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安定した需要があるのに、なぜ? 自動車整備事業者の倒産・休廃業が過去最悪ペースに 2020年を上回る勢い
樫山 洋之地方製造業 取締られ役 副社長
近年整備工場の数自体は常に増え続けてきました。これはガソリンスタンドやオートバックスなどが参入してきた影響が大きいものの、その一方でそこではまかなえない仕事の多くは近隣の整備工場に外注されてきています。なので倒産、廃業の数が増加してもそこまで件数には影響出ないと思います。
廃業、倒産の件数の増加に関してはOBD車検に関連する投資ができるかどうかが大きく関わり、投資ができない、もしくは後継者もいないのでしないお店は廃業の方向に傾いていきます。なのである意味車検制度の変更による強制的な業界内の代謝が起こっていると言え、今後ある一定の期間それなりの廃業数を出していくはずです。
ここで影響を受けそうなのは実は個人のユーザーではなく、リース車両かなと。ちゃんと投資をしている整備工場に関しては周辺の整備工場からOBD車検関連の外注と通常の個人顧客が集まり忙しさが加速し、工賃などの低いリース車両はやりたくないため断られることが多くなります。新車販売をしたディーラーも結局忙しすぎて、全ての車両に対応できるわけではないので顧客を選ぶ方向に行くのは間違いありません。なのでメンテナンス付きリースが売り辛くなる可能性があります。
その一方で最近中型規模の整備工場さんが買収されることも多くなってきているので、ネットワーク化しようとしている会社があるのかもしれませんね。
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