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ベンツEVシフト撤回!!  やっぱ我らがトヨタが正しかった!?  まさかの誤算の真相って!? - 自動車情報誌「ベストカー」
自動車情報誌「ベストカー」
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
当たり前ですが、EV普及に必須なのは、メーカーが作りたくなる事情環境とユーザーが買いたくなる環境が揃わないと、一筋縄では進みません。前者で言えば、市場で稼げることです。インフラも整っていない未成熟市場ではインセンティブが働きません。また政府のポジティブ規制の一つNEV/ZEVクレジットで売るためには作らざるを得ない状況もカギを握ります。政府補助金・優遇税制も大切なのですが、市場で取れるマージンがどうなのか。EVはモジュラーなので市場参入もも容易で競争激化しやすい構造です。生き残りをかけて値下げ競争になるとマージンも激減になります。中国市場のテスラが良い例です。ユーザー側に効くポジティブ規制では、ナンバー規制優遇措置、リバーシブルレーン優先通行措置などのメリット型ポジティブ規制の有無も売れるかどうか、稼げるかどうかを左右します。ユーザーにしてみれば、充電インフラが整っていなければタダの箱になってしまいます。さらに、クルマの魅力に加え、価格、耐久性&部品メンテ費用、下取価格なども重要要素です。 この両面から、世界EV市場の成長曲線が意外に伸びないということから、メルセデスベンツも「現実」を見据えた路線に転換したのでしょう。地球環境という「理念」だけでは、物事は進みません。
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中国・広汽集団、「全固体電池」を2026年に搭載へ
東洋経済オンライン
安藤 晴彦RIETI Consulting Fellow
「全固体電池」への期待が高まり、各社アピール合戦も盛り上がってますね♪中国電池メーカーの中には「量産」のアドバルーンだって上がっています。 記事中、「搭載」の内容不明という指摘は、正しくかつ重要ポイントです。 トヨタの技術蓄積は物凄いですが、他方で、全固体の難しさも知り尽くしているでしょう。 そこから先がイノベーション経路として重要で、まずいち早く載せてみて改良していくのか、じっくり欠点を潰してから満を持して載せるのか、選択肢が分かれます。前者の場合でも、全量切替ではなく、小型全固体と信頼性の高い既存LIB等を組み合わせてハイブリッドで「搭載」していくというパターンもあり得るでしょう。 スピード重視なら前者、EV市場の動向やLIB等の進化動向を見極めながらリアルオプションで進めるなら後者、つまり日本企業が得意としてきた従来の成功方程式が有利になるでしょう。 選択肢は一つではないので、全部自社でやらず、協業で試していくというオプションだってあるでしょう。 EV/NEV化は、中国政府が期待した以上のスピードで中国国内で進展しましたが、欧米日やその他の世界では未だまだら模様。3年後にどうなっているのかは、必ずしも一直線ではないと思います。 楽しみです。
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