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【鈴木啓太】非エリートが夢との距離を縮める方法
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
鈴木選手と言えば、ボランチとしてフィールドを俯瞰的に見ながら、一心不乱にボールにハードワークするプレースタイルのイメージ。
プロスポーツ選手としての成功体験が抽象化されて、ビジネスに転用されていることが伝わってきました。
元スポーツ選手のシゴテツはいつも以上に共感できますね。
俯瞰的な自分と時間軸からの逆算で得られるモノサシの2つで、現在地と夢との距離をはじき出す。そして、その距離を主観的な自分が一心不乱に埋めていく。

【楠木建×山口周】センスを高める働き方、学び方の極意
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
センスには成功や勝ち負けという概念がない。
故に勝ち負けの世界で生きていると磨かれにくい。
だからこそ、センスを磨くには、
自分で土俵を決めて自分なりの基準を
持ち続けるしかない。
加えて、身近な人の中で感性のいい師匠を特定し、
観察し、とことん真似てみること。
一長一短でセンスは磨かれないということ。
<抜粋>
「スキル対センス」のタグの話に戻ると、センスはスキルと違って、「成功」や「達成」がない。これが大切なポイントだと思います。
センスには、どこまで突き詰めても、「成功」や「勝った」という概念がありません。スキルは微分的な思考と親和性が高い。TOEICの点が大きく上がったとか、資格試験に合格したとか成功体験を持ちやすい。
しかし、センスは長い時間幅の中で醸成されていく積分的なものです。だから、成功、失敗、勝ち、負け、終わり、他者との比較がない。だから長続きする。
職場にいる「これは」という人を観察する。それこそ一挙手一投足を見て、「何をして、何をしない」のか、その理由までその都度、自分で考えてみることです。
スキルであればTOEIC 500点よりも600点のほうがいいに決まっています。つまり、スキルには外的に与えられている基準がある。
一方、センスの基準は千差万別で、方向性もそれぞれ異なります。ですから、センスは自分で土俵を決めて、自分でこういうものがいいことだと、自分で基準みたいなのを持っていないと、磨きようがないと思います。
師匠選びの段階から、この人みたいになりたいという自分の好みが入っているんだと思いますが、基本は能でいう「守・破・離」です。
初めのうちは、師匠を丸ごとまねしてみる。例えば、メモの取り方だけでも非常に役立ちます。僕自身の若い頃を振り返ると、教授会に出たとき、「この人いいな」と思う教授の横に座ってメモの取り方をいつも観察していました。

【楠木建×山口周】センスのベースにあるのは、「人間観察力」
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
リーダーに必要なのはスキルよりもセンス。
スキルを重視しすぎたり、
役職が上がって相手を考える頻度が減ると、
センスが身につきにくくなる。
センスは佇まいに現れる。
意外と上司や同僚よりもスタッフ系の人の方が
人のセンスに敏感というのも納得。
スキルは比較的クローズドなシステムなので、相手や状況がどうであれ、ある程度まで文脈から独立して機能する。
しかし、センスはオープンなシステムです。相手次第で変わっていく。性質が大きく異なるので、スキルだけを重視すると、かえってセンスが身につかなくなるのかもしれません。
裏を返すと、相手が今何を欲しがっているのかを考える必要がなくなる。自分の仕事の価値に対する感受性を阻害する面も出てくるのかもしれません。
それこそ、一本のメール、ひとつの指示、メモの取り方、会議での発言、仕事の段取り、ありとあらゆる一挙手一投足のすべてにその人のセンスが表出しています。
同僚や上司ではなく、むしろ秘書やサポートの仕事をしている人のほうが、能力測定は信用が置けますね。
センスのある人の周辺では、同じくセンスのある人が再生産されるという構図があるかもしれません。「弟子」とか「書生」とか「カバン持ち」という方法論が昔からあるのはそういう理由だと思います。
未来予測にしても、インサイド・アウトで発想する人はアプローチが違います。「完全な未来予測はできない」と割り切り、その上で自分なりの関心に沿って、将来のストーリーやロジックみたいなものを考えます。

【小笹芳央】「NO SIDE」の精神が個人と組織を成長させる
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
突然姉ができた話、学芸会の話、運動会逆走の話、初めて知りました。
私にとって小笹は勝負強いカリスマ経営者である一方で、
ついつい心を寄せたくなる人間味を持った父親的存在です。
最近後ろ姿を見て学ばせてもらっているのは、
リーダーは完全を目指しながら不完全であることが大事だということ。
なぜなら大きな理想を実現に向けて導くのがリーダーであり、
大きな理想は当然自分ひとりではなし得ない。
この時点でリーダー誰しもが不完全なわけです。
だからこそ自分の出来ないことが出来る人を採用し、
組織を作る。
にも関わらず、リーダーは完璧であろうとする。
自分の力だけで何とかしようとする。
メンバーは「自分たち信頼されていないのかな」と不安になる。
大きな理想を語ること(完全を目指すこと)
そこに向けた課題を語ること(不完全さを見せること)
小笹から学ばせてもらっていることの1つです。

