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米 トランプ前大統領 金融疑惑の調査に黙秘する意向明かす
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
黙秘権は合衆国憲法修正5条で保障されている権利なので、この行動自体には何も法的問題ありません。
しかし、トランプは以前にヒラリー・クリントンのEメール疑惑を追求するとき、黙秘権の行使をこう言って痛烈に批判しています:
"If you’re innocent, why are you taking the Fifth Amendment?”
(もし何も悪いことをしてないなら、なんで黙秘する必要があるんだ?)
https://www.nytimes.com/2022/08/10/nyregion/trump-fifth-amendment-comments.html
完全なブーメラン、ダブルスタンダードです。
1日に4つの宇宙船が打ち上げ--SpaceXやBlue Originなど
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
横からごめんなさい、鈴木さんのコメントに注釈させてください、、、、
①過去に「NASAのロケット」だったのはサターンとスペースシャトルくらいです。基本、アメリカのLVは昔から民間か軍でした。最初は軍が先導して民間に渡す形が多かったかな。ファルコン以前にアメリカの主力だったアトラスもデルタも民間のロケットです。
②ペイロードについても昔からアメリカはNASAの探査機より軍事衛星の方が圧倒的に多いです。軍が宇宙に使う予算の方がNASA予算より遥かに多いですから・・・
③韓国の月探査機はNASAとの共同ミッションです
「宇宙は民間の時代!」というスローガン、もちろんその通りだけど、いささか単純化されすぎて理解されている気もします。昔からアメリカの宇宙開発は民間が大きな役割を演じてきました。この15年くらいで大きく変わったのは
①契約方法との違い 民間はNASAにモノを納めるのではなくサービスを納める契約に変わった。COTS、CLPSなどまさにこれ
②なんと言ってもSpaceXの登場。それに伴う形で追随する民間企業が多く登場した。「民間の時代」というよりむしろ「SpaceX」の時代と呼ぶ方が正確かもしれません。
アメリカの宇宙開発におけるNASAの存在感が相対的に下がったのは間違いありません。NASA予算は基本横ばい、一方民間の規模は拡大しています。素晴らしいことです。
さて。
なんにせよ、一日に4発はすごい!
それと、ニューシェパードはもう6度目の観光飛行。もはや大きなニュースにならないくらいになりました。一方、ライバルのヴァージンはブランソンの初飛行以来飛んでません。サブオービタル観光飛行、勝者はのちらだったか、どうやら軍配は既にあがったように思います。
追記 Wikipediaでこんなグラフを見つけた。勝者がNSなことは一目瞭然:
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/51/Suborbital_spaceflight_timeline.svg
ロシアのISS撤退表明、その影響は--相互依存の運用はどうなる?
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
つい2年前まではISSは以下の二点でロシアに全面依存していました。
①人員輸送
②リブースト(推進系)
ところが①はSpaceXの有人ドラゴンが飛ぶようになって依存は解決。さらに②もNorthrop Grumman社の宇宙船シグナスが今年2月にリブーストできるようになり解決。もちろんこれら以外にもロシアが抜けたら困ることはたくさんあるでしょうが、根本的な問題ではないと思います。
逆に、もしこの戦争が2年前だったらやばかった。アメリカはISSにおいて究極の弱みを握られていたでしょうし、ロシアのことですから軌道上の西側(日本含む)の宇宙飛行士を人質に取って譲歩を引き出すくらいのことはやったかもしれません。

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