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学校の「中退」1000人以上増、なぜ?
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
正直、「留年したから」とは、何らかの行動の結果でもあるので、なんて留年したかも問わないと根源がわからない。他の中退理由も絡むのではないかと思う。
コロナのここ2年というのは、学ぶ意欲を失わすのに十分な影響があったのは確か。それでこの割合でしか増えてないことは不思議。休学はもっと増加率高いはずなので。
留年率が低い大学だと、留年で落伍者の感覚に陥るかもしれない。実はフォローも必要だとは思うが、なかなか個への対応は大学はしにくいもの。学生数が多ければ尚更。
就活生が志望企業を「ベンチャー」に変えた瞬間
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
みん就の前にはjobwebがありました。
みん就立ち上げの伊藤将雄もjobwebに関わってましたが。
Web2.0のものとも言えますが、学生が情報に影響される面は変わらず。企業主導の情報発信も、あまりにナビサイトに依存していて、きれいに美しくしすぎなのかもしれません。
謙虚に等身大の姿を表すことで、志望者も減るかもしれませんが、ミスマッチやリアリティショックを防ぐには一考に値するかと思います。
大学等での就活指導も、内定を目指しすぎず、その先の就業したあとのことも考えるべきでは?外部にすべてをお任せしすぎなので、学生も学ぶカリキュラムなどにも通じた学内のリソースでも支援できる仕組みが必要かと思います。
削られる大学教員の研究時間、会議など負担に 政府が対策検討
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
私は特任でありながら、常勤ですし、学内の委員会の委員にもなっています。ただし入試には関わっておらず、共通教育で研究室に学生もいないので、卒論指導もありません。特任の条件からすると、仕事させられすぎな感もあるので良し悪しですが。
しかし、専任の先生方は研究以外の教務や大学運営にも関わるので負担感ハンパないと思います。たまにFD(いわゆる研修)で知り合いの先生とあっても「忙しい、忙しい」で、可哀想になります。研究成果では学内のエース級なのに。
なんとかならないものでしょうか。
コアコンピタンスに労力(エフォート)かけられる環境が取り戻せますように。

【リポート】慶應大、東洋大。「学習歴アプリ」が就活を変える
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
就活の前段階とも言えるものの、初年次教育も兼ねてることもあるキャリア教育にて、学修歴(講義でのアウトプット、要するにレポートとかワークシート)を保持するシステムを使用して講義してます。数多の大学で死屍累々としてるポートフォリオではあるのですが、今後、インターンシップや就活に活かすべく、展開を考えてるところで、この記事でいいアイデアを得ました。必要なことは、就活のときに創り出すのではなく、すでにあるもの(それまでの学生生活で積み重ねてきたもの)から選びだす作業かと思います。講義での成果物と評価(自己評価と他者評価、教員からの評価は成績にも関与するので考えどころ)が参照できるといい。課外活動も振り返りの機会を設けて記録しておくといいだろう。
実は、こういうのは就活だけでなく、その後のキャリアを考える上でも有効です。なので、大学に閉じたシステムにするよりも卒業後も使えるアプリの方がいいかもしれない。
ビズリーチがやると有効な気がするけど。
「評価される論文」に必要なのは、中身よりも「型式」である
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
コンサルのピラミッドプリンシプルもそうですが、基本的には、ロジック(論理的)としての構造化が求められるところなのが、文章作成方法だと考えています。
結論→理由→根拠の構造ができていなければ、よんでももらえない。しかし、日本の学生は、文章の書き方を学んできていない。学んでいない中、学校で課される文章というのは、作文であり、感想文。文章の構成については、なんら言及されない。大学の英語の講義でパラグラフライティングを知ったとしても、日本語にまで拡張できていないのが悲しいところ。私が担当するキャリア教育科目が1,2年次履修対象なので、講義の中で文章の書き方を行っています。が、もうちょっと、世の中全体として意識していかないと、いつまで経っても文章苦手な人をつくりだすだけなんではないかな。

【大澤正彦】研究者の世界には「成功」も「失敗」も存在しない
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
最近、某誌の取材を受けて、「ラベルをつけると議論がしやすくなるが、ラベル付けしたグループとそうでないグループが出来て、利害関係がある場合対立が生まれる」みたいなことを話しました。成功もそうなると思います。
他方、コーチとしてラグビースクールで子どもに接するときに、チャレンジしようと伝えています。失敗はするものだし、失敗はいっぱいしたほうがいい、失敗することで次にするときに考えるし、次のチャレンジにつながるから。失敗は、その試行だけで見れば失敗ですけど、長い目で見れば過程の一部でしかない。それは失敗の対比となる成功もおなじなのではないかな、と思います。むしろ、成功してふり返らない方がよくないのかもしれません。
人間万事塞翁が馬とは良く言ったもので、その通りかな、と思います。ただ。日の目を見ずに終えたのは、ただただ報われなかったと思わざるを得ないのかもしれません。しかし、そこから生まれるイノベーションもあるかもしれない。将来は今よりも少しでもよくなる、と前向きにチャレンジし続けることが必要だな、と思います。
【学生あるある】あなたにとって最高だった授業は?
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
生物学特別講義IVだったかな。
最後のレポートとして、骨相学とかの疑似科学とその影響について書いたんだけど、自分なりにいろいろと調べて書いたので、非常に充実感あふれる講義の記憶がある。数少ないいい成績であった。
もとい。
自分も講義として評価される側なんですけど、こういったところに担当科目が出るのかどうか、考えるとあまり前向きには考えられない。学生の皆さんにとっては週10数コマあるうちのほんの1コマ。それが4年間なり6年間で印象に残る講義になるのであれば本望だが、むしろ、専門科目などでそういった印象に残る講義、先生に出会ってもらいたい。

【図解】「学習歴社会」の到来で、教育、就職、評価はこう変わる
マツキ トシノリ電気通信大学 特任准教授(キャリア教育・教育工学)
大学では、ポートフォリオというもので学習歴を積み重ねる取り組みを行ってきているけど、死屍累々です。要するに、システムは作るけど、学生にも教員にも使ってもらえない。
私のキャリア教育科目で積み重ねたアウトプット(レポートやワークシート)を今後の科目履修や、研究室配属や大学院進学、就活に役立たせるべく、新しいポートフォリオの確立に取り組んでいます。今から新たに始めるものではなく、すでに講義でのアウトプットはあり、それらをどのように今後活かすかという仕組みとロジ、制度の部分が試されていると考えています。現時点では、アウトプットの内容をお伝えすると興味持っていただける教員の方はいらっしゃる。あとは学生にメリットを伝えて、活用をするよう仕向けることですね。なんとか形にして、学生の皆さんにプラスになるものにしたいです。
他方、学習歴ということでは、私の担当科目で成績がよかった学生(秀や優の学生)についてバッジを与えて、今後の就活などで活かせるようになればいいなあ、と考えたことがあります。少なくとも、キャリアの講義15回で、全て出席し、全ての提出物を提出し、内容の書かれ方も構造化された文章で仕上げられ、講義の中でのグループワークや発表にも前向きに参加した証です。評価していただける企業さんがいると、面白いのですが。。。
一般的に、学習歴という言葉ですと、自発的に学んだ(習った)というニュアンスになりますが、個人的には、学んだことをどこかで認証する仕組みも必須と考えています。オンラインで動画流しているだけで学べるはずはないですから。ですので、誰がどのように認証するのか、という部分は結構重要です。認証機関の信頼性による学習歴の格差も生じそうですけど、そもそも学ばない人も多い中で、それは誤差程度です。まずは、人生学び続けることを意識づけることが必要かと思います。

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