神領 貢

推進役として新会社の社長に就任されたのは、トヨタ自動車の前の広報部長である酒井さんです。長らく章男社長を支えた手腕と行動力に期待したいものです。

アクセスが不便な富士スピードウェイですが、肝のひとつが新東名高速の「小山スマートインターチェンジ」です。隣接するこのインターチェンジの開通が令和9年度に延期されました。 スマートインターチェンジの開通に合わせ、小山パーキングエリアも整備される予定で、富士スピードウェイ、富士スピードウェイホテル、娯楽施設などが一体で開発されます。 スマートインターチェンジの開通遅れが気になるところですが、鈴鹿サーキットや茂木サーキットを凌ぐエンタメ施設開発が期待されています。リンクを見ると夢が膨らみますよ。 https://fuji-motorsports-forest.jp/ https://www.fuji-oyama.jp/top_news_202302031444527.html?vt=sp https://www.fuji-oyama.jp/top_news_202302031444527.html?vt=sp

販売中のマガジンX5月号でも富士モータースポーツミュージアムの記事を掲載しています。いよいよ名実ともに現地でのプロジェクトが動き出しましたね。

地元ではぼちぼち記事になってきました。

「追い風」かどうかは分かりません。「完全BEV化」を当面あきらめただけです。欧米中の各市場でモーター車のシェアが増えていくことに変わりはないでしょう。 さて日本メーカーはどう対応していくのか。日本人にとっては国内400万台市場が大切ですが、メーカーは世界8000万台市場と向き合わなければなりません。

整備業の経営状態を考えれば工賃上げは容認されるべきです。その分、メーカーは補修部品を下げないのでしょうか。 損保の保険金支払い増は翌年の自動車保険料アップに直結します。 損保はビッグモーターの不正を教訓として、従来より厳格に「協定」を運用してもらわなければなりません。

中にいた人だから説得力がありますね。 加えてトヨタがもともと抱えるパワハラ体質、系列ディーラーやトヨタモビリティパーツなどの地場資本を過度に競争させたことで生じた整備の品質問題、(意識も実際にも)章男社長に近づこうとしてモータースポーツにうつつを抜かした系列ディーラーの2世、3世経営者の末路などを取材してきました。 アライアンスにも綻びが出てきています。日野自動車の不祥事が象徴的ですが、佐藤新社長が取り組むべき課題は山積しています。

中国市場の今が、将来の世界市場を表わす鑑なのかどうか。 判断は難しいところです。言えることは、バッテリー電気自動車がこの先10年で世界を席巻するとまでは言えないが、確実に単年度のシェアをアップしていくということです。モーター車市販で先頭集団に遅れ始めた日本メーカーは、この先どのように巻き返しを図るのか、現在はその戦略がいまいち見えないのが不安ではあります。

マガジンXが記事にしたビッグモーター熊本浜線店について、国交省は本日、指定取り消しを発表しました。

ただ数を集めるだけでなく、エンジニアが働きやすい環境をどこまで提供できるかが問題です。 新卒重視、男尊女卑、パワハラ体質の風土がクルマ業界には根強く残っています。そこをどれだけ払拭できるか。

昨日は会見傍聴の後、メーカー数社の関係者と意見交換しました。細かいことは書けませんが、自工会側が面着を入れずオールリモートで対応したことについて、「誰が質問の手を挙げているか分からない。MCの意図を感じる」の私の意見に反対はありませんでした。

損保大手4社には、ビッグモーター関連で取材を続けています。 整備業界、修理業界の人手不足を考えれば工賃単価の引き上げは必要だと思います。 一方でビッグモーターやメーカー系列ディーラーの事故修理不正については徹底的に調査し、取り戻すべきお金は取り戻して欲しいと思います。 手抜き修理されたクルマも特定し、再修理もしなければなりません。 自賠責保険を舞台にした自動車保険獲得競争にも歯止めが必要でしょう。損保業界の信用回復が急務です。