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統一選、23日スタート、子育て、少子化で論戦―9知事選が告示
小川 一毎日新聞 客員編集委員
今回の統一地方選の注目点は、地方選そのものより第二ラウンドに衆院で4選挙区、参院で1選挙区の補欠選挙が同時に行われることでしょう。第一ラウンドの知事選・政令市長選でサプライズが起きると、それが国政選挙に影響を与えて政局を動かす可能性があります。もうひとつの注目点は、統一教会と関係の深い地方議員を有権者がどう審判するかだと思います。その結果が、国政に直接影響を与えることはないでしょうが、統一教会と関係する国会議員の動きに微妙に絡んでくるとみられます。それは同性婚や夫婦別姓といった政治の判断にもつながっていきます。その意味では、後世から見て大きな意味を持つ選挙になる可能性があります。
高市大臣が「質問しないで」答弁を撤回 委員長が異例の厳重注意「敬愛の精神忘れている」
小川 一毎日新聞 客員編集委員
君子の綸言汗の如し。政治家は言葉により重い責任を持たねばなりません。そして、自分が発した言葉の責任に追い込まれていくのが政治家です。高市氏は今、まさにその状況にあります。少し気になるのは、自民党の中の彼女への冷たい空気です。政治の常道からの空気感ならいいのですが、そこに女性への古い時代のまなざしが入っているとすれば了解できません。ただ、それはあくまでも枝葉の話。幹の話に戻ると、一連の言論弾圧とも言える動きについて、きちんと高市氏は説明し切らなければいけません。高市氏が今後も宰相候補でいられるかどうかは、そこにかかっています。理解者の安倍晋三氏はもういません。さすがの説明力だったと後世に言われるような対応ができるかどうか。逃げ切ろうと考えたら、より重いダメージを負うことになります。
警察庁長官狙撃事件「実行犯逃走手助け」 当時参考人の元自衛官新証言
小川 一毎日新聞 客員編集委員
毎日新聞が一面トップで報じています。私は現役時代、警視庁記者としてオウム真理教事件を担当しました。当時は国松長官狙撃事件をオウムの犯行だと疑いもしませんでした。しかし狙撃犯とみられていた信者が10数年の逃亡の末、逮捕され、国松長官狙撃事件との関係が解明されなかったことから、オウムの犯行との見方そのものを疑うようになりました。そして2018年、出版されたのが衝撃の本、原雄一著書「宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年」でした。捜査一筋、日本の刑事警察の誉れとも言える警視庁捜査一課からの内部告発であり、その内容は、まったく別の犯人の仕業であることを明確に語っていました。この本が出た後、警察庁の元最高幹部たちから話を聞いて回りました。「デタラメ〕と根拠を挙げずに否定する人がほとんどで、ごく一部は細かな矛盾点を挙げて「犯人じゃない」と否定しました。ただ、それぞれの目には自信のなさが色濃くありました。この説については、NHKスペシャル未解決事件や鹿島圭介氏のノンフィクションがさらに追求しています。
今回の毎日新聞の報道は、警察が否定してきたことを反転させる意味合いがあります。共犯者の証言は重く、この事件のナゾがついに解けようとしています。
「韓国がこの案で? すげえな」「徴用」めぐり舞台裏 日韓首脳会談は
小川 一毎日新聞 客員編集委員
「すげえな」とは、私も思いました。この決断をしたユン大統領を日本は支えないといけません。ユン大統領が世論の反発に耐えられなくなり、この決断が崩されると、日韓関係は本当にしんどくなります。
「韓国の若い世代は日本の文化に親しみを持つ人が多く、逆に日本の若者も同じ。若い人たちが抱くイメージや意見はすごく大きく、そういう雰囲気をじわじわと偉い人たちも感じているのではないか」
なかなかいいコメントだと思います。
NHKの政治マガジンは、どんどんスキルを上げています。映像メディアがテキストでもいい仕事をする、というのはテキストメディアの刺激になります。テキストメディアは自らを鍛えるとともに、映像のスキルもあげてほしいと願います。
「小さなDX」から始まったTBSの変革はテレビの世界をどう変える?
小川 一毎日新聞 客員編集委員
応援している向山さんの力強いコメントが聞けました。今、新聞は歴史的な局面にいますが、まもなくテレビがそれ以上の転換期を迎えると思います。テレビを見ない若い世代には、テレビを見せようとするのではなく、プロのクリエーターしかつくりえないコンテンツを見せて感動してもらうことです。テレビが生き残る道はそこにしかありません。そのためにはテクノロジーを味方にすることが大切です。これまで一番ネットを理解しているのは日テレかと思っていましたが、最近のTBSは「おぬしやるなあ」という仕事をたくさんしています。TBS系列のJNN各局は報道でもいい仕事をしています。それらを組み合わせた「本当のプロ」の仕事を期待します。

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