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森発言から透ける「オールド・ボーイズ・ネットワーク」
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
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経団連、初の女性副会長 IT大手DeNAの南場氏
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
個人的には、なんで、DeNAが? というのはありますが、意思決定の場に女性がいることが、単に、女性活用をしてますよ、とのポーズを示すためではなく、日本株式会社の今後の命運を左右することだという認識に基づくものであるとしたら、大きな一歩だ、ちょっと遅いけど。
ところで、会員に占める女性の割合はどのくらいなんだろう?
日本書籍出版協会の理事会で、私が初にして唯一の女性理事だった時は、正直、女性としての存在感をあまり示せなかったが、私の後、三人になった今は、女性の視点としての一定の発言力を持っていると聞く。
副会長だけでなく、要職に、少なくとも三人の女性が必要だろう。
講談社売り上げ、電子書籍・権利ビジネスで紙を上回る
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
もともと書籍の売り上げは、全体の25%程度で、あとはコミック、雑誌、広告収入、ロイヤリティ。それでも小学館、集英社に比べれば書籍の割合が大きく、それが売上の足を引っ張ってるとは、すでに20年前から、社員が半ば冗談のように言っていたこと。
もともと日本における電子書籍の売り上げの8割はコミックで、世界的にも稀有な状況。雑誌売り上げに占めていたコミックの主戦場が電子書籍となれば当然だろう。
また、海外への版権売りについては、3、4年前から過去のものも含めて一気に積極的攻勢に出て、長年の赤字から脱出したと聞いている。過去のものを売り尽くしたとしても、版権のアドバンスは高騰し、また各国に市場が広がっているものと思われる。
なぜ「笑い声」?女性蔑視発言と日本の病理をジェンダー論で見る
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
今回のことででてきた論点が、一般女性の視線でよくまとめられた記事。
「 今回の森氏の発言や、そこから派生して起きた政治家や財界人の発言、辞任の遅れや後任人事まで、一連の出来事のすべてが、異質な意見を取り入れずに同質的にまとまろうとするドメスティックで男性中心的な日本の組織・社会の病理を象徴しています。だからこそ、多くの働く女性たちの日常の経験に重なり、批判の声が広がったのだと思います。」
まさにその通りだ。付け加えることがあるとしたら、実は、その同質おっさん中心の組織から排除されているのは、女性だけではなく、昭和おっさん的価値観を共有しない(多くは40歳未満の)男性たち、外国人たちもである、ということだ。
今回の出来事についての意見を求めることは、私にとって、一つのリトマス試験紙となっている。昭和おっさんの世代でも、森発言に憤り日本の行く末を案じている男性もいれば、「笑い」を漏らしている男性も、さらには女性もいる。でも40代未満の男性の多くは、私の味方だ。アメリカでの黒人差別に対するデモに多くの白人Z世代が参加していたように。
今回ことが大きくなったのも、SNSの影響もあるが、それを問題と捉えて大きく報道するメディア、そのメディアの中の人の存在も大きい。
この変化に期待したい。
マツキヨHD 減収減益に マスク需要も“外出自粛”影響
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
インバウンドの激減によるものだということはわかるが、マツキヨ以外のドラックストアチェーン、2019年の売上げでは、1位のウェルシア、2位のツルハ、3位のコスモスは、どうだったんだろう?
プチプラ化粧品はあまり必要としない消費者のひとりとしての目で見ると、ウェルシアのようなわくわく感には欠け、コスモスの安さに負けている。先駆者としての功績は偉大だが、後続のチェーンと比較しての強みが、立地以外に見えてこない。
我が家の近くでも、マツキヨの斜め前にコスモスがやってきた。お客の入りは似たようなものだが、わたしは、駅から一瞬遠いにもかかわらず、コスモスに行く。台所用品が安いのと、食品が豊富、レジの数が多く、店員がフレンドリーだからだ。
さて、わたしがマツキヨの経営陣だったら、どんな手を打つだろうか……。
森会長が辞意 五輪組織委、女性蔑視発言で引責
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
どうせなら、女性にしてほしかった。女性と言っても、男社会のやり方に染まっている人では逆効果だが、少なくとも対外向けにはよかっただろう。今回の件で、海外からの日本の評価は再び落ちてるらしいから。
国内については、たとえ形だけでも彼の辞任が、一つの大きな契機となることを願う。というか、今ならできる。日本型の料亭意思決定、会議しゃんしゃんの後進性の改革が。そして、右にならへの遺憾表明を出したスポンサー企業の中でも、その慣行がもはや通用しないものとされることが。女性管理職比率30%達成の前倒しと、現在4.9とされる女性役員の比率が北欧並みに40%台となることを。
森会長発言 スポンサー70社にNHK取材 36社「発言容認できず」
干場 弓子ディスカヴァー・トゥエンティワン 共同創業者
スポンサー企業としては、このプロトタイプ共有のような遺憾表明を出すことで、スポンサーしていることによる逆ブランディング効果をなんとかくいとめようとしているというか、存在証明というか…。ほんとうに容認できないと思っているのかどうか、怪しいものだというのが、第一印象です。無回答の企業よりはましですが。
森さんの辞任すればいいというはなしではない、というこえもあり、確かにそうですが、女性差別発言が社会では容認されないことを印象づけるためには、やはり辞任してもらうべきだと思います。
そして、ひょっとしたら、政治を含む、日本のあらゆる(旧来型の)組織に蔓延しているであろう、旧来型の男性社会による物事の進め方がもはや通用しない、ということをひきつづき明らかにしていく必要があると思います。
すなわち、森会長発言が象徴しているのは、単に、女性侮蔑ということにとどまるものではなく、自分たちが築いてきた組織論、権力の構造に邪魔なものを排除するためのものであり、その攻撃の対象は、女性に留まらないと思うからです。

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