中谷 元

弊社でもnotionなくてはならないツールになっています。社内ナレッジや勉強会のコンテンツ、議事録からオフィス近辺の飲食店情報まで、何でも集約。階層的な整理と、一覧性どちらも持たせることができるのが気に入っています。 スタートアップであっても入れるべきツールの一つだと思います。

製造業とブロックチェーンの相性はとても良いと考えています。 理由として １．関係者がグローバルに多く介在すること ２．高単価のアセットを扱っていること ３．モノづくりからコトづくりへの変革過渡期であること が挙げられます。 ブロックチェーンと製造業のグローバル事例を80超リサーチしたところ、多くはサプライチェーン領域と、サービス領域（売った後のビジネス）が占めていました。 とくにサービス領域においてのブロックチェーンは、いままでの”モノづくり”から”コトづくり”へと変革していく際のキーテクノロジーとなるでしょう。 TOYOTAをはじめとした日本の製造業がブロックチェーンに取り組んでいくのは歓迎すべき流れと考えています。

記事で紹介されているLayerXさんだけでなく、 ブロックチェーンのベンチャーとマイクロソフトとの連携は多岐にわたっています。 こちらにマイクロソフトと連携したブロックチェーン スタートアップ企業をまとめていますのでよろしければご覧ください。 https://baasinfo.net/?p=1703

BaaS（Blockchain as a service）の1つであるAmazon Managed Blockchainが、AWS CloudFormationをサポートしたことを発表しました。 これにより、AWSの環境構築にテンプレートを使用することが可能となり、環境構築の効率向上や、手動による環境構築エラーの防止を減少させる効果が期待されます。 AWSを使っている企業も多い中、ブロックチェーンを試してみようという方には追い風になるのではないでしょうか。

マイクロソフトとブロックチェーン分野で、提携した企業がまとまっています。国内の主要どころをうまく抑えているなという印象。 大手がこういったエコシステムを作ろうと積極的なのは、ベンチャーにとって大変ありがたいです。 弊社も認知、教育でお世話になってます。

ブロックチェーンで実現できる機能の1つである”マイクロペイメント”を活用したサービスが1年足らずで終了とのニュース。 期待していましたが、思ったほどにサービス利用が広がらなかったということでしょうか。 ビットコインをはじめとした暗号通貨は、通常の仕組みに比べ送金手数料が低く設定できます。さらに、ライトニングネットワークといった技術を活用し、より小さな送金が安価に実行可能になります。ブロックチェーンのユースケースとして期待されていますが、LINEはサービスから撤退し、ウォレットや金融回りなど、よりコアな部分に注力していくようです。 この分野は、ブロックチェーン利用の前段階として、マイクロペイメントで支払いや報酬を受け取るというサービスを根付かせる必要があります。また、マイクロペイメントがゆえに、うまくスケールする仕組みを組み込まないとインセンティブが弱くなってしまう傾向にもあります。youtubeのように、スケールする仕組みと組み合わせることで、ワークするビジネスモデルを組むことが重要となるでしょう。

Proptech(不動産テック)の分野でもブロックチェーンの活用が始まりました。 ブロックチェーンは、新しいプラットフォームを構築したり、置き換えではなく再構築するタイミングに向いています。 これらは、実はブロックチェーンでなくても実現できることなのですが、ブロックチェーンのほうが、簡便に構築出来たり、仕組み構築のコスト削減やサービス提供リードタイムの削減にも寄与します。 また、ブロックチェーンならではとして、多数のステイクホルダーと情報を共有できるようになることで、例えば賃貸契約に紐づいた保険や付帯サービスを”契約年数”に応じて割引する、なんていったサービスも考えることができるようになります。 現行の不動産の賃貸借契約では、宅建士による対面での契約に関する重要事項説明が必要となるので法改正も含めた動きが必要ですが、そういった動きを加速してくれることを期待しています！

ブロックチェーンスタートアップのGincoさんと共同でイベント実施します。ブロックチェーン導入をお考え（だが、ブロックチェーンがいまいちわからない）の方向けに、ブロックチェーンの基本から実装方法までレクチャーします。ブロックチェーンのベンチャーが集うコワーキングスペースHashHubで実施しますので、ネットワーキングにもご活用ください。

ご好評いただき、事例などを増やして再度開催する運びとなりました。ブロックチェーン学習初期に躓きやすい技術の話や導入におけるビジネスメリットの話をします。