Picks
5フォロー
3614フォロワー
EVシフト、命運握るのは車載電池 「中国・韓国に量では勝てない」
朝日新聞デジタル
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
正直ピントがずれているでしょう。全固体は、歩留り、耐久、コスト、、、壁が高いです。それが本当の起死回生策になるのか、どうか。 今、世界がEVシフトしている原動力は、米国市場のZEVに加え、世界最大市場の中国のNEV/CAFEダブルクレジットという「ポジティブ規制」です。 テスラはクレジットのボーナスで、売上の他に推定400億円のボーナスを中国市場から得ています。2018年に独資で上海工場を認めてもらって巨大中国の懐に入った賜物です。時価総額は126兆円(26日現在)!10日NASDAQ上場のリヴィアンが11兆円とGMを抜き去りました。月産数十台の弱小ベンチャーが1兆円超(119億ドル)もIPO調達しています。 中国EVベンチャー勢も、NYSE上場のNIOが8兆円、NYSE/香港重複上場の小鵬5兆円、NASDAQ上場の理想4兆円と、日産の3兆円を上回っています。電池の方は物凄くて、CATLが28兆円、BYDが14兆円で、下位でも4兆円企業があり、セパレータやリチウム金属など部材でも4兆円企業が揃っています。 ちなみにCATLは世界生産量に匹敵する増産投資中です。他社も大きな投資計画を持っています。 リチウム電池は性能の物理限界がありますが、巨大投資によるコストダウンは可能でしょう(直近、原材料価格上昇が始まっていますが、、、)。 パラダイムシフトは、全固体だけではありません。ナトリウム電池もあるかもしれませんが、そういうテック・オプションだけではなく、中国市場では、電池交換ステーションが着実に伸びています。航続距離というボトルネックがなくなったら、既存リチウム電池最大の弱点が消えます。さらに、本当かどうかはわかりませんが、NIOは航続1000kmの新型セダンを来年納車すると宣言しています。 2028年という夢の一本足打法では、失速するばかりでしょう。それが厳しい現実です。
NORMAL