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迫害を逃れて海を渡った。長崎・五島、潜伏キリシタン移民の子孫が語り継ぐ差別、戦争、信仰の記憶
望月 優大ライター/ニッポン複雑紀行編集長
江戸時代から今に至る迫害と差別の歴史。九州本土の弾圧を逃れて海を渡った潜伏キリシタンの子孫が今も五島の集落で暮らす。彼が見聞きした凄惨な拷問。戦時中の天皇とカトリックの関係。海で繋がる様々な隣国の人々。そして先祖への深い思い。ニッポン複雑紀行、渾身の最新作です。
【全文書き起こし】2020年10月9日菅総理グループインタビュー(毎日・朝日・時事)
望月 優大ライター/ニッポン複雑紀行編集長
昨日の菅総理の「グループインタビュー」につき、各社からの記事だけでは不明なことも多かったので、当日の音声を元に全体を書き起こして記事にしました。
これまで法律に基づき任命したと繰り返し説明してきた総理がなぜか唐突に「自分がリストを見た段階ですでに99人だった」という趣旨の回答をしたことが報じられていた。
「それなら誰がどんな理由で6人を落としたんですか」とか「これまでの説明と矛盾してませんか」といった追加の質問を普通ならすると思うのだが、それがあったのかどうかが気になっていた。
音声を聞いて書き起こしたところ、そのような質問はされていなかった。つまり、明らかな論理の矛盾が放置されたまま、インタビューはそのまま終わってしまっていた。
今「生きることができない」状況に直面する外国人がいる。鈴木江理子さんインタビュー
キャンプ、スポーツ、習いごと。新型コロナで危機に陥る「子どもの体験」を守り抜けるか(夢職人・岩切準)
望月 優大ライター/ニッポン複雑紀行編集長
編集協力した記事が公開されました。単刀直入に言うと「子どもたちの体験活動や習いごとの危機」の話です。小規模のNPOなどが連携して支えてきた「学校外の学びや体験の場」がコロナで軒並みつぶれるのではという状況があります。これ気づいてる人少ないですがかなり深刻です。
子どもの教育に関しては休校やオンライン化のことは多く語られていてそれらはもちろん本丸ではあります。ただ同時にかなり見逃されているのがコロナと最も相性の悪い「オンライン化できない体験」の価値。しかも価値提供者の事業基盤がとても脆弱でその多くがすでに「撤退」を視野に入れざるを得ないという現実があること。
要するにキャンプとかサッカーとか歌の教室とか子どもの育ちにとって代え難い価値を提供してきた事業体の多くはとても小規模で収入が止まると数ヶ月であっけなくつぶれてしまう。
しかも4月という新規入会が毎年多くなる特別な時期はすでにこの状況でほぼゼロになってしまっており、キャンプなどが盛んになるはずだった夏休みも長引く休校の玉突きで期間自体が短縮されてしまう可能性が高い。
加えて夏のボーナスも減るだろうからそもそも親もお金を出せなくなってくる。ちなみにこれ4月に入塾者が増えて夏期講習でつないできた小規模な地域の塾も同じで、大規模チェーン以外は長引くこの危機を乗り切れる体力がない。
そもそも火の車で回していたキャッシュフローが急激にゼロになってしまえば小さいところはもって数ヶ月。仮に数ヶ月後にコロナが終息して外に出られるようになったとしても、子どもたちが遊んだり学んだりできる、そこにあって当たり前だったはずの基盤の多くがすでに失われている可能性があります。

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