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アイスランドでまた火山噴火=昨年12月以降4度目
風戸 治フリーランスの翻訳家
欧州で最多の33の活火山を抱えるアイスランドは、地球儀を見れば分かるように北極圏の南限、北緯66度33分のすぐ南のへりに浮かんでいる。 このニュースが伝えるとおり、活発な火山活動が絶えないその一方で、国土の約一割は氷河に覆われており、まさに「火と氷が同居する」、実に特異な島である。
記事に添えられた溶岩流の写真は、ユーラシアプレートと北米プレートの接点に位置するこの国が、双方の動きによって常に東西方向の力を受け続ける、世界屈指の地質的不安定ぶりを象徴するようで、見れば見るほど強烈な印象で以って私たちの脳裏にしっかりと焼き付けられる。
翻って我が日本も、北米・ユーラシア・フィリピン海の三つのプレートが地下深くでせめぎ合う接点にあるだけに、アイスランドで今 展開中のこの光景がいつ起きないとも限らない。 富士山の噴火が、折に触れてニュースなどで取り上げられる近年、私たちもそんな「万一の日、時」に備え、火山関連の報道には日頃から目を向けておくべきだろう。
スウェーデン、NATO正式加盟 32カ国に拡大
風戸 治フリーランスの翻訳家
欧州の安全保障にとって、まことに歓迎すべきスウェーデンのNATO(北大西洋条約機構)正式加盟である。 以前の投稿でも書いたが、これでバルト海は西側陣営が睨みを効かせる海となり、ロシアはバルト三国などを侵攻したくてもまるで手を出せないこととなる。
唯一の気掛かりは、NATOへの不信を隠そうともしない D.トランプ氏が、今年11月の米国大統領選挙でもし当選した場合、彼がこの西側軍事同盟にいったいどんな姿勢で臨むようになるかだ。 まさかV. プーチン大統領率いるロシアを結果的に利するような愚行に及ぶことはないとは思うが、短期的な損得勘定しか頭にない軽はずみな彼だから、この辺は何とも予測がつかないのが本当のところだ。
中国、2024年の国防費は7・2%増 前年と同じ伸び率を維持 全人代開幕
風戸 治フリーランスの翻訳家
所詮 全国人民代表大会など、共産党中央、端的に言うならそれを率いる国家主席習 近平が 前もって決めた事どもを、「仰せ畏み」とばかりに唯々諾々と追認するだけのシロモノだ。 およそ真の議会とは縁遠い、名ばかりで意味のない「議会」であり、なればこそ「ゴム判議会」「翼賛議会」などと揶揄され、愚弄されるのである。
さて、今日から始まったそんな自称「議会」が、国防費を昨年比7.2%増の 1兆6655億人民元、 邦貨換算 34兆8000億円にしたというが、太平洋とインド洋への道をしっかりと我が手におさめ、その上でユーラシアをはじめとする東半球での絶対覇権を我が物にしたい北京なら、むしろこの額でも「到底不十分」に映るだろう。
今や己れの野心を少しも隠そうともしない、この巨大な全体主義国家と「一衣帯水」の位置にある我が国としては、防衛費の一層の増額は勿論のこと、尖閣列島など南西方面への備えを重点的に行ない、更には中国を専門とする情報機関を新設、その要員の育成を何よりも急がなければならない。
中国、24年成長率目標は5%前後 経済モデルの転換目指す
風戸 治フリーランスの翻訳家
記事についた写真は、北京の人民大会堂の前で起立した公安警察の要員だろう。 だが四年前、自国が世界中くまなくばら撒いた呼吸器系感染症がとうに終息したというのに、この四人は恥も臆面もなく仲よく揃ってマスク姿だ。 こんな息苦しくむさ苦しいものを着けてカメラに収まるとは、官民問わず衛生観念が低劣で、いずれまた新手の感染症を生み出しかねない中国に、いかにも、いかにもお似合いのひとコマではないか。
もう一つ。 今なおマスクなしでは何も出来ず、一歩も外に出られないという、少なからぬ数の日本国民にとっては、まことに、まことに嬉しい光景だろう。 とりわけ見苦しく不愉快な心象を与える黒マスクを、この期に及んでまだ好んで着けたがる連中にとっては!