【小笹芳央】「金銭報酬」に加えて「感情報酬」を大切にせよ
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
新卒採用を通じて学生さんに自社のことを伝える際には、
「モチベーション」よりも「リンク」の意味合いをしっかり伝えるようにしています。
事業と組織の「リンク」、
組織変革に向けた採用、育成、風土、制度の「リンク」。
加えて意識と行動の「リンク」を個人的には最も伝えたい。
誰もが頑張りたいとか続けたいとか「意識」が変わることはあっても、
「行動」に移せない、継続しないという悩みは尽きない。
僕はモチベーションエンジニアリングで個人の意識と行動の「リンク」にもっとチャレンジしたい。
内輪ではありますが、これからの連載が楽しみです!
多くの人に届くことを期待!!

【総論1万字】私がMBAで学んだこと、絶対学べなかったこと
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
多くの学生さんに「これからの時代はアイカンパニー、すなわち自分株式会社の経営者として自立的にキャリアを創って行かなければならない時代である」と伝えています。
企業の競争優位がハードからソフトに移りゆく中で、価値を発揮する主体が業界から企業に、そして今では個人がどんなインプットを有し、社会にメッセージを発信できるかが重要な時代となりました。
さらには人生100年時代と言われる中で、MBAかどうかは別として、「学ぶ癖」を獲得することは自分のキャリアを自分で決めるために大変有用であることを確信。
「学ぶ癖」がある人は自分の成功体験に縛られず、新しきを取り入れ、「変化」することができる。
リーダーとしても一番大切な素養ではないでしょうか。
新浪さんはストイックに学びと実践を繰り返しているロールモデル。
そんな新浪さんが最後に「経営者としてあるべきは社員をどうやる気にさせるか」という言葉を残しているのは大変興味深い。
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──機会があれば、今でも、MBAで学び直したいと思いますか。
新浪 思います。
なぜかというと、これまで経営の経験もしてきましたが、その一方で、学ぶことによってモノの見方がまた変わるからです。
一つの事象を見ても、学ぶことで全然アングルが違ってきます。学ぶことには、いつも価値があります。
──最近、MBAを持つ「プロ経営者」が日本の経済界で苦戦しているように見えます。この現象について、どう思いますか。
新浪 本来、経営者はプロなので、そもそも「経営のプロ」という言葉自体が成り立ちません。
私も「経営のプロ」と言われる度に恥ずかしくなりますし、自分自身、経営者としてまだまだ足りないことばかりでだと感じています。
経営者として本来あるべきなのは、「プロ経営者」だとか「MBA取得者」であるといったことは関係なく、社員をどう、やる気にできるかです。
会社は、経営者だけの力で、業績を上げることなど、できないのですから。
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「目立たない」がベンチャーの作法
渡辺 隼太株式会社リンク・アイ 代表取締役
「ベンチャーはトップになるまで目立たない」
シンプルですが深みがある言葉。
そりゃー一刻でも早く売上伸ばしたいし、
社会に広く認知されたいし、
メデイア露出したいしってなるのが普通。
一方で、オンリーワン性がない事業は広げようにも
広がらないのも事実なんだろうな。
オンリーワン性をこれでもかってくらい研ぎ澄ました結果、
勝手に社会での認知が広がるターニングポイントがやってくる。
その臨界点まで泥臭くサービスを磨き続ける。
極めて勤勉な世界だと実感。
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こうしてエイチ・アイ・エスは7年間ほど、水面下に潜っていました。いったん格安航空券のシェアでトップに立ったら、今度は一気にメディアに出ました。
社内には「メディアにどんどん来てもらえ」と号令をかけ、広告宣伝にも資金を惜しまず使いました。
一部の旅行好きだけでなく、広く一般のみなさんに認知してもらうためのいい宣伝になるからです。
いったんナンバーワンになったら、今度は目立ったほうがいい。お客様はナンバーワンの会社を選んでくれる。格安航空券の会社は当時ほかにもたくさんありましたが、淘汰されて退出していきました。
大手旅行会社などからは露骨な妨害がありましたが、その頃にはすでに当社にも十分な体力、競争力がついていたので、何とか対抗することもできました。
いきなり大手と相対するのは無理でも、ベンチャーだって着実に体力さえつければ、逃げながらでも戦うことができます。
したがって体力がつくまで目立たない、それがベンチャーの作法なのです。目立ちたい気持ちは分かりますが、ここはぐっと我慢のしどころですよ。
一度、トップになったら仕入れ力も認知度も向上し、商売はぐっとやりやすくなり、収益性も格段にアップしました。エイチ・アイ・エスは着実に成長を続け、創業15 年目の1994年の売上高は653億円。
経常利益は24億2000万円で旅行業界トップになりました。93年には500億円を突破。そして95年に店頭公開を果たすのです。
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