか、数字で語っているプレゼンは初めて聞いたかもしれないです。
この記事はオンラインセミナーの講演内容を記事化したものみたいですが、プレゼンのポイントもロジカルですよね。
一方でこのプレゼンで印象的だったのは、特にデジタルとか何か突飛な技術を使っているわけではないところ。
あくまでテイクアウトの予約は電話のみで取っていますし、実は経営者がビジネスモデルのシフトにトライしたからこそ、時代の大きな変化を見事に乗り切ったという事例と言えるでしょう。
なんか、改めて自分もコロナだからと思考停止になっていたなと反省させられる記事でした。
都内に日本のベンチャー新製品が集結「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」を見てきた【CES2021】
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは興味深い。
今年のCESがオンライン開催になったのは聞いてましたが、CESにあわせてb8ta有楽町店で、日本のベンチャーの特別展示が実施されてるんですねぇ。
緊急事態宣言さえなければ観に行くところですが、実に残念。
でも、こうやってオンラインのイベントとリアルの展示の組み合わせの模索というのは、意義ある取り組みになる気がします。
これまでも、CESの記事を見たところで、実物を触って見たいなーと思っても、ラスベガスに行かないと触ることはできない、というのが普通でしたが。
こうやってb8taの店舗に並行して展示してくれると東京近辺の人なら見に行けますし。
今後は、CESのタイミングで世界中のb8taの店舗に同時に新製品を展示する、みたいなアプローチを取る企業も出てくるかもしれません。
それにしても記事を見る限り、日本のベンチャーは医療系の機器の出展が増えてる印象ですね。
これが世界的なトレンドなのか、日本ならではの現象なのかも気になるところです。
「ネットいじめ撲滅アプリ」で注目の女性起業家、20歳の野望
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは知らなかった。。。
ネットいじめ撲滅アプリというから、どういうアプリなのかなと思ったんですが。
スマホのデフォルトのキーボードを置き換えるアプリで、問題のある投稿をしようとしたときに警告してくれるものだそうです。
デフォルトのキーボードを書き換えるとなると、本人が設定しないといけないということなので、ある意味意識の高い人しか設定しないんじゃないかなと思ってしまったりはしますが。
親が子どもにスマホを購入するときに必ず設定するようにするとか、子ども向けのスマホにはデフォルトで導入されるとかなると良さそうですよね。
軽くReThinkのサイトを見た感じだと、学校単位での導入に力を入れているようで、既に1500の学校にリーチしており、50万ダウンロードを超えているとのこと。
特にコミュニティを通じた導入促進に力を入れている感じなのも印象的でした。
一見、シンプルなアプローチですが、同様のアラートがFacebookとかツイッターのようなSNSとか、LINEなどのメッセンジャーサービスで導入されると大きなインパクトがある気もします。
個人的には、子どもがネットをはじめる際のチュートリアル的なサービスが必要だと思っている人間なんですが。
スマホのキーボードにそういう仕組みを入れてしまうのは、ちょっと目からウロコのアプローチでした。
見た感じ日本語版はまだっぽいですが、これは欲しいです。
リアルで会う、をやめたマッチングアプリは出会いの価値を再義する
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは面白い.
私はやっぱりなんだかんだリアル至上主義者なので、Dineみたいなリアルな食事を前提としたマッチングアプリは、オンラインへのシフトは無理じゃないかとか思っちゃうんですが。
Dineにおいては、オンラインマッチングにおいて「質問オーダー機能」というリアルではなかなか聞けない質問をする機能を追加したことによって、マッチングの成功率が急増したんだとか。
オンラインイベントにおいても、リアルだと見えない参加者の心の声をコメント欄によって読むことができるのがメリットだったりしますし。
やはりリアルの活動をそのままオンラインにシフトするのではなく、オンラインならではの仕組みを模索することが大事だなと感じる逸話でした。
劇団ノーミーツの年末講演も、リモート演劇ならではの要素が満載でしたが、まだまだオンラインイベントでも同じように模索できる要素があるはずなので、今年はそこにこだわっていきたいなと改めて思います。
ツイッターもポッドキャスト参入へ、人気アプリBreaker買収で
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
うーむ、マジですか。
音声配信とかポッドキャストは、明らかに世界的に注目されてるんですねぇ。
どうも自分自身が最近はすっかり音声コンテンツとかポッドキャストから遠ざかってしまっているので、この辺のトレンドのポイントが全く分からないんですが。
この分野は大手企業の買収合戦が盛んなんですねぇ。
とりあえず自分のメモのためにまとめると
・アップルは昔からポッドキャストサービス提供。
今後Apple MusicやApple TV+とポッドキャスト連携予定。
・Googleポッドキャストが2018年に開始。2020年にiOS版も開始
・スポティファイが2019年にAnchorとGimletという2つのポッドキャスト企業を買収
・アマゾンがWonderyというポッドキャスト企業を推定3億ドル(約309億円)で買収
・今回ツイッターがポッドキャスト企業のBreaker買収
ということだそうです。
日本もそのうち音声配信系サービスをヤフーとか楽天が買収するんですかねぇ。
