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ディズニー悩ませるプリンセス問題、最新作「ウィッシュ」願い叶わず
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
ディズニーっていうより、今作はChief Creative OfficerでFrozonの脚本と監督だったJennifer Lee本人が肝入りで書いた作品が外れた、ってところですよねー。
Jennifer Leeはほとんど無名だったけどFrozenに抜擢され大ヒットして会社のCCOにまで上り詰めたシンデレラ。その魔法が解けた?
作品は見ていませんが、レビューを見るとディズニー100周年を祝うためのオマージュだらけで、この作品自体のストーリーがイマイチという。だからプリンセスどうこうの問題じゃないと思うけどな。
以上、娘のおかげでディズニーにやたら詳しくなってしまった宇宙工学者でした。
バイデン氏、テイラー・スウィフトさんを言い間違い「失言癖」露呈
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
まあ、この言い間違い自体はうちの父(←ボケてない)がAKBとモーニング娘。を混同するようなもんで、これをあげつらう必要は感じないが、
しかし再選されたら86歳まで大統領を務めることになるんだよなー。。。副大統領のハリスもなんとなく頼りないし。
じゃあトランプがいいかって、まさかそんなことはない。しかも前回は副大統領がまともなペンスだったけど、今回は思いっきりトランプに忠実な僕を候補にするんでしょう。それに、万が一トランプが選出されても、退任時には82歳です。。。
うーん、ほんと両党とももっとフレッシュでまともな候補はいないもんかねえ。個人的にはPete Buttigiegが有望だと思うんだけど。
“1グラムで地球破壊”超高エネルギーの宇宙線捉える 大阪公立大など
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
専門家ではないのですが、この手の観測は、たぶんこの一個の特殊な粒子の検出より、長期間・広範囲の観測から得られる統計的なデータの方が科学的価値はあるのでしょう。たぶん。
一方で、こういうニュース性の高い結果はこの研究の知名度をあげ、世の注目を集め、予算を取りやすくなる。正直、このニュースがあるまで僕もこの研究のことを知りませんでした。研究の世界もエンターテイメントと似たところがあって、どれだけ世の耳目(=お金)を集めるかがいかに大切かを、最近身をもって思い知っています。もちろん、お金を得た先にあるものは本物の科学、本物の技術開発なわけですが。(時々、セラノスや線虫の会社みたいに、耳目だけ集めて中身が空っぽのもありますが。)
「何らかの物体が地球を周回」木原防衛大臣 北朝鮮打ち上げの“衛星”について
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
自力開発のロケットで自力開発の人工衛星を周回させた。正直、大したものです。実は今回が初では全くなく、2012年にすでに人工衛星の軌道投入に成功しています。
一方、隣国の韓国が自力開発の新ロケット「ヌリ」で初の人工衛星軌道投入に成功したのは、北朝鮮に10年遅れの2022年でした。
でもね。
たしかにミサイルやロケットにおいては北朝鮮は韓国に勝っているけど、どちらの国民の方が幸せなのでしょうか?
結局、旧ソ連と全く同じ考えですよね。核兵器とアメリカに届くICBMさえあれば、アメリカから攻撃されない。だから、貧しい国なのにリソースをミサイルと核兵器開発に一点投入する。国民の幸福より、国家の存続、言うなれば金王朝の存続が最優先なのでしょう。そして全体主義国家だからそれができてしまう。もちろん民主主義の韓国ではそんなことはできません。
チャーチルが「民主主義は最悪の政治形態である。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と言ったのが思い出されます。
【速報】スペースXが新型ロケット「スターシップ」第2回飛行試験を実施 宇宙空間に到達も信号途絶
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
やーーーー、素晴らしい打ち上げでした。こちら朝5時に手に汗握って見ていました!!!
試験飛行としては大成功だったと思います。以下、解説。
前回は飛行中に幾つかのエンジン停止があった第一段。今回は33個のエンジンが全て順調に分離まで正常作動。
今回最大の成果はなんと言ってもホットステージングの成功でしょう。分離前に第二段を点火する方式で、これでペイロードを増やせます。なぜこれが重要かは後述。
分離後、第一段帰還のためのエンジン再点火はうまくいかなかったようで、点火しないエンジンがちらほら。そのうち点火したエンジンもシャットダウンし、おそらく指令破壊で爆発。しかしデータもちゃんととれたので次に繋がる。
分離後、第二段は順調に飛行。解説のおっさんも軌道までは行くやろと楽観的で、僕も正常に第二段燃焼終了したと思ったのですが・・・
最後の段階で通信が途絶。何があったのかわかりません。指令破壊かもしれないし、そうでないかもしれない。後者ならデータが取れなかったでしょうから痛い。
そしてこのせいで第二段の再突入〜着水ができなかった。この部分を経験できなかったのが、今回最大の痛手でしょう。もうあと少しだったのに。
でも全体的に見れば、ここまで巨大かつ複雑なシステムを2回目でここまで持ってきたのはさすがSpaceXです。おめでとう!!!!
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ホットステージングの解説をば。
第一段のすぐ真上で強力なエンジンをぶっ放すのですから、第一段へのダメージは避けられません。しかも第一弾は再利用するという計画。これがしんどい。
ではなぜホットステージングか。近々のスターシップの目標は月着陸です。そのためには軌道上にStarshipのタンカーに10回〜20回に渡って別のStarshipで給油をします。そうして初めて月に行くStarshipを打ち上げ、燃料補給して月に向かいます。問題はこの、ものすごい数の給油ミッション。
ホットステージングは、第二段分離時のエンジンが止まっている時間をなくし、軌道へのペイロードを大幅に増やすことができます。つまり一回の給油量を増やせる。苦肉の策と言えなくもありません。
今の所の「計画」は2025年のStarshipによる月着陸ですが、さすがにこのタイムラインは厳しいと僕は見ています。
マスク氏のスペースX、17日にも「スターシップ」の打ち上げ再開か
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
いよいよですね。
初の女性を月に着陸させるアルテミス計画も、スターシップにかかっています。これがこけると、次に月に行くのは中国人かもしれない・・・。一方でスターシップが本物になったら本当に宇宙輸送に革命が起きる。色んな意味で、宇宙開発の将来を左右する打ち上げです。
前回は第2段の分離で失敗した。今回は第二段が軌道に乗るところくらいまでは行くんじゃないかと思っています(し、そこまでは行かないとやばい)。第一弾の水面への「着水」(着陸の予行演習)と、第二段の再突入ー>着水は何度が高いんじゃないかと思っています。
ちなみに今回から、上段分離前にエンジンに点火するhot-stagingという手法を用います。これによりペイロードをさらに増やすことができます。

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