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ユニクロ岡﨑CFOが賃金アップの狙いを語る 「好循環を作れば、報酬はもっと上げられる」
中野 香織Kaori Nakano Co.,Ltd.
カテゴリーも内容もやや違いますが、ブルネロ・クチネリはイタリアの職人の平均賃金より20%高い賃金を自社職人に支払いました。結果、責任を感じた職人が創造力を発揮し、ラグジュアリーな製品が生まれる。それが高く売れ、利益も上がる。利益は村の修復に還元され、職人を含む村の幸福度が増していくという好循環を生んでいます。(『人間主義的経営』)
現状のアパレル業界の賃金の低さ、雇用形態の不安定さは働く人の尊厳を大切にしているとはとても言い難いところがあるので、ユニクロの英断は心から応援したいと思います。まだまだ世界基準には追い付いていないし、能力・成果に応じて決まるとなると別の問題も生じるかもしれませんが、この一歩はとても大きいと感じています。
英デザイナーのV・ウエストウッド氏死去 81歳
中野 香織Kaori Nakano Co.,Ltd.
デイム・ヴィヴィアン・ウェストウッド。権威や既成概念、社会を改悪する行動に対し、最後まで闘い続けたエレガントでセクシーなファイターでした。70歳代後半のときにも政府が間違ったことをしていると思えば戦車に乗って抗議に行く。あの雄姿に勇気づけられた人がどれほど多かったか。
「パンクの女王」と呼ばれていましたが、70年代から一貫して流れていたパンクの精神は「壊して、自分に合ったものを創造すること」。破壊するばかりじゃなく「創造する」ことがより大事、と身をもって教え続けてくれました。彼女の嫌いな態度は「comformity」(みんな一緒)。ヘアピンの位置までみんな一緒という日本のリクルートスタイルに一度、もの申してほしかった。
ヴィヴィアンについても数多くの原稿を書かせていただきました。そのたびに新しい発見があり、多大な影響を受けてきました。勝手に恩義を感じています。
どうか安らかに…。感謝をこめて。

【塩野七生】日本は「失敗を許せる国」になれば没落しない
中野 香織Kaori Nakano Co.,Ltd.
塩野七生さん! なんとタイミングよくインタビューを取り付けられたのですね。NewsPicksのスタッフさん快挙です。塩野さんのリベラルな教養に裏付けられた歯切れのよい寸評が痛快で、説得力あります。
自由と寛容が必要であること、格差は固定させるべきでないこと、国の繁栄には少数民族や外国人を活用すべきこと、敗者復活戦ができる社会であるべきこと、富裕層に納得させる形で富を放出させるべきことなど、ローマ帝国の歴史から学べる正論の数々。
それが現代にも有効なのは、「人間はいつまでたっても変わらない」という普遍的なヒューマニティゆえですね。だからこそ、もっと人文学を学ぼう!(またここに帰着しますが 笑)
蛇足ついでに、塩野さんの迫力のカラージュエリーの使い方、イタリアンマダムの貫禄があり、「かなわないなー」感をいっそう醸し出してますね。
危機に直面するバレンシアガ、親会社ケリングが沈黙する理由とは
中野 香織Kaori Nakano Co.,Ltd.
バレンシアガの炎上広告について、経緯を端的にたどる記事。
ラグジュアリーメゾンは、文化的・社会的に重要なメッセージを発するファッションを提供することが求められている。実際、バレンシアガのデムナ・ヴァザリアはこの10年、ありふれたもののコピー(イケアのバッグ風)をラグジュアリー化してみせたり、土の中から掘り起こしたような汚れたスニーカーを出してきたりして、現代社会へアイロニーをつきつける文化的リーダーのような役割も果たしてきたように思う。
その流れのなかでの今回のバレンシアガの失敗は致命的。それに対して親会社ケリングがフォローする姿勢を見せていないのは何か意図があるのだろうか。今後の展開を見守りたい。

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