とりあえずGoogleポッドキャストのダウンロードから試してみます。
「逃げ恥」で家事代行サービスに追い風? 男手限定「ナギサさん」派遣も
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
なるほどなぁ。
個人的には、家事代行とかもっと柔軟に使う世の中になるんだろうと、かなり前から思ってたのが、意外に日本だとまだまだ精神的ハードルが高いと聞いて驚いた記憶がありますが。
逃げ恥や『私の家政夫ナギサさん』みたいなドラマが与える影響ってやっぱり大きいんですかね。
日本も核家族化や共働きが増えたことで、論理的にはベビーシッターとかホームキーパーに頼る文化が増えるのかなと勝手に想像してたんですが、案外そうならないですよね。
まだまだ多くの家庭が他人を家にあげることに抵抗感を持っていたり、家事を外注することに違和感を感じる人が少なくないと聞きます。
昨年末に、米国みたいに家が大きければ夫婦の寝室にベビーシッターが入って来れないように区切れるけど、日本の普通の家だと無理、と話してる人がいて、なるほどなーと思った記憶がありますが。
一方で、この記事にあるように、テレビドラマが影響して精神的ハードルが下がり、まわりの人が普通に使っているのを見て、自分も使ってみるというサイクルがまわることもありそうだなという気もしてきました。
こうやって考えると、ネスレさんやクラシコムさんがやってたみたいに、自分達で映画やドラマをスポンサードして作ってしまうというアプローチも、今後は増えてきそうな気がしてきます。
自宅をWeWorkに変えるスタートアップ、Codiを率いる26歳女性起業家
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
なるほどなぁ、確かにこれはアリかも。
今回のリモートワークで何が辛いって、自分の仕事をする書斎が家にないことですよねぇ。
普通の日本の住宅事情だと、たいていの人は自分の部屋とか書斎持ってないんじゃないかと思いますが。
そういう意味で、このCodiがやっているように、近所にこういうコワーキングスペース的な場所があったら便利な気はします。
昭和世代としては家だと何となく仕事のスイッチ入りにくいし。
とはいえ、日本人って自分の家に他人をあげるのに抵抗ある人多そうなので、このビジネスモデルは日本だと上手く行かない気もしますね。
ただ、この自分の部屋に仕事場としてのスペースがないから、近場で仕事したいというニーズは日本こそ大きいはずなので、スペースマーケットか、新しいスタートアップが似たようなニーズに対するサービス提供を検討してくれることを期待したいです。
レゴ、コロナ禍の先を見据え米空港ターミナルに初出店
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
なるほどなぁ。
レゴは、アフターコロナを見据えて、空港ターミナルへの出店に踏み切ったんだとか。
記事にあるように、空港の店舗って、最もコロナの影響を受けた場所じゃないかと思いますが、だからこそ出店を取りやめる企業が続出して今空いてるんですよね、きっと。
そこにあえて逆張りで出展をしていくレゴの判断が非常に興味深いです。
もちろん、あくまで国際ターミナルではなく米国の国内ターミナルであって、影響が少ない方ということのようですが。
日本の飲食店においても、この逆境においてあえて都心に新店舗の出店を模索しているところも少なくないと聞きますが。
業界において先が見えないタイミングにおいても、こうやってあえて逆張りで攻めを模索している企業がいると聞くと、少し希望を持ててしまうのは私だけでしょうか。
今年は本当にたくさんネガティブな出来事があり、なんか1年を振り返っても良い思い出を見つけるのが難しい印象も強いんですが。
この間に思考停止せずに、自分達がどういう打ち手を打ったかが、未来にきっと大きな違いを生み出すんだろうなぁと思わされるニュースでした。
スピードと目的地を捨て、時速5kmで動くモビリティは新しい価値を生む
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは面白い。
なんか「モビリティ」というと、いかに早く便利に目的地につけるかというのが基本的なイメージですが。
あえてスピードと目的地を忘れて、時速5kmで動くというところに特化したことで、従来のモビリティと全く違う可能性がひらくというのは目からウロコ。
公園の芝生でのんびり寝っ転がるというのはそれはそれで良い体験ですが、その感覚のまま少しずつ移動できるというのは、新しい体験ができそうな気がします。
これが5kmではなく、歩行速度の7kmになると「何かに掴まっていないといけないという心理が働く」というのも面白いですね。
竹林や星空の事例が記事には載ってますが、この手の広大な自然の風景を少しずつ移動しながら楽しむというのは面白そう。
ある意味ディズニーランドのアトラクション的な感じでもありますが、家族みんなでランチしながら、とか、足腰の悪い高齢者向け、とか、ブレストの素材としては、面白いです。
こういうのはとにかく体験してみないと可能性を想像できないので、とりあえず試してみたいですね。
エリザベス女王、史上初「アレクサ経由のクリスマスメッセージ」25日配信。困難に満ちた1年の最後に
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは面白い。
イギリス王室って、最新テクノロジー使う挑戦をいろいろしてるんですねぇ。
すでに、BBC、YouTube、英王室の公式SNSアカウントは当然のように使っていて、今年はさらにアレクサ経由のクリスマスメッセージに挑戦するんだとか。
2012年にはKindleを通じて配信していると言うから、英王室のマルチデバイス、マルチメディアぶりが良く分かります.
