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警察庁長官狙撃事件「実行犯逃走手助け」 当時参考人の元自衛官新証言
毎日新聞
小川 一毎日新聞 客員編集委員
毎日新聞が一面トップで報じています。私は現役時代、警視庁記者としてオウム真理教事件を担当しました。当時は国松長官狙撃事件をオウムの犯行だと疑いもしませんでした。しかし狙撃犯とみられていた信者が10数年の逃亡の末、逮捕され、国松長官狙撃事件との関係が解明されなかったことから、オウムの犯行との見方そのものを疑うようになりました。そして2018年、出版されたのが衝撃の本、原雄一著書「宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年」でした。捜査一筋、日本の刑事警察の誉れとも言える警視庁捜査一課からの内部告発であり、その内容は、まったく別の犯人の仕業であることを明確に語っていました。この本が出た後、警察庁の元最高幹部たちから話を聞いて回りました。「デタラメ〕と根拠を挙げずに否定する人がほとんどで、ごく一部は細かな矛盾点を挙げて「犯人じゃない」と否定しました。ただ、それぞれの目には自信のなさが色濃くありました。この説については、NHKスペシャル未解決事件や鹿島圭介氏のノンフィクションがさらに追求しています。 今回の毎日新聞の報道は、警察が否定してきたことを反転させる意味合いがあります。共犯者の証言は重く、この事件のナゾがついに解けようとしています。
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