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『保身 積水ハウス、クーデターの深層』変われないこの国を描く骨太の経済ルポ
HONZ
坪田 信貴坪田塾 塾長/ビリギャル著者
この書評を読み、あまりにも面白そうだったので 即Kindleで買って今読んでいます。 要するに、通常の不動産取引ではあり得ない行程を踏んで、 社長決裁に至り、地主本人からの内容証明すら「怪文書」扱いして、 地主と合わないまま取引を進めて、見事に60億ちょっと騙された積水ハウスの社長が、逆ギレして会長を解任したという話。 モリカケの問題とかとも通ずる話で、いわゆる「社長案件」と現場は認識して忖度をし、9つもあった「怪しい」というシグナルを無視して突き進んで騙された積水ハウス。 しかし、取締役会では、社長解任の動議が否決されて、逆に会長が解任される。 なぜなら、社長子飼いの取締役たちは、同じく「社長案件」に突き進んで責任問題になるから。自分たちの保身のために、それを正そうとしてきた人を解任するという手段に出て、なぜか「ガバナンスをただそう」と主張するというウルトラC。 ただ、正直言って、これはどこの会社でも起こりうることだし、なんというか起こっているんだと思う。 現実として、社長がやるぞ!と言ったことを「手続き上問題があるのでNO!」と言えるサラリーマンっているんですかね。 で、社長だってさ、大きい企業になればなるほど、いちいち精査してられない。だけど、スピード感を持って「勘で」勝負することも必要になるでしょう。 モリカケの問題とは明確に違うのは、「社長自身が決裁してる」のか、「首相は知らないまま勝手に部下が忖度したのか」の差だとは思いました。 積水ハウスのやばいところは、 調査委員会で社長の解任が求められたのに、その後の取締役会で責任逃れのためにそれを否決しているということ。 これぞガバナンスの欠如ですよね。(なのに「ガバナンス改革のためにそうした」と主張しているのが滑稽で仕方ない) なんのための第三者委員会なのか分からない。 ただ、よくある話なんだろうなーと思いながら読んでおります。 面白いです。
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