「過疎地に国力を注ぐ必要はない」って、本当ですか? 反論に続々と思い出が集まった【能登半島地震】
風戸 治フリーランスの翻訳家
「過疎地に国力を注ぐ必要はない」か… 。
同じ日本人なのに、こんなことをいう不埒な輩がいる事実に、私はただ愕然とするほかないが、この種の人間はまず十中八九以下のような思考しかアタマの中にないのだろう。
1. 悪い意味での経済一辺倒
2. 過度の効率性重視
3. 金とモノが 価値判断の殆んど全て
4. 大都市、とりわけ東京偏重
5. 上記の基準に合わないものは 一切切り捨てる
そして
6. 他者の痛みがまるでわからない
幸い私の周囲にも、知っている範囲内にも、こうした手合いは誰一人いない。 能登地震に対しては義援金を送る以外何も出来なかった私だが、こんな人にあるまじき考えを持つような人間でなかったことは、本当に何よりだったと思う。
習近平氏の中国経済運営、国民生活を直撃-政策転換が不満や痛み招く
風戸 治フリーランスの翻訳家
この記事だけでも十分読む価値があるが、その後についた五つの関連記事にも目を通して行くと、中国の経済、社会、更に政治に至るまでの様々な問題点を概観できて、まことに興味深い。
早い話が、国家主席の習 近平は経済や社会の諸問題については度し難いほどのオンチであり、それはいわゆる「ゼロコロナ」政策一つ見てもよくわかるくらいだ。 そんな彼が何より重視しているのは、ただ自身の絶対権力の維持と永続化であり、他はつまるところ二次的、三次的なものでしかない。
米国と並び立つ超大国を夢見るその足元で、次々に表面化してくる経済、社会の難問の数々。 あらゆる大国は国内問題が直接、間接の原因となって衰退と崩壊への道をたどる以上、この記事が伝える中国の「いま」は、コロナウイルス禍をもたらした張本人たる習 近平の専制体制の今後を考える上で、幾多の示唆を私たちに与えてくれる。
スウェーデンNATO加盟、ハンガリー議会承認-最後の障害クリア
風戸 治フリーランスの翻訳家
紆余曲折はあったが、これでスウェーデンがNATO(北大西洋条約機構)の一員となることが確定し、ロシアにとってはバルト海が事実上塞がれたのも同然となった。 ただ気がかりなのは「米国第一」を掲げ、NATOに対し冷ややかな姿勢を見せる、共和党の大統領候補指名争い一番手のD. トランプ氏の存在だ。
もし同氏が大統領に返り咲いた場合、欧州同盟諸国の折角の団結にヒビを入れ、ウクライナ侵略を続けるロシアを利する展開になる、最悪の事態も十分あり得るだけに、今年11月の大統領選挙に向けた彼の動き、とりわけ民主党の現職 J. バイデン大統領との鍔迫り合いからは、ますます目が離せなくなって来た。
月面探査機「SLIM」復活 マイナス170度の「月の夜」を越える快挙
風戸 治フリーランスの翻訳家
大気のない月の表面温度は 昼は110度に上がる一方、夜は零下170度まで下がり、その差は何と280度にも達する。 こうした酷烈な環境にも関わらず、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた無人探査機SLIM の太陽電池が再び動き出し、眠っていた機能を回復させたことは、本当に素晴らしいの一言に尽きる。
この先 幾多の試練はあるだろうが、米国、ロシア、中国、インドに次ぐ世界五番目の月面着陸、しかもピンポイントに近い見事な着陸を成し遂げた以上は、その持てる力を十二分に発揮して、我が国の宇宙科学の水準の高さを余すところなく内外に示してくれるよう、心から望んでやまぬ次第だ。
中国でキリスト教徒200人拘束か オンラインメディア報じる
風戸 治フリーランスの翻訳家
キリスト教徒だろうが何であろうが、とにかく共産党の意に沿わぬ者は、誰一人決して、決して容赦はしない。 それが、時代錯誤の毛 沢東主義者にして 偏執的な中華復古主義者の国家主席 習 近平の近年の姿である。
香港への弾圧とその中国化に成功した習 近平は、以後ますます自身の独裁体制と全体主義支配を強化しているが、もしそれがいつまでも上手く行くとでも思っているのなら、せいぜい死ぬまでそう思っていればいい。 この手の人間は、一生自らの思考回路とその所産たる行動様式に囚われ続けるがままなのだから。
だが たとえ自身は悪運に恵まれて 独裁者のまま生を全うし得たとしても、歴史の裁きからは決して逃れ得ることは出来ない。 自国民をはじめ、後世の人々からは必ずや、以下のような峻烈な評価が下され、その汚名は未来永劫消えることなく中国史と世界史に残り続けるだろう。
「呼吸器系感染症を世界中にばら撒くなど、中国の真の国威を貶め、国の品格に泥を塗り続けた、暗愚極まる無知無能な暴君」
中国、豪作家に執行猶予付き死刑 スパイ容疑、豪政府は抗議
風戸 治フリーランスの翻訳家
国家主席の習 近平率いる中国共産党にしてみれば、彼らにとっての「違法行為」を働けば、最悪の場合死刑がやって来るぞよ、と国の内外に「高らかに」宣言したつもりだろう。 しかしこの前近代的な振る舞いが、結果的に自国の対外的な印象を更に損ない、ただでさえ悪い対中感を一段と深めるだけに終わるという事実には、まるで気づかない、また気づこうともしない。
まさに愚の骨頂というほかはないが、これが「4000年の悠久の歴史」とやらを誇るこの国の、偽りなき「いま」の姿なのである。 国家の品格という点では全く以って下の下、 金とモノだけは有り余るほど懐ろにあっても、国際社会での地位はただ堕ちるばかりの自国の現状に、この国の人々が気づき、声をあげるのに、この先いったいどれだけの歳月を要するのだろうか。
探査機SLIM、日本初の月着陸 太陽電池が電力発生せず
風戸 治フリーランスの翻訳家
元日に起きた能登半島地震と、それに続く羽田空港での衝突事故によって立ちこめた暗い思いを一気に吹き飛ばすようなこの快挙に、一日本人として心からの祝意を表したい。 旧ソ連、米国、そして同じアジアの大国 中国とインドに続く世界五番目の無人探査機月面着陸は、間違いなく宇宙開発の歴史に 永くその功業が刻み込まれることとなる。
これを契機に、日本政府にあっては我が国の誇る宇宙科学分野に対し今後ますます予算を重点配分し、月をはじめとする太陽系の諸天体への無人探査、更には将来を担う有能な若手宇宙科学者の育成に力を入れるようにしてもらいたい。 いくら優れた技術や頭脳があろうとも「先立つもの」が潤沢でなければ如何ともし難いのは、宇宙開発にも等しく言えることだからだ。
中国の出生数、建国後最少に=晩婚化も進展
風戸 治フリーランスの翻訳家
ここに報じる事どもが事実なら、中国の出生率の低下は今後十年、二十年の間、全く回復の見込みがないままの状態が続く。 特に6年後の2030年に、出産適齢期の20〜39歳の女性人口が2020年比で19%も減ってしまうとは、ただ驚き以外の何物でもない。
14億の人口による国内市場を武器に世界第二位の経済力を築き、合わせて宇宙開発などに示される世界屈指の科学技術力をも手にした中国だが、人口減少の加速化はこの一見向かうところ敵なしに思えた異形の大国を、内側から徐々に、しかし確実に蝕む癌となった形だ。
国家主席習 近平率いる共産党中央も、自国の人口問題の深刻さを理解し、あれこれ対策を打ち出してはいるようだが、そんな彼らに記事最後の段落の一文はいったいどう受け止められることだろうか。
「政府の取り組みで人口減を食い止めた成功例はまれだ。」
もし今の情勢に歯止めがかからないなら、習 近平が殊更力説してやまぬ「中国夢」の実現は 所詮絵に描いた餅に終わる。 ましてアジアに君臨し太平洋を二分して米国と並び立つ超大国になることなど、何をか言わんやだ!
NORMAL
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