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【CEO直撃】アルツハイマー病を「予見」するアプリ
洪 由姫NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
スマホのカメラを使って5分でアルツハイマー病へのリスクをチェックできるというと、何となく眉唾物のように聞こえてしまうかもしれませんが、そこには30年にも渡る科学者の地道な研究が生きていました。
テスト一回は5分ですが、一回やってから終わりということでなく、3カ月、半年、一年と継続して、数値の変化=脳の健康状態を把握することに意味があります。
日本の第一生命と業務提携する時も、キャプランCEOが「組もうと思っていなかった」というほど、交渉で強気に出られるスタートアップは、裏を返せば「強い技術」を持っていることの証でもあります。
日本は先進国の中でも最も多くアルツハイマー病の患者を抱えています。そこで数年後にどういう結果が出てくるのか、とても興味深いです。
【超解説】堕ちた偶像のFTX、悪夢の2週間を総ざらい
洪 由姫NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
続報が流れ続けていますが、これだけ多くの問題が噴出している中で「ここまで知っておけば何が起きているのかしっかり理解できる」「これからニュースがしっかり追える」という内容を目指して取材・執筆しました。
渦中の人物、FTX創業者のバンクマン・フリード氏がニューヨーク・タイムズのインタビューに答えたり、自らがツイッターでずっと「徒然日記」を投稿しているというのも大きな注目を集めています。
その徒然日記が冒頭のバナーにある「What HAPPENED」です。13日に「1) What」という単語が投稿され、次に「2) H」「3) A」「4) P」などが暗号のように投稿されました。それを繋げると「What HAPPENED」になる。自分で何が起きたのかを説明しているようです。
https://twitter.com/SBF_FTX
そこには、20)あらゆる雑誌の表紙を飾り、FTXはシリコンバレーの寵児になった。
という投稿も。最新の投稿は32番で終わっています。
32) とにかく、今はそんなことはどうでもいいんです。重要なのは、私ができる限りのことをすることです。そして、FTXのお客さんのためにできることをすべてやることです。
これから世界、日本の暗号資産マーケットにどんな影響が出てくるのでしょうか。
【最高裁判決】ハーバード大学、人種によって合格ラインは違かった
洪 由姫NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
この問題、日本では「人種」ということになると馴染みがないかもしれませんが、本質は日本にもズバリ当てはまります。
東京大学が2027年度までに約300人の女性教授と准教授を採用したり、東工大が24年春の入試から「女子枠」を新設したり。まさに人種で優遇されるポイントと本質は同じではないでしょうか。
この問題、語れば語るほど深いのですが、まず最高裁の判断の後に大学はどうなるのか。
大学は、人種ということを一つの基準に入れられなくなるので、その代替手段を考える必要があります。
例えば、「低所得層の学生をより採用できるシステムにする」「各高校の上位10%に無条件で入学を許す」など。こうすることによって黒人、ヒスパニックの人が対象になりやすくなり、結果としてマイノリティの入学が確保されるというものです。ただ、この方法がそれほど効果的でないことも明らかになっています。やはり人種を考慮した方が、ピンポイントで狙った「多様性」を実現できるということなのです。
また翻って、マイノリティを優遇する措置があるかと思えば、「恵まれた層をさらに恵まれた層に押し上げる」措置も厳然としてあります。それが、親が卒業生であれば入りやすくなるレガシー入学、親が教授・職員だった場合の家族入学、寄付をすれば入学しやすくなるなどのコネ入学です。スポーツ推薦というのもありますが、実は多くの対象になるのが白人のアスリート学生です。
そしてハーバード大学の白人の入学者のうちの43%がいずれかの優遇枠を使っているとの報告もあります。
ではいったい、マイノリティの優遇措置をことさら問題にするのはなんなんだ?という声も聞こえてきそうです…大学の中にはすでにレガシー入学を廃止したと公言する大学もあります。
多様性を実現しようという世界的な流れの中で、この措置がどのような影響を及ぼしていくのかしっかりみていきたいと思います。
【サンデル教授】エリートの「やればできる論」は、他人を駄目にする
洪 由姫NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
能力主義といその弊害に関して、ズバッとマイケル・サンデル教授が回答してくれました。ニューヨークでもシリコンバレーでもお金のある親は子供に相当のお金をかけて、教育しています。これはちょっと日本の比ではないです。
子供をトップ学校に入れた親の話を聞くと、小さい頃からアート、音楽、楽器、水泳、乗馬、スケートなどなど…本当にこれでもかとう習い事をさせて、高校の出願、大学の出願にそこから何を学んだかということを書くアイテムを揃えているそうなんですね。
インタビューでは聞ききれなかったけれど、本の中ではそういった子供たちが精神的に不安定になる割合も高いことも書かれていました。(それはうなずける。。。)記事の中でも指摘してもらった弊害の他に、それが連鎖して子供への弊害もまき起こしているということなんですね。
「努力をすれば報われる」ことの大切さを教わってきたし、そう信じてきたけれど、その裏側をまざまざと数字を突きつけられて言われると、深く考えてしまいます。
【秘話】なぜアステラスは米国初「更年期薬」に成功したのか
洪 由姫NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
「ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)という治療薬は、ホルモン補充治療が最も有効とされています。
ただ、患者さんの中には乳がんのリスクについて心配したりする声があったり(これは適正な患者に適正に使えば有効だというお話しを第一話でしています)、実際にがんの治療中で使えないという悩みもあった治療法でした。
そこに日本のアステラス製薬発の医薬品が突破口を開いたというのは、もっと注目されてもいいニュースだと個人的には思っています。
また、この医薬品の種が瀕死のスタートアップからもたらされたというストーリーも非常に面白く、アラン・パルトゥーンスさんのお話を前のめりに聞きました。
また、これは将来の遠いお話ですが、子宮内膜症の治療薬として研究していた化合物について、その可能性もこれから残されているのではないかとアラン・パルトゥーンスさんはお話ししていました。
【保存版】見落とされる3兆円市場、最先端スタートアップ10社を先取り
洪 由姫NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
「更年期は関係ない!」で読み飛ばそうとしたあなたにこそ読んでほしいです(笑)
「更年期で体調がすぐれない」こんな声を周りですごく聞くようになりました。調べてみると男女ともにこの更年期症状・障害が現れることがわかりました。しかも経済損失は日本で年間6300億円。
これは誰もが抱える・悩む可能性がある問題です。自分に起きるかもしれないし、家族や友人、同僚が今現在悩んでいるかもしれない。自分だけでなく、周りの人のことも想像しながら読み進めていただけたらと思います。
インフォフラフィクス記事ではアメリカ、イギリスの事例を豊富に取り上げています。海外ではどの程度この問題が認知されているのか、そして私たちがどう考えたらいいのかということを考えてもらえたら嬉しいです。
NORMAL
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