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ベンツEVシフト撤回!! やっぱ我らがトヨタが正しかった!? まさかの誤算の真相って!? - 自動車情報誌「ベストカー」
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
当たり前ですが、EV普及に必須なのは、メーカーが作りたくなる事情環境とユーザーが買いたくなる環境が揃わないと、一筋縄では進みません。前者で言えば、市場で稼げることです。インフラも整っていない未成熟市場ではインセンティブが働きません。また政府のポジティブ規制の一つNEV/ZEVクレジットで売るためには作らざるを得ない状況もカギを握ります。政府補助金・優遇税制も大切なのですが、市場で取れるマージンがどうなのか。EVはモジュラーなので市場参入もも容易で競争激化しやすい構造です。生き残りをかけて値下げ競争になるとマージンも激減になります。中国市場のテスラが良い例です。ユーザー側に効くポジティブ規制では、ナンバー規制優遇措置、リバーシブルレーン優先通行措置などのメリット型ポジティブ規制の有無も売れるかどうか、稼げるかどうかを左右します。ユーザーにしてみれば、充電インフラが整っていなければタダの箱になってしまいます。さらに、クルマの魅力に加え、価格、耐久性&部品メンテ費用、下取価格なども重要要素です。
この両面から、世界EV市場の成長曲線が意外に伸びないということから、メルセデスベンツも「現実」を見据えた路線に転換したのでしょう。地球環境という「理念」だけでは、物事は進みません。
水素エネルギーを脱炭素化の「切り札」に 小池都知事、水素供給国オーストラリアに連携呼びかけ
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
失礼になるとけいけないのですが、都のスタッフも大野さんや小原さんの時代から劣化してませんか。
オーストラリアは重要なパートナーです。他方、知事お得意のアラブ圏でも、水素熱は極めて高いのです♪こういうところと組ませた方が、知事のお力も発揮できるのでは???
ちなみに、オマーンは100万トンのグリーン水素を生産し、27年にも輸出する用意があると責任者が語っています。
デロイト任せだとこういう情報も耳に入らないのかもね♪
https://www.spglobal.com/commodityinsights/en/market-insights/latest-news/lng/012524-interview-omans-oq-diverting-oil-products-exports-away-from-red-sea-but-sees-limited-impact
中国自動車市場「PHV猛追」で崩れるEVの一人勝ち
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
中国での新エネ車(NEV)世界首位奪取は、賢い政策と起業家精神の精華ですが、EVとPHVが両輪です♪ 政策上はNEVという括りで、HVを排除しつつ、均等に扱っています♪ 中国は広く、北部では電池性能の限界もあり、やはりエンジン付EV又はPHVに分があります。急速充電施設網も急速に整備されてきていますが、それでも連休時の大混雑・順番待ち行列など純EVには欠点もあります。したがって、不安のない「PHV」又は「レンジエクステンダーEV]が相対的に魅力です。他方、中国勢の海外戦略は、欧米アジアに電動車、ロシア・メキシコにガソリン車を売る戦略で、日本を追い抜いて23年自動車輸出首位確実となっています♪
ここでも賢い政策と起業家精神が溢れています♪決して偶然の出来事ではありません。半固体電池、全固体電池の動きも着々と進んでいます♪
トヨタ会長、EVの市場シェアは最大で3割どまり-残りはHVなどに
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
「未来を予測する最善の方法は、自ら創り出すこと」という名言がありますが、そう簡単ではありません。中国勢のEV急伸は、賢い政策と起業家精神の精華です。他方、2023年自動車輸出で日本を抜いて世界首位が確実ですが、実際には、EVを欧州・アジアに売り、ガソリン車をロシアとメキシコに大量に売ったおかげです。地域によって、充電網が極めて乏しかったり、電池性能限界もあって極低温地域で突然動かなくなったら死を招くので、100年以上鍛え抜かれたガソリンエンジンが必須です。「適地適車」から現実を見据えると、踊り場を迎えつつある「EVブーム」の一本足打法とは異なる景色が見えてきます。
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