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リベラルアーツ「全然学ばない人、学ぶ人」の大差
東洋経済オンライン
川端 隆史Kroll Associates Singapore Senior Vice President
マレーシア研究(野党)にしても、安全保障、ナショナリズムにしても、学んできたあるいは公務の実務で携わってきたことについて、ビジネスには役立たないと散々言われてきた私です。2018年マレーシアは政権交代を経験、安全保障とナショナリズムは今、ビジネスへのインパクトを含め最大の注目トピックの一つ。一応、2010年以降は民間企業で働いています。 東南アジア研究の大家、故・石井米雄先生は地域研究について、「無数に分裂する個をいかに捉えるか」とおっしゃっていましたが、まさに無数に分裂する個は、リベラルアーツ的な幅広い知識や視点が問われるものでした。石井先生が推薦された本(アンダーソン、ブローデル、サイード)は、愚直に読んだことは未だ以て役に立っています。当時は、上智大学にいらして、講演や研究会に押しかけて嫌な顔一つせずに質問に答えて頂いたのは、最強のリベラルアーツの場だったと思います。生前、お目にかかることができたのは、クアラルンプールの空港で見送ったときです。「学ぶことは絶対にやめてはいけない。思うように進まなくても、ゆっくりでも続けることが大切だ」とおっしゃって飛行機に乗っていった姿を今もよく覚えています。
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【3コマ解説】難民が「1億人」を超えたのを知っていますか
NewsPicks編集部
川端 隆史Kroll Associates Singapore Senior Vice President
ミャンマーでは、クーデター後に国内避難民が急増しています。近隣国に逃げる人々もいますが、最近はタイが受け入れを渋り始めました。また、近隣国に逃げたとしても、「安い労働力」として不法就労状態で雇用されるケースも少なくありません。 また、ロヒンギャは深刻な状況が続いています。そして、最近はミャンマー国軍がバングラデシュ国境を越えてロケット弾を数回着弾させてしまい、在ダッカのミャンマー大使がバングラデシュ外務省から数回呼び出しを食らうなど、両国関係は悪化しています。バングラデシュにはコックスバザールというロヒンギャを受け入れている大きな難民キャンプがあります。バングラデシュが難色を示せばロヒンギャは文字通り行くところが亡くなります。という背景を意識してのミャンマー国軍の動きなのかどうかは分かりませんが、バングラデシューミャンマー関係の悪化は、ロヒンギャにとってさらに困難な状況へと追い込むリスクを内包しています。 ということを欠くとミャンマーが危ないと強調していると言われそうですが、上記は事実です。ヤンゴンを中心に行われている企業のビジネスとは次元が違うことは承知の上でのお話です(実は次元が違うのでは無く、中長期的な影響は生じうる) また、関連の映画として「牛久」をおすすめします。 https://www.ushikufilm.com/ 「牛久」は、富山県のミニシアター「ほとり座」で、トーマス・アッシュ監督のトークと挨拶のあるタイミングで直接お話をする機会に恵まれました。その際に、日本でよくあるいわゆる「本来の難民ではないのではないか問題」について、「難民としてどこまで認めるかは議論があるとしても、だからといって人権を無視した扱いをしてもよいのか。明らかに度を超しているし、別の論点だ」という指摘があったことが印象的です。ということを米国人監督が日本で撮影しているということも考えさせられます。 非常にショッキングな映像が含まれている映画です。みられる映画館が限られていますし、現時点では上映している映画館がないようですが、これからも上映されていくと思われます。そのタイミングで是非、ご覧になることをおすすめします。
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