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【革新】あったかい学校の「巻き込み力」がすごい
山里 誠福岡市の保育園 副園長
金子 志宗さんのコメントにもありますが、素晴らしい活動だと思いますが、学校のカリキュラム、もっというとシステム自体を見直す必要があるのでは?
新しい社会課題(グローバル化やIT人材の不足)が生じると、それを解決するために学校に期待される役割はどんどん増えてきました。またしつけなどを求める保護者もいます。どんどん学校で期待される役割が増える一方で、学校がしなくていいこと、減らしていいことはどれほどあったのでしょう?
そろそろ「学校」とは何か?また、何ではないのか?似たような制度概念との共通点と違いは何か?といった社会的合意形成を作る必要があるのではないのでしょうか?
また、もっつ突っ込んだ話をすると
①昨今のAIの発達
②行動遺伝学などの発達:人間の諸能力の遺伝要因と環境要因(家庭や学校など)の可視化が進んでいます。特に知能は遺伝要因が相対的に高いことがわかってきました。
③国民国家という共同幻想の綻び:もともとは国民国家を作り上げるために「学校」は発明されましたが、世界的に「国民国家」が解けていっています。
といった潮流があるので学校運営のベースとなる教育学の前提も見直す必要があるかもしれません。
【図解】先の見えない時代を生きる子どもに、今大人ができること
山里 誠福岡市の保育園 副園長
この記事の最後にも書かれているけど、簡単に説明できるようなカリキュラム(英語・知能・運動)は氷山の一角で、見えないカリキュラムこそが重要な氷山の巨大な根元。
では氷山の根元に何があるかというと、子どもたちがどういう関係性の中で遊び学んでいくかという文化があると思う。ぬか床のように、うなぎ屋の秘伝のたれのように子どもたち自身がどう自分たちの居場所の文化を創り継承していくのかこそが大事なのではないのだろうか?
そしてそのような文化づくりを大人が支援するにあたって大事なのは大人が何を教えるかではなく、どのような関係性を子どもたちと構築するかが大事。組織開発のキム教授の「組織の成功循環モデル」にもあるように、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質と連鎖するので、何を教えるか(思考や行動に影響)よりも、私は誰でどのような関係性を創っていくのかが肝。
※組織の成功循環モデル
https://www.salesforce.com/jp/blog/2016/06/success-theory.html
全国の小中高 臨時休校要請へ 来月2日~春休みまで 首相
山里 誠福岡市の保育園 副園長
【追記】
てっきり学童も閉鎖という事態を想定していたので保育園自体の運営は問題ない状況になりました。一方で学童利用可能にすることで、
・学校を休校にすることの意義が薄れるのでは?
・学童に運営のしわ寄せがくるのでは?
ということが気になります。
保育園の運営的には小学生のお子さんがいる保育士が働けないので、保育のキャパシティもボトルネックに。
それぞれ保育園でどれだけ子どもを受け入れられるかを確認したうえで、
1.医療従事者(医師、薬剤師、看護師など)
2.児童福祉
3.介護
4.警察・消防関係
など命に係わる仕事から優先順位を決め、受け入れを割り当てるなどしないと保育現場が崩壊するかも。
昨日の夜、保育園のマネジメント層と方針決定の緊急会議し、今日は朝から緊急会議です。
【上田佳美】アメリカの子どもより日本の子どもが優れていること
山里 誠福岡市の保育園 副園長
「創造性を学ぶ、トレーニングする」といった際によくビジネス所などで候補に挙がる教育機関としてスタンフォード大学のdスクールがあるかと思います。
そこではデザイン思考という方法論とクリエイティブ・マインドセットの2つを重点的に教えられます。
クリエイティブマインドセットとは、自分の創造性への自信です。つまり、誰かに比べて創造性が高いから自信があるのではなく、自分は「何かを成し遂げられる」、「自分は周りを変えることができる」といった自己効力感に近いマインドセットです。
また、創造性を高めるためのポイントとして、以下のポイントが挙げられています。
1.他人へ共感する力が創造性の源である
2.創造性は自分が創造的であると信じるところから生まれる
3.創造性は実験の量によって培われる
4.とにかくプロトタイプを作ってみる
5.創造性を発揮できるチームを持つ
6.創造性をスムーズに発揮できるメソッドを使う
自分が福岡で運営しているアフタースクールび場では、この条件を満たす活動の仮説として、即興演劇を中心にしたドラマ教育を行っています。日々の生活で子どもたちと一緒に心理的安全性がある場を創りながら、週に一度ドラマ教育をやっています。
子どもたちは例えば「緊急事態」というお題を与え5-7分程度の時間考えたりリハーサルをしてもらってシーンを見せてもらうのですが、かなりクリエイティブな即興を見せてくれます。(例えば先生を「お母さん」と呼んでしまうシーンなど)遊びの時間にも、自分たちでもっと面白くできないかリハーサルをするなど主体的にドラマ教育を楽しんでくれています。
また、自分はお母さんじゃないからお母さんの役はできないと最初は立ち尽くしていた男の子が半年後には様々な役を演じるなど想像力の成長や、シャイな子がドラマ教育を通じて勇気を持てるようになったと振り返りノートに書くなど様々なポジティブな効果が出ています。
>だからこそ、私達親世代は、一つの学校だけにアウトソースするのではなく、家庭教育やアフタースクールや取り入れながら、体験/プロジェクト学習はここ、アカデミックはここ、と自分の子どもにとって必要なものを取捨選択する必要はあると思います。
それぞれが補完するようなエコシステムを作っていければいいですよね。
【即興劇4つのルール】どんな場でも「責任と存在感ある自分」になる方法
山里 誠福岡市の保育園 副園長
福岡市で小学生向けのアフタースクールで、即興劇の要素を取り入れたドラマ教育をラトヴィアの専門家の先生とやっています。
そこで大事なのは、心理的安全性がある場。
自分でも「こんなアイデアでもいいのかな?」と思いながらアクションをすると、パートナーが受け入れられてリアクションして二人やチームでシーンを創り上げていくプロセスは子ども達にとっても、かけがいのない経験になっているようです。まさにアートの「意味や価値を創り上げる」という経験ができるのではないかなと思っています。
ホモサピエンス全史に人類の最初の繁栄の一歩は、認知革命による、共同幻想、国家や宗教、通貨や債権債務などの虚構を共有する力にあるというように、虚構を創り上げる力こそ人の持つ力だと思っています。
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