Netflixに「ザ・クラウン」という英王室をテーマにしているドラマがあって、今シーズン3まで見てる所なんですが。
昔はできるだけ情報発信をせず、神秘性によって威厳が保たれていた英王室が、マスメディアの普及によってそのメッキがはがされていく一方で、エリザベス女王が時代に合わせた王室像を悩んでいく過程が非常に面白いドラマになってまして。
その姿勢が進化した先に今回のアレクサ経由のクリスマスメッセージがあるかと思うと、本当になんだかシミジミしてしまいます。
特に今年は困難な年と言うこともあり、エリザベス女王もできる限り国民を応援しようと様々な取り組みをしている模様。
日本においては、皇室がSNSを使うことを検討というニュースが昨年話題になったものの、そのまま梨の礫になってしまっている印象がありますが。
日本全体のデジタル化を後押しする意味でも、日本の皇室にも何かしら考えて欲しいなぁと思ってしまうニュースでした。
ソニーがアニメ『鬼滅の刃』で見せた、ビジネス・エコシステムの「柱」
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
この視点は面白い。
先日のクランチーロールの買収のニュースでも気になってたんですが、実はソニーグループってコンテンツを多面的に収益化するノウハウをためつつあるんですよね。
鬼滅の刃においても、アニメ制作をグループ会社のアニプレックスがやっているだけでなく、Lisaの楽曲提供はソニーミュージックで、編集作業はソニーPCLで、今後ゲームはプレステで出てくる、と一つのコンテンツがヒットすると、グループ全体に収益をもたらすことになる模様。
「ソニーは特定のコンテンツを囲い込むリスクを取るより、1つのコンテンツをさまざまなメディアで収益化する仕組みを持ち、そのための準備を長年かけてやってきた」というくだりが非常に興味深いです。
ある意味、自分達でコンテンツを作って多面的に展開する任天堂とは、また違うアプローチですよね。
一時期はソニーがコンテンツ会社を買収したことが、家電メーカーとしてのソニーの選択肢を縛ってしまって、ソニー凋落のきっかけになったという分析もありましたが、実は新時代に向けてのビジネスモデルのシフトを地道に積み上げてきていたと言えるのかもしれません。
映画館がない世界、あなたは想像できる?
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
いやー、全然知らなかったけどこれはスゴイ話ですね。
「米映画大手のワーナーは、米国で来年から自社の配給する映画を劇場と同社のストリーミングサービス「HBOマックス」で同時公開すると発表」したんだそうです。
今年はディズニーが映画ムーランを自社のストリーミングサービスで優先配信して映画館オーナーの怒りを買っているというニュースが注目されましたが。
現在のコロナ禍を踏まえると、映画会社側も映画館最優先の姿勢から、自社のストリーミングサービス重視にシフトせざるをえないということでしょうか。
こうなると、この記事のタイトルにあるように映画館のない未来というのは、あり得ない話ではなくなってきますよね。
かたや、日本ではコロナ禍の最中に公開された鬼滅の刃の映画が、これまでの日本の映画の歴史を塗り替える勢いで大ヒットを記録しているのですが。
日本の映画館は換気が効いているからクラスターになりにくいというのが通説として言われているのに対して、この記事では「映画館では密閉空間で2時間過ごすこととなるため、現在の状況ではたとえマスクを着用するとしても映画鑑賞に出かけたい人は少ない。」と書かれている点に、日米の大きな違いを感じます。
日本もまだ予断を許さない状況ではありますが、少なくとも日本の映画館にとっては、まだこの記事の未来は、近い未来の話にはならないで済むんでしょうか。
ソニーが「1222億円買収」したアニメ配信会社“クランチロール”とは何者か? キーは“鬼滅”関連のあの企業
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
これは知らなかった。
ソニーグループが、アニメ配信会社のクランチロールを買収したんですねぇ。
クランチロールは10年以上前に話題になってて、TechCrunchと名前が似てるので、何の会社か気になって調べた記憶がありますが。
海賊版の会社から、1200億以上の価値がつくアニメ配信サービスの会社に変貌を遂げていたとは全く知りませんでした。
それにしても、ソニーグループって、鬼滅の刃を制作したアニプレックスといい、このクランチロールの買収といい、着々とアニメ事業の拡張を進めているんですねぇ。
映画やドラマ、そして音楽は、すっかりお隣の韓国の世界における存在感上昇の過程で日本の影はすっかり薄くなってしまった印象もありますが。
アニメは唯一日本が世界的に通用するコンテンツを作り続けている分野でもあると思うので、ソニーグループがアニメに力を入れてくれることで、日本のアニメ産業が海外により拡がってくれると良いですよね。
今後どういう風に活用されていくのかちょっと楽しみです。
ドアダッシュがIPOで時価総額6兆円突破、「黒字化」が課題に
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
いやー、凄いっすねぇ。
正直ドアダッシュ(DoorDash)については、ほとんど知らなかったんですが、アメリカにおいては、シェア36%でトップなんですね。
てっきりUberの存在感考えたら、当然UberEatsが強いんだろうと思い込んでましたが、逆にアメリカだとUberEatsはトップじゃないんですねぇ。
Uberのコアサービスである配車サービスが提供できていない日本では、これだけUberEatsがデリバリーの代名詞みたいに存在感を増しつつあるので、正直意外でした。
一方でアメリカの業界2位のポストメイツは33%のシェアと、実は接戦を演じているようなので、圧倒的トップというわけでもなさそう。
それで時価総額6兆円というのは、なかなかに気になりますね。
なんとなくこの手の業界って、接戦の強豪がいるとお互いに手数料下げ合戦に陥って、あまり利益が出ない業態になりがちな印象があるんですが、ドアダッシュならではの強みみたいなのがあるんでしょうか。
こういうのは実際に使ってみないと分からないので、めっちゃ気になるところです。
GoTo政策は、破滅的な状況の零細サービス業を助けていない - 野口悠紀雄 新しい経済成長の経路を探る
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
なるほど・・・
これはさすが野口先生という印象の分析ですね。
GoTo施策は、地方の宿泊業や飲食業を支援するための施策だと思いますが、この分析を見る限り最も救われるべき零細サービス業にはその恩恵が届いていないのではないかという重い問題提起。
特に記事の中にある
「飲食サービス業で、大企業の減少率は7.4%でしかないのに対して、零細企業の減少率は21.4%」
「宿泊業では大企業が7.1%の減少にとどまるのに対して、零細企業では実に64.4%も減少している」
という下りを見ると、その差に愕然とさせられるものがあります。
実際、周辺でGoToトラベルを使った人たちの話を聞いていると、せっかくこれだけ安くなるんだから普段泊まれないホテルに泊まってみた、という声が多い印象があるので、この数字ともシンクロしているように感じます。
マクロで見ると、GoTo施策が、日本の中で人を動かすのに成功したのは間違いないですが。
本来のGoTo施策の目的から考えると、この数値へのインパクトは狙い通りにはいってないように見えてきますね。
本当に政策というのは難しいなと感じる分析結果です。
死んでも演出家だった浅利慶太、「劇団四季」の成功を支えた文春の存在 - 文春は、お嫌いですか?元編集長の懺悔録
徳力 基彦note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
知らなかったなぁ.
劇団四季ができるまで、日本においてミュージカルって、エンタメの選択肢として確立されてなかったんですねぇ。
「日本の演劇といえば、役者さんが酒場などでアルバイトして、稼いだオカネで練習し、友人たちに切符を買ってもらって成り立つというビジネス」から、「「キャッツ』の大成功で得た利益を、全部『オペラ座の怪人』に投資して、役者がバイトをする世界から役者に月給を払う会社へと様変わりさせていた」というくだりは、全く知らなかったので、とても印象的でした。
noteで加藤さんが、初期の文藝春秋がいかに物書きにとって重要なイノベーションだったかという話を良くするんですが。
その文藝春秋にたいして「リーダーである文芸春秋が冒険しないと、業界全体がダメになります」と問題提起していたというくだりには、非常に考えさせられます。
やはり文芸にしても演劇にしても、新しいエンタメやコンテンツが産業として確立する過程には、文藝春秋とか、劇団四季のような、業界を先導して冒険するリーダーが必要なんだなぁとシミジミする記事でした。
今のネット業界にそうしたプレイヤーが多数求められてるのは間違いないですね。

NORMAL