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【超入門】本当のESGランキング
松沢 優希NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット マネージャー
わかりやすい記事。後からちょくちょく参照出来そうです。
最近、iDeCo(個人型確定拠出年金)で選べる投資ファンドに、ESG関連商品が一気に増えました。国民年金・厚生年金と同じく、長期投資が前提になっているので、中長期を含めた企業活動の向上を目指すESGと親和性があることが感じられます。
航空機をリサイクル、日本初のビジネスが離陸
松沢 優希NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット マネージャー
これまでも航空機のリサイクルをしている会社は、ほんのわずかながらありましたが、民間旅客機を本格的なビジネスとして取り扱うのが日本初ということかと思います。
航空機の製造シェアはアメリカが高く、世界の飛行機の墓場もやはりアメリカが多いです。
自動車と同じく、航空機の処理も中古パーツの再利用に向けたビジネスと、素材の処分・リサイクルによるビジネスに大きく分かれます。
航空機部品メーカーが近年積極的に部品のリマニュファクチャリングに乗り出していることもあり、取り出されたパーツの流通は比較的活発に行われる印象ですが、部品取りの後の機体は放置され、スペースがなくなるなどでやむを得なくなってから解体されているところが多いです。今後航空機機体のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)利用割合が高くなるなどして、なおさら処理がしにくくなるでしょうから、ここで日本が得意とする徹底的に素材毎に分けたうえでのリサイクルや、現在開発中のCFRPなど処理困難素材のリサイクル・処分技術をうまく活かすことができるとよいと思います。
気鋭ブランド「CFCL」が見た「国際標準のサステナビリティのリアル」
松沢 優希NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット マネージャー
B corp認証を取得している企業は、必ずしもファッションブランドだけではありません。日本が取得した5企業も業界は様々です。世界3500社以上の企業や団体が取得しており、日本はアジアの中でも台湾、韓国、中国、シンガポールなどに後れを取っている形です。どうしても日本企業は日本語での監査が不可能な認証にあまり積極的ではない傾向がありますが、B corp認証はガバナンス、従業員、コミュニティ、環境のテーマへの取り組み度合いが見られ、ESG投資やSDGsと切っても切り離せないものですので、今後は取得を目指す事業者も増えてくると思われます。
まだ浸透していない認証だからこそ、苦労して取得している事業者を応援するとよいと思います。アルファベットのBが丸で囲まれている認証マークが特徴で、パッケージの裏などに記載があります。
質問の傾向として、継続的に向上していこうとする努力をしているかどうかも含めて評価しているところがポイントです。「環境」分野は主にエネルギー、水、廃棄物の効率化・削減状況を見るような形ですが、社会的な要請によって求められる水準が年々高くなるため、事業者としては更新審査毎のレベルアップが求められてくるでしょう。「ガバナンス」や「従業員」は、その職場が自由で働きやすいかどうかがかなり表されるような質問項目となっているので、就職活動の参考になると思います。
サステナブルなマイボトル用麦茶が新登場!“ポンッ!でおいしい”『水出しでおいしい麦茶 マイボトル用』を3/1新発売:時事ドットコム
松沢 優希NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット マネージャー
環境意識の高まりや、事業者・自治体のペットボトル自主規制、給水サービスの開始などにより、マイボトルはより身近なものになっています。一方で、マイボトルにしたいけれど、自宅でお茶を作るのが面倒なのでペットボトルを選択する、という層に有効な商品です。
ところで、ごみからのマイクロプラスチックの発生を強調する記事となっていますが、合成繊維を使った市販のティーバッグからお茶を抽出するだけでも、百億単位のマイクロプラスチックが放出されるという研究結果もあります。
マイボトルからマイクロプラを連想する層は、こういった情報も気になっていると思いますので、気づかないうちに排出される二次的マイクロプラスチックに対しても考慮する必要がありそうです(本商品が合成繊維製かどうかは商品情報を見ても確認できませんでしたが、多くの商品は合成繊維が使用されています)。
貝印、紙カミソリを商品化。ハンドルが紙製で組み立て式
松沢 優希NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット マネージャー
電動でないカミソリの使用期間は平均して2週間程度と推奨されています。こういったライフサイクルの短い日用品を脱プラスチック化していくことのインパクトは大きいです。また、低価格化が実現できれば、ホテルのアメニティなどにも活用できそうです(環境のためアメニティは積極的に配布されなくなりつつあるのが世界の潮流ですが)。
耐水使用ということで、樹脂コーティングはされているように見受けられますが、将来的にはリサイクルも念頭に置いているとのこと。技術的にはリサイクル可能でも、(牛乳パックと同じリサイクルラインに載せるにしても)回収ルートを作ることや消費者への周知に骨が折れると思いますが、再資源化可能となればさらにサステナビリティのアピールができるでしょう。
貝印の紙カミソリの詳細記事はこちら
https://www.wwdjapan.com/articles/1147